2018香港国際競走 展開予想+阪神ジュベナイルフィリーズも少々




今週はG1が香港と阪神ジュベナイルフィリーズとありますが、阪神ジュベナイルフィリーズは難しいので香港中心に。
阪神ジュベナイルフィリーズは展開予想はしません。

ま、特に信頼していないでしょうし、特に影響はないでしょう。
なんせ自分が一番信用していない。概してこういう時の方が当たるもの。

頭数も少ない馬が多い香港の方を。

馬場状態は先日の12/2のシャティン競馬場の芝コースは3レースありました。
クラス4(500万位)/1400m/1:21.98/1番手の馬が逃げ切り。2着は3番手の馬
クラス3(1000万位/1000m/56.96/中盤5,4,3番手の馬が上位3頭
クラス3(1000万位)/1400m/1:21.93/最終コーナー位で3,4,5番手の馬が上位3頭

例年通りこの競馬場は追い込みは決まりません。
基本的にスプリントなら1:08.5付近、マイルなら1:33.5付近が求められる高速馬場です。
ご存知日本はゲートから5m走って時計計測ですが、香港はゲートが開いたタイミングと同時。
日本の方が全体的に時計が速くなるのはこれの影響もあります。香港測定なら日本と香港はそこまで大きな違いにはならないと思います。スプリンターズステークスとかは特に。

こういう馬場なので、先行して粘る馬が怖いです。

2018 香港ヴァーズ(G1・シャティン・芝2400m)

日本からはリスグラシューとクロコスミアが出走します。
リスグラシューは12番、クロコスミアは最内1番ゲートからの出走です。

人気はヴァルトガイストですが、凱旋門賞→ブリーダーズカップと転戦してのココですので、余力がどこまであるか?ですね。

逃げ :⑪クロコスミア
逃げ後:③サルウィン、⑨リヴン、⑭ロストロポーヴィチ
先行前:②パキスタンスター、⑤ミラージュダンサー
先行後:⑬ラトローブ、⑩リスグラシュー、⑫エジーラ
中団前:①ヴァルトガイスト、⑥イーグルウェイ
中団後:⑦レッドヴァードン、⑧プリンスオブアラン
後方 :④エグザルタント

としました。
香港のサイトは割といい加減なので、少し考えながら。

逃げるのはクロコスミアでしょう。1枠に入ったし、岩田騎手思い切っていくと思います。
並びかける程の逃げ馬はおらず、最近差し気味のサルウィンや外目からスタミナには自信はあるけど…のオブライエン厩舎ロストロポーヴィチも前に行くのかな。

いい時は積極的に前に行っているパキスタンスターにミラージュダンサーも前目。
リスグラシューは真ん中位には入りそうですし、ラトローブもこの辺り。まぁこの辺はごちゃごちゃしてそうです。ヴァルトガイストもこの辺。

後方に大外スタートのプリンスオブアランにエグザルタント。最後方はエグザルタントか?というとかなり自信が無いけど、比較的追い込みをするタイプなので。

ペースはクロコスミアが握ればエリザベス女王杯は再現程度でしょう。
62秒位。ここのレコードが2:25.10ですが、今年の馬場ならここ2年と同様に2:27.0を切れると思いますので、比較的軽い馬場でもいける口が有利です。

4コーナー付近まではあまり動きもなさそうで、最後の瞬発力勝負。
あまり後ろからだと届きにくいレースにはなると思います。エリザベス女王杯みたいに。なのでクロコスミアも割といいです。

恐らく軽い馬場も得意そうなヴァルトガイストもいい脚で伸びてきそうですが、前に行って粘れるサルウィンを初志貫徹で本命に。
バリバリの欧州馬ですが、父は名マイラーのCanford Cliffs(キャンフォードクリフス)。全然子供は走らないけど、この馬がなんとか父にG1を届けてくれる?かな。
展開は向くと思うんですけどね。凱旋門賞も最後地味に伸びてきてたし。

◎ ③サルウィン
〇 ①ヴァルトガイスト
▲ ⑬ラトローブ
△ ⑩リスグラシュー
△ ⑭ミラージュダンサー
注 ⑪クロコスミア

対抗にはヴァルトガイストを。そりゃ強いもん。ここに入れば格上なのは仕方ない。
3番手に愛ダービー馬ラトローブ。1回走って仕上げてきた感じもしますし、距離が伸びるのはプラス。

リスグラシューは前走位走れればいい所があると思います。引き続きのモレイラ騎手は心強い。
前にクロコスミアがいれば、あれだけ競った馬です。ある程度射程に入れながら進むでしょうし。

ミラージュダンサーは枠順は外目ではありますが、内の9番ゲートのイーグルウェイ、10番ゲートのエグザルタント、12番のリスグラシュー。外は14番のプリンスオブアランと多分少し下げるタイプが左右に揃っているので、この枠でもすんなり走れるかな。同じフランケル産駒でもロストロポーヴィッチよりはスピードタイプに見えるので、どちらかと言えばこちらを上位に。
ただ休み明けがどうなるか?ですが、そこはスタウト厩舎でライアン・ムーア。整えてくるでしょ。

注意でクロコスミアを。逃げて粘れるか?だけですが、こちらも割と粘れると思います。

ミラージュダンサーは道中はいい位置にはいそうですが、外々を終始走ってしまい、やや苦しいかなと思って下げました。

2018 香港スプリント(G1・シャティン・芝1200m)

ファインニードルが出走します。12番ゲートと少し苦しい枠になりました。
ただ、10番、11番、13番が0勝の中、12番は1勝2着2回あります。外枠の中では数字だけ言えば恵まれている方です。

逃げ :⑤ホットキングプローン
逃げ後:①アイヴィクトリー
先行前:④ビートザクロック、②ミスタースタニング
先行後:⑩リムズクルーザー、⑥ファインニードル
中団前:③ディービーピン、⑫リトルジャイアント、⑨ピンウースパーク
中団後:⑧ウィナーズウェイ、⑦サーダンスアロット
後方 :⑪ボーンインチャイナ

ホットキングプローンが思い切って行くでしょう。
11番ゲートだけど、行くしかありません。

絡むのはテン乗りのルメール騎手で少なくとも今シーズンはイマイチと言わざるを得ないアイヴィクトリー。
それにビートザクロックやミスタースタニング、リムズクルーザーにファインニードルと言った馬が先行馬を狙います。

その後ろに追い込みディービーピンにリトルジャイアントなどなど。
前が速いですが、スプリント戦なので、ある程度の位置には居たいです。ただ、スプリント戦の方が追い込みは届きます。

逃げるホットキングプローンを巡る争いなのは確実で、4コーナーでもし早々にアイヴィクトリーが沈むと圧勝もあり得る馬場です。

◎ ②ミスタースタニング
〇 ⑤ホットキングプローン
▲ ③ディービーピン
△ ⑥ファインニードル
△ ④ビートザクロック

としました。

本命はそれでもミスタースタニング。
前走はホットキングプローンと斤量差もありましたし、今年勝ててないけど最後交わせると思って本命。

対抗は逃げるホットキングプローン。10戦9勝の馬ですが、前走はG2で半馬身差。ここが勝負の馬もいますので、誰かにはやられそうな気がします。

3番手に前走久々叩いてのディービーピン。
ペースが流れれば、前をまとめてのシーンも考えておきたいです。

ファインニードルも大崩れしないと思いますので、見せ場は春よりあるはず。
でも最後はちょっと及ばないかなぁ。多分時計が相当出るので、時計負けしそう。

ビートザクロックも強い馬なので、前に行って頑張ると思うものの、同斤量となると…。3着候補ですね。

アイヴィクトリーはやはり秋の負け方が悪いのでここは外しました。
ルメール騎手も別に気を使う事無く思い切って絡むでしょうから、現時点の調子だとこちらが先に潰れると思います。

2018 香港マイル(G1・シャティン・芝1600m)

日本からはペルシアンナイト、モズアスコット、ヴィブロスが出走します。

フルゲートの14頭立て。
レーティング上位のビューティージェネレーション、ペルシアンナイト、カミンスルーが揃って外枠。
日本馬もあまり前に行くタイプもおらず、最悪全部大崩れも。

逃げ :①ビューティージェネレーション
逃げ後:⑪ナッシングアイライクモア、⑦フィフティーフィフティー
先行前:⑥ビートザバンク、⑧シンガポールスリング、
先行後:⑫ホワットエルスバットユー、④モズアスコット、⑨サザンレジェンド
中団前:⑩インスオブコート、⑬ワンマスター、②ペルシアンナイト
中団後:⑭ヴィブロス、⑤ビューティーオンリー
後方 :③カミンスルー

こんな感じ?
かなり無理矢理7分割していますね。

すんなり外からビューティージェネレーションが行けると思います。内のナッシングアイライクモアは多少は行くタイプですが、外は下げそうですし、すんなり先手を。
こうなると止まらないでしょう。絡みそうなのもほぼおらず、無理矢理「逃げ後ろ」に馬を入れた位、絡みそうなのはいません。

スローの逃げ馬ではなく、1400mなら22.0を最初の2Fで切ってくるように、相当速い。
多少は離して逃げる事も考えておきたいです。そうなると後ろは多分無理でしょうね。

ペースはハイペースですが、くっついていけないと勝てませんので、負かしに行くとやられてしまい、着を拾いに行く馬が3着とかはありそうです。

◎ ①ビューティージェネレーション
〇 ②ペルシアンナイト
▲ ④モズアスコット
△ ⑤ビューティーオンリー
△ ⑧ワンマスター
注 ⑨サザンレジェンド

ここは荒れないと思います。

展開は逃げがビューティージェネレーションしかおらず、追いかけるのも少ないため、同斤量ではほぼ逃げ切ると思っています。
もっとガチャガチャされそうならまた違ったのですが、8頭位書いたら「あ、これ逃げ切るわ」と思いました。なので相手探し。

高速決着はお手の物の日本馬2頭のペルシアンナイトとモズアスコットが相手です。
ペルシアンナイトは外枠ではありますが、スピードはありますし、揉まれないのはプラスと考えたい。

モズアスコットは内側でまた揉まれそうではありますが、内を上手に突けば、ですね。ロスしてたらマイルCSの二の舞もあります。

追い込みが決まりそうなビューティーオンリーと、BCマイルよりは軽い馬場が絶対にいいはずのワンマスターが追い込んで3着候補。
サザンレジェンドはここに入ると少し格下感はありますが、春のチャンピオンズマイル3着ならやれてもいいです。

ヴィブロスは久々のマイルでこの馬場でこの相手だと、忙しいんじゃないかなー。
後方で良く伸びたけど、勝負ありの段階だった、ということがありそうなので無印に。

2018 香港カップ(G1・シャティン・芝2000m)

日本からはサングレーザーとディアドラ、ステファノスと登場します。
ワーザーが回避したのもあり、9頭立てと寂しいですね。日本馬がいないと相当しんみりとしたメンバーです。

ここは日本馬上位をきっちり占めるでしょう。サングレーザーもですが、ディアドラは相当強い。

逃げ :②タイムワープ
逃げ後:⑧グロリアスフォーエバー
先行前:⑦ステファノス
先行後:①サングレーザー、⑥ストーミーアンタークティック
中団前:⑨ディアドラ
中団後:③ノーザンスーパースター、④シーズンズブルーム
後方 :⑤ゴールドマウント

逃げるのはタイムワープですが、全弟グロリアスフォーエバーは絡みます。同じ血統ですが違う馬主です。兄弟ですが敵です。

縦長の展開になりますね。
ステファノス、サングレーザー、ディアドラが中団で、後方にシーズンズブルームとかゴールドマウントとかの追い込み勢。

タイムワープがとにかく負ける時はぼろ負けという馬です。
前走はビリですが、勝ち馬から22馬身遅れていますので、ビリもビリ。楽に逃がすと面倒だから、マルターズアポジーを連れて行けば全然問題なく共倒れしてくれたのに。

グロリアスフォーエバーは格下なので、絡んでいっても先に潰れると思います。
ステファノス、サングレーザー、ストーミーアンタークティックがタイムワープの後ろにいて、その外からディアドラ。

直線は多分ディアドラとサングレーザーの戦い。タイムワープが逃げ粘ればその2頭をやっつけているでしょうが、今回はないかな。

◎ ⑨ディアドラ
〇 ①サングレーザー
▲ ⑤ゴールドマウント
△ ⑥ストーミーアンタークティック
注 ②タイムワープ

ディアドラが強い、という先入観がどうしてもあるため、本命。
サングレーザーを見ながらレースを進めれば、最後は交わせると思います。

対抗にサングレーザー。こちらも強いので、勝利してもなんてこともないです。
少ない頭数で逃げ馬もしっかりしており、多くの馬が力を出し切れるはずで、力を考えると崩れにくいかな。

一発あるならタイムワープですが、追い込み鋭いゴールドマウントも怖いです。
昨年は香港ヴァーズ5着ですし、春のQE2世Cも2着と好走しています。

力は劣ると思いますがストーミーアンタークティックも欧州G1で崩れていませんので、勝ち切れるイメージは全くありませんが、3着位は十分あると思っています。

タイムワープは作戦はしっかりしています。結果どうなるかわかりません。「信じようと、信じまいと」の世界。

第70回阪神ジュベナイルフィリーズ

難しいですね。

前々日はクロノジェネシス、ダノンファンタジーが1番人気。
シェーングランツとロマン枠のタニノミッションが上位人気です。

シェーングランツは前半がかなり心配ですし、タニノミッションは上位人気は母人気もあるでしょう。あの勝ち方は安田記念を思い出しましたし、母によく似ています。

◎ ⑬ダノンファンタジー
〇 ⑪ビーチサンバ
▲ ⑫レッドアネモス
△ ②ジョディー
△ ⑨クロノジェネシス
△ ⑰トロシュナ
注 ⑯グレイシア
ロ ⑩タニノミッション

としました。

安定感ならダノンファンタジーが一番でしょう。
時計も東京でデビュー戦でグランアレグリアには負けたものの1:34.0を切っていますし、ここで大負けするイメージはないです。
前走も余裕たっぷりの勝利で、距離は少なくとも延びるのはプラス。

対抗はビーチサンバ。
アルテミスSでもいいレースをしていましたし、先に抜け出す感じがここでもいい勝負になるでしょうね。
遠征もなくなりますし、いい勝負のハズ。

3番手にレッドアネモスを。
時計は大したことないですが、コントラチェックがサフラン賞勝ってここに出走していたら3番人気位だったでしょうね。
それをきっちり押し切って、その後ろは3馬身以上差をつけていますので、地味ですが3着位には入りそう。

ジョディーは逃げた前走の内容は悪くなく、時計もしっかりしていますのでレッドアネモスと比較すると下に見えますが、そんなに差がある感じはしません。
13番人気と人気はないですが、時計的にはやれてもいいです。

クロノジェネシスも強いですが、あの切れ味勝負とはこのマイル戦は少し違うと思います。
前半は今までにない流れになると思いますので、どこまで対応できますか?ね。

穴っぽいので言えば大外からデビュー戦を突き抜けたトロシュナとアルテミスSで大崩れしてしまったものの、そんなはずはないと思っているグレイシア。前走は内で辛そうでしたので、外枠なら面白いと思います。

ロマン枠でタニノミッションを。
難しいと思いますよ。インヴィンシブルスピリットの仔となって、マイル位で抜群の走りをするかもしれませんし。

シェーングランツは前半がモタモタしているのがこの馬場だとマイナス。
武豊騎手だと後ろから外回して4着とかになりそうなので、印からは外します。でも念のため買う。タニノミッションは買わないけど。