第18回 ジャパンダートダービー レース回顧

第18回 ジャパンダートダービー(Jpn1・大井・ダート2000m・良)

ダービランスが出走取消で12頭で行われた今年のジャパンダードダービー。

中央からゴールドドリームやストロングバローズ、ケイティブレイブにキョウエイギアなど、オープンを勝利してきた馬が揃い、非常に楽しみな1戦です。
東京ダービーをいきなり圧勝したバルダッサーレや、東海地方で猛威を振るっているカツゲキキトキトなども出走してきました。

今年は用事があって行けませんでした。
毎回競馬ばかり行ってられません。

細かく見れてないのでレースだけを振り返ります。

スタートは実況にもありましたが、外枠2頭が好スタートを切りました。
前走後ろになってしまったダノンフェイスも好スタートです。
一方で、ゴールドドリームはスタートが悪く、1コーナーまでの入りが非常に悪かった印象です。

ストロングバローズを横目見ながら、コパノリッキーのように外からケイティブレイブが先頭に。
内でダノンフェイス、カツゲキキトキトの後ろにキョウエイギア。そしてゴールドドリームまでが先頭集団です。

そこから離れてバルダッサーレ、ノーモアゲーム、モリデンルンバ、サブノクロヒョウ、キーパンチャーにキタノアドラーブルという展開です。

ペースは非常に判断に困ります。

ケイティブレイブは非常に良いペースで逃げました。ちょっと珍しいです。
なかなか大井の2000mだと帝王賞含めて見るようで見ない前半のラップです。

このレースの前半の1000mは以下の通りです。
12.3 – 11.5 – 12.5 – 12.8 – 12.7(36.3 – 61.8)

普通に見えますが、過去を軽く眺めてみると…
2015年 12.5 – 12.0 – 12.7 – 13.3 – 12.5(37.2 – 63.0)
2014年 12.1 – 11.5 – 11.9 – 13.3 – 13.3(35.5 – 62.1)
2013年 12.4 – 11.5 – 12.6 – 13.5 – 12.6(36.5 – 62.6)
2012年 12.4 – 11.3 – 12.4 – 13.8 – 13.4(36.1 – 63.3)
2011年 12.0 – 10.8 – 11.8 – 13.4 – 13.2(34.6 – 61.2)

4F目、大体1コーナーを通過した所からペースが13秒台にまで落ちる事が普通です。1つ前と比べると1秒近く落ちます。
これは帝王賞でも普通に起きます。今年の帝王賞はここを13.4で通過してますし、多くの馬がここでペースを落としています。

しかし、今年はそこまで落ちませんでした。
前半もそこまで「ゆっくり」という流れでもありません。逃げているのが武豊騎手ですし、乗っている馬がコパノリッキーと比較すればまだまだ半人前の馬です。
コーナーを走っていることを考えると、0.3秒しか落としていないのであれば、ほとんど息を入れる事無く走った感じがします。

後ろもそこまで離れていませんので、前半から一定のラップで走ることが求められました。
馬場が読みにくいですが、ここ数日東京はパラパラ降るだけだったので、普通の良馬場という感じです。
そう考えると、前半の流れは緩くなく、ある程度のスタミナは求められるレースにはなったと思います。

とはいえ残り600mを切った所でケイティブレイブが差を離しましたが、ここは13.0と落とした所です。
その中でゴールデンバローズの手応えがなくなっていますし、ゴールドドリームも十分な雰囲気ではありません。

それにしてもゴールデンバローズはバテるのが早いと思いました。
いくら例年に比べて流れたとはいえ、こんなにバテてしまうものなのか?と。
もともと最終的にはマイル以下になりそうに感じていたものの、東京の軽めのダート向きなんでしょうね。大井の良馬場のダートだと同じダートでも別物なんでしょう。

直線は逃げるケイティブレイブがコパノリッキーの再現を狙うように4コーナーでリードを保って逃げ粘りますが、キョウエイギアだけが追い詰めます。
ゴールドドリームも内から行きますが差が詰まらず、ダノンフェイスも最内を狙いますが前との差が詰まるとは言えない走りです。
外から東京ダービー馬バルダッサーレもいい走りをしていますが、3番手争いまで。

最後はキョウエイギアが4馬身差の圧勝でした。
鳳雛Sを勝ってここです。伏竜S→青竜Sも好走していますので、3歳ダートOP特別で上位の馬ですが、ここまで圧勝するとは…。

3コーナー手前で外からバルダッサーレが行ったのを待ったのは1つ良かったでしょうね。
まだそこは12秒台のラップが続いていた所なので、そこまでは無理せず走り、4コーナーの落ちた所でジワジワと差を詰めていきました。
それでも外回っているので、ロスはあったはずです。
それでも直線は力強く走り、上がりは唯一の38秒台でした。
勝ち時計の2:05.7は馬場も良馬場ですし、このメンバーだともう少し出るんじゃなかろうかと思っていたので、「うーん、そうかー」という感じです。

母父パラダイスクリークに父ディープスカイです。なかなか活躍馬に恵まれなかったディープスカイが地方のダートで輝いています。
ノブタイザンも兵庫ダービーを勝ちました。サウンドスカイは今どうなってるか分かりませんが…。

ケイティブレイブは最後捕まりましたが、もう少し息を抜いて走っていたらどうなったでしょうか。
1400mまで良いペースで走った割には意外に後続が離れませんでした。
大井の2000mは今の段階だと気持ち長いんでしょうね。でも走りもいいですし、来年の帝王賞とか走っていても不思議ではありません。この馬は強くなりそうな気がしました。

ゴールドドリームは4コーナーの反応が前走と比較してしまうと悪いです。前半の行きっぷりも悪かったですが、4コーナーの方が顕著でした。
右回りとか距離とかではなく、東京の1マイルが相性が良過ぎるんでしょう。
パフォーマンスを落としているというより、東京1マイルだとワンランク上の走りができるだけで、これが普通なのかもしれません。
とはいえベースのレベルも高いので、軽いダートなら大井でも十分走れると思います。

バルダッサーレは東京ダービー馬の意地を見せたと思います。
仕掛けが若干早いか?と思いましたが、それでも最後までそこまで落ちていませんし、積極的に走って4着。
時計としては東京ダービーとほぼ同じ位なので、力通り走っただけとも言えなくもないですね。

ダノンフェイスは最内から狙うのはいいですが、止まりました。
同世代のトップと比べると、少し足りないレースが続いてしまっています。
母系が母のアイアムカミノマゴも母の母のアイアムザウィナーも母の母の母のブルージーンベイビーも1200m~1400mで走ってた馬だけに、距離が少し長いですかね。

ストロングバローズはある程度前を追いかけたとはいえ、書いた通りあまりにもバテ過ぎ。
体調が悪かったのかな?
アメリカのマル外の馬で、夏越すとサッパリの馬は沢山います。そうならないで欲しいけど、そうなる可能性も感じてしました。