2024サウジカップ予想とその他の展望




海外馬券対象となるサウジカップ。
海外競馬は暫く見るだけでしたが、今年は少しは書こうと思います。

キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われるサウジダービーからサウジカップまで海外馬と予想的なものです。本家サイトは使いにくい。。。

サウジダービー(G3・ダート・1600m)

出走日本馬
サトノフェニックス(栗東・西園 正都厩舎) J.モレイラ騎手
セットアップ(美浦・鹿戸 雄一厩舎) 横山 武史騎手
フォーエバーヤング(栗東・矢作 芳人厩舎) 坂井 瑠星騎手

オッズは大体こんな感じ

日本のフォーエバーヤングが1番人気。

相手筆頭がBook’em Danno(ブックンダンノ)
こちらは3戦2勝。前走G3のスプリント戦フューティリティSを6馬身半で勝利。
短距離しか走ってないのでマイルでどうでるか?距離が違います。

アメリカからのBentornato(ベントルナート)もセットアップに次いで人気しています。
こちらはデビュー4連勝して距離を伸ばした前走のリステッドで3着してここ。

このレースは4連勝目を決めた7F戦。こちらも距離がどうですかね?

他にもアルゼンチンのG2を勝って前走UAE2000ギニー5着のOasis Boy(オアシスボーイ)なんかも上位人気になっています。

上位ライバル勢がこぞって距離が短いのしか走ってないのもあり、ここはフォーエバーヤングはかなりチャンスじゃないかなーと思います。

 

リヤドダートスプリント(G3・ダート・1200m)

出走日本馬
ケイアイドリー(栗東・村山 明厩舎) C.ルメール騎手
ジャスパークローネ(栗東・森 秀行厩舎) 団野 大成騎手
リメイク(栗東・新谷 功一厩舎) 川田 将雅騎手

こちらも日本のリメイクが1番人気になっています。

相手とみられているのは7連勝中のSkelly(スケリー)
重賞は去年の4月のCount Fleet Sprint(G3)を2馬身1/4で勝利。

前走はKing Cotton Stakes(LS)をきっちりと勝ちました。

こちらも連勝中のBold Journey(ボールドジャーニー)。

鮮やかな追い込みを決めたAqueductのFall Highweightハンデ(G3)。
この後同じ競馬場でのリステッドを4馬身半で圧勝してきています。ここにきて上昇ムードです。

 

ドバイから7歳馬Tuz(タズ)も有力馬です。
前走のDubawi S(G3)を8馬身半で圧勝してきました。

Rebellious Stage(レベリアスステージ)は前走この競馬場のスプリント戦を勝ってここへ。
ジャスティファイ産駒。

全体的に「G3」ってメンバーですね。
リメイクはここなら格上なのは頷けます。

 

1351ターフスプリント(G2・芝・1351m)

出走日本馬
アグリ(栗東・安田 隆行厩舎) C.ルメール騎手
ウイングレイテスト(美浦・畠山 吉宏厩舎) 松岡 正海騎手
バスラットレオン(栗東・矢作 芳人厩舎) 坂井 瑠星騎手
ララクリスティーヌ(栗東・斉藤 崇史厩舎) C.デムーロ騎手

ここはゴドルフィンのMysterious Night(ミステリアスナイト)が1番人気です。
読み易い名前で助かるわ。

今年に入ってメイダンで2連勝。
前々走はリステッドを4馬身差。前走はAl Fahidi Fort(G2)を1番人気に応えて勝利。
一応2歳時にG1勝ってるけど、去年は全然いい結果は出ておらず、ここに来ての上昇はあります。

去年の英1000ギニー3着馬のMatilda Picotte(マチルダピコット)
前走は昨年のニューマーケットのG2を1着。前々走はドンカスターのJapan Racing Association Sceptre Fillies Stakes(G3)を逃げて勝利。JRAの名前のあるレースを勝ってます。
ただ、G1でバリバリという馬じゃないですね。

7歳馬の古豪Art Power(アートパワー)
前走は昨年の英チャンピオンで―で超人気薄ながらQipco British Champions Sprint Stakes(G1)を勝利。
前走まぐれとは言いませんが、そこまで強いスプリンターではありません。

他には去年のキングズスタンドS(G1)3着のAnnaf(アナーフ)など。

スプリントでも1200mじゃないので、アグリやウイングレイテストなどは当然勝ち負けでしょう。

 

ネオムターフカップ(G2・芝・2100m)

出走日本馬
キラーアビリティ(栗東・斉藤 崇史厩舎) C.デムーロ騎手
スタッドリー(栗東・奥村 豊厩舎) W.ビュイック騎手
ハーツコンチェルト(美浦・武井 亮厩舎) J.モレイラ騎手

ここはLuxembourg(ルクセンブルグ)が待ち構えています。
メンバー的にはさすがにここでは格上です。

Luxembourg(ルクセンブルグ)は前走香港カップ(G1)2着。
2歳時にフューチュリティトロフィー、3歳時に愛チャンピオンS、4歳時にタタソールズゴールドカップを勝っています。
去年の価値はそれだけですが、プリンスオブウェールズS、愛チャンピオンSでの2着もあり、欧州中距離界で屈指の存在です。大して調べる必要が無い馬なので楽です。

相手筆頭にThe Foxes(ザフォクシーズ)
去年の英ダービー5着馬で前哨戦のダンテS(G2)の勝ち馬。北米のベルモントダービー(G1)にも遠征し2着。前走は1/25のAWの一般戦を走って3着。

Spirit Dancer(スピリットダンサー)は昨年のバーレーンでのBahrain International Trophy(G2)を2馬身1/4差で勝利し、今年はジェベルハッタ(G1)を3馬身半差の4着。

バーレーンのレースですが、Point Lonsdale(ポインドロンズデール)なんかもいてそこそこのG2でした。

昨年のドーヴィル大賞(G2)を勝ったJack Darcy(ジャックダーシー)もそこそこ人気です。
ただ、この馬もG1という感じはしない。

全体的にG2らしいメンバーとも言えます。
イメージはドウデュースが出ていた京都記念的な。

ハーツコンチェルトはダービー3着馬ですからね。
弱いと言われる4歳牡馬ですが、ここでルクセンブルグに肉薄でもできれば、、、という期待をしてます。

 

レッドシーターフハンデキャップ(G3・芝・3000m)

出走日本馬
アイアンバローズ(栗東・上村 洋行厩舎) C.デムーロ騎手
エヒト(栗東・森 秀行厩舎) 川田 将雅騎手
ブレークアップ(栗東・森田 直行厩舎) J.モレイラ騎手
リビアングラス(栗東・矢作 芳人厩舎) 坂井 瑠星騎手

長距離のハンデ戦です。

人気は日本にもいたでお馴染みのTower Of London(タワーオブロンドン)。
去年の英セントレジャー4着。59.5kgのハンデなので、菊花賞4着馬のリビアングラスより0.5kg軽いですね。

トップハンデは62kgのGiavellotto(ジャヴェロット)
3200mのヨークシャーカップ(G2)を勝ち、グッドウッドカップ(G1)で5着。

これはあまり興味がそそられないので、調べるのはあんまりしない。
アイアンバローズがどういうレースをするかが楽しみではあるけど。

 

サウジカップ(G1・ダート・1800m)

出走日本馬
ウシュバテソーロ(牡7歳 美浦・高木 登厩舎) 川田 将雅騎手
クラウンプライド(牡5歳 栗東・新谷 功一厩舎) J.モレイラ騎手
デルマソトガケ(牡4歳 栗東・音無 秀孝厩舎) C.ルメール騎手
レモンポップ(牡6歳 美浦・田中 博康厩舎) 坂井 瑠星騎手

メイショウハリオは取り消しましたが、揃いました。

ライバル筆頭は昨年のBCクラシック(G1)の勝ち馬White Abarrio(ホワイトアバリオ)
元々トップオブトップのレースだとイマイチでしたが、去年の夏から徐々に上がってきたのでしょう。
相手は正直例年に比べて超強力ではなかったと思います(デルマソトガケもウシュバテソーロも含め)が、それでもBCクラシックを勝ち切りました。先行できてレースは上手。これは前からそのイメージです。

年明けのペガサスワールドカップ(G1)を勝ったNational Treasure(ナショナルトレジャー)も上位人気です。
昨年はプリークネスS(G1)を勝ち、BCダートマイル(G1)でハナ差2着。
アメリカ馬らしい馬ですね。

前走1/20のルイジアナS(G3)を5馬身3/4差で圧勝してきたSaudi Crown(サウジクラウン)
昨年はペンシルベニアダービー(G1)を勝ってBCクラシックに挑むも10着と大敗。
2着のRed Route OneはG3とかは勝ってるけどプリークネスSで4着、ベルモントSで8着。勝ち方は立派だけど相手としてはやりやすかったと思います。

去年のゴドルフィンマイル(G2)を圧勝後暫く出てこないで、年末のアルマクトゥームマイル(G2)を楽勝してきたIsolate(アイソレイト)
この馬はこの時期しか走らないので、注目しています。

ペガサスワールドカップ2着のSenor Buscador(セニョールブスカドール)。
BCクラシックは7着、オーサムアゲインS3着とちょっと足りません。

勝ったのはサンディエゴH(G2)。
このレース4着にDefunded(ディファンデッド)。去年のペガサスワールドカップ2着馬なので、そんなにヘッポコレースでもない。
そのDefundedは前走はオーサムアゲインS2着。

 

予想

Isolate、National Treasure、レモンポップ辺りが前に行き、その後ろにWhite Abarrio、デルマソトガケ、クラウンプライド。中団にウシュバテソーロやSenor Buscadorという展開でしょう。

ダラダラと流れる感じは一切ありません。
BCクラシックみたいなレースになるんじゃないかな。

◎ デルマソトガケ
〇 ホワイトアバリオ
▲ ウシュバテソーロ
△ レモンポップ
△ ナショナルトレジャー
△ セニョールブスカドール
注 アイソレイト

デルマソトガケはBCクラシックでもそうですが、粘って粘ってというのができますし、展開に左右されにくいと思います。軸としては、という意味で本命。

ホワイトアバリオも同じですね。ある程度前を行かせてというのが安心感があります。
ただ、中東遠征はデルマソトガケの方が得意じゃないかということで対抗。

ウシュバテソーロは頑張ってほしいですが、追走は2000mの方がやりやすいかなということでこの順番。

レモンポップも強いものの日本では先手が取れましたが、ここは取れないと思います。
そうなった時の心配から3番手以内にはなりませんでした。

ナショナルトレジャーは前走も含めてそこまで個人的にはパッとしないのでここに。
前崩れの時のセニョールブスカドールと本当に楽に行けた時のアイソレイトは注意したいです。
クラウンプライドは去年より成績の流れが悪いというか、前走がスイスイと前に行けてないので下降線に入ってしまったかなということでここでは軽視します。