第68回大阪杯 展開予想




馬場と天気

さすがに高松宮記念は雨が降り過ぎましたが、今回は大丈夫でしょう。
雨は降らない可能性がとても高いので、晴れて良馬場。

馬場は当日まで雨が降ってた重馬場の六甲Sで1:34.3。
馬場よりペースが上がらなかったからであり、上がりは上位陣は34秒台前半を使っています。

馬場の内目を通ったボルザコフスキーが抜け出していますし、毎日杯も馬場がアレですが最内をメイショウタバルが好時計での逃げ切り。坂井騎手は「内埒1頭分は良かったので」と言っていたように、全体的に悪くないと思います。

雨で1回使って中間も雨があって天気が良くなかったとはいえ、良馬場であれば「馬場が…」とは言えない状態かと。

メンバーの印象

巷で言われていますように4歳馬が不振です。

もし4歳馬がそこそこ重賞で勝ってたらその世代の皐月賞馬、ダービー馬が出てる訳ですから無条件で好メンバーと言えたと思いますが、仕方ない。皐月賞馬も菊花賞馬も勝ち切れませんでしたからね。ここで挽回してもらいたいですね。

有馬記念上位陣やジャパンカップ上位陣がドバイ遠征をしているのもあり、イメージは手薄感はありますが、それでもシーズン最初のG1でこんなメンバーが揃う国は日本以外ありません。

展開予想

逃げ馬不在ならまだしも積極的に前に行くという感じの馬もいません。
スタートして最初のコーナーでのワンツースリーを当てる3連単があれば相当難しいと思います。

先頭が決まれば後は大体想像しやすい(当たるかは別ですが)ものの、先頭が決まらないというのは展開を想像するのに苦戦します。
ああ、パンサラッサやマルターズアポジーが恋しい。

もう誰が逃げるのか分からないので、完全な妄想です。

ローシャムパークはそういうことはしたくないでしょうし、タスティエーラも逃げるというのはしなさそう。ジオグリフも先頭って感じはしないですし、ハーパーもスタート抜群ではありません。エピファニーは以前は先頭走ってましたが必死で教え込んでのココですので、「G1だから思い切って」とはしないでしょう。リカンカブールも前走前に行っている数字になっていますがスタートは決してよくありませんでした。

逃げ :⑨ステラヴェローチェ
逃げ中:⑤スタニングローズ
逃げ後:③タスティエーラ、⑦ハーパー、⑧プラダリア
先行前:②ローシャムパーク、⑥ジオグリフ、⑭エピファニー、⑮リカンカブール
先行後:⑪ベラジオオペラ、⑬ルージュエヴァイユ
中団前:①ミッキーゴージャス、⑩ソールオリエンス
中団後:④ハヤヤッコ、⑫キラーアビリティ
後方 :⑯カテドラル

としました。
これが当たったら3連単なんかより遥かにすごいわ。

前走のスタートと行きっぷりなら外からスーッとステラヴェローチェが行ってしまうんじゃないかなと思います。
スタニングローズも休み明けでこの枠なので、ちょっと促したら行ってしまいそうな予感。
タスティエーラ、ハーパーなんかも前で、それを見る形でローシャムパークとジオグリフ、エピファニー。
中団にベラジオオペラが控え、前走捲ったミッキーゴージャスは前半後ろでデムーロ騎手なので、途中で捲っていきそうですが、前半は内枠もあって後ろに。ソールオリエンスは最後方って訳にもいかんでしょうからこの位置。
キラーアビリティはサウジでスタートがかなり後手だったので、こうなってしまうかなと思います。

前半は1:01.1。
阪神競馬場がどよめきます。

馬群は密集して内回りの3コーナーへ向かう中、ミッキーゴージャスが前走の再現を狙って動き、それをきっかけに前が慌ただしく。
タスティエーラ、ローシャムパーク、ハーパー、エピファニーが動いて行き、4コーナーでは馬群が凝縮して直線へ。

逃げるステラヴェローチェに外からエピファニー、ハーパー、タスティエーラ、プラダリアといった馬が襲い掛かりますが、前走58.5で好時計で押し切ったステラヴェローチェです。そう簡単に交わせません。

馬場の真ん中から内目を通ったダービー馬タスティエーラが先頭に並びかけ、そのすぐ外からローシャムパーク。
外からプラダリアとベラジオオペラが来ます。間からハーパー、ルージュエヴァイユ。大外からソールオリエンスはまだ距離がある。

最後はタスティエーラがダービー馬の貫禄で半馬身差ローシャムパークを抑えて勝利。その内でステラヴェローチェが復調の3着。
ハーパー、プラダリア、ベラジオオペラと言った面々がなだれ込みます。ソールオリエンスは掲示板外に。

勝ち時計1:58.7。
良馬場としては物足りない感じでの決着。

◎ ③タスティエーラ
○ ②ローシャムパーク
▲ ⑨ステラヴェローチェ
△ ⑦ハーパー
△ ⑧プラダリア
△ ⑪ベラジオオペラ

スローの上がり勝負+ほぼ力差のない面々なので、ロスが無い方が有利だろうと。

本命はタスティエーラに。
中山は得意だと私は思っているので、阪神も大丈夫だろうという期待です。
弱い世代だと散々言われてますが、相手なりに走れるタイプ(ダービー馬へのコメントでないのは承知の上で)ですし、ある程度外のハヤヤッコが下げ、ローシャムパークと並ぶ感じでスムーズに最初のコーナーへ入れれば、スルスルと直線いけるんじゃなかろうかと。

対抗はローシャムパーク。
ロスなく進められるであろう枠で、タスティエーラのすぐ後ろについて直線まで我慢できてオールカマーの走りができれば勝ち負けできます。

3番手にステラヴェローチェを。
前走の走りは悪くなかったですし、展開は逃げる予想にしてますが、スタートも前走決まってあれだけ前に行ければある程度の位置から押し切れてもおかしくないです。復帰してから前に行けてますので、ここは展開が向くとみて。

△勢はまずはハーパー。
この馬も相手なりに走れてレースが上手。枠も悪くないのでスタートが決まれば前目につけて粘れるのではないかな。
ただ、ペースが緩むと思うので、切れ負けはイメージはあります。

プラダリアも△。
いい調子ですし、父ディープインパクトなのですが抜群に切れるタイプじゃないんですよね。
こちらも4コーナーで上がって来て「お!」と思って誰かにやられるという想像の方がしやすかったです。

ベラジオオペラも△。
前走差し切ってれば、、、なのですがこちらは昨年のダービーみたいなレースは結構走れるタイプだと思います。消耗戦よりは向くと思います。
内には入れないと思うので、ペースが緩んだらそれで外回して、というのがマイナスかなということでここに。

ソールオリエンスは無印。
このレースは後ろからドカンはキツイと思います。
ブリンカー付けたとはいえ、道中下げるでしょうし、スローで前がバテないから外を回すしかないレースになると思うので、届くか?と。

ジオグリフも復活してきた感じはするものの信用ならないので3連複の抑えが精一杯。いい時は結構大味のレースなので、今回のレースには向かないかな。

キラーアビリティはサウジで復活してきたように見えますがスピリットダンサーですからね。スタートも下手だったし。流れれば一発あるかもですが、スローでそこまでの違いは出せないと思っています。

ドバイはこちら。
ドバイで惨敗したらやらなくてもいい気がしてる。

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