第156回天皇賞(秋) 展開予想




またしても週末の雨予報です。
ここまで週末に雨が集中してしまうと本当に困ります。せめて平日に降ってくれれば…。満足に洗濯したり布団干したりもできず。

そんなこんなで天皇賞です。
馬場は現時点では良馬場です。2歳未勝利で上がり34.1が出ていますので、先週の菊花賞のあの馬場を見ていると、麻痺しますが、やや重くらいで考えておくのが一番いいのかな?

→10/29追記:東京めっちゃ降っているので、やや重ではすみません。勝ち馬が変わるほどの雨です。。。厳しい週末になりました。

メンバーは揃ったと思います。
当然他にも何頭か出てほしかったと思う馬はいるものの、大方目ぼしいのはきちんと出走してきました。

ラスト3戦となったキタサンブラック。
そしてキタサンブラックとクラシックでしのぎを削ったリアルスティールとサトノクラウン。
悩めるダービー馬マカヒキとワンアンドオンリー。
ステファノス、ヤマカツエース、グレーターロンドンといった名バイプレイヤーのまま終わりたくない面々。

今週からBコース使用になりましたが、「向正面から3~4コーナー、正面直線にかけて傷みが残った状態です。」と発表がある通り、この土日直撃の雨は確実に馬場を悪化させています。そしてまた明日は雨予報。

展開予想です。

逃げ :⑪ロードヴァンドール
逃げ後:⑦キタサンブラック、

先行前:③ネオリアリズム、⑥ディサイファ、⑨ソウルスターリング
先行後:②サトノクラウン、④リアルスティール、⑫ステファノス、⑰ワンアンドオンリー
中段前:①サクラアンプルール、⑤ヤカマツエース、⑮マカヒキ、⑱シャケトラ
中段後:⑩ミッキーロケット、⑬グレーターロンドン、⑭サトノアラジン
後方 :⑧レインボーライン、⑯カデナ

としました。
16頭立て位にしてくれるとまだ書きやすいですが、18頭もいると困ります。2頭の差は小さくありません。

大阪杯はマルターズアポジーの後ろではありましたが、ロードヴァンドールは逃げられる、というか逃げるでしょう。
ペースは極端に流れることはなく、精々60秒を切る程度。前半は控えめに。

後半にかけて徐々にペースアップ。
キタサンブラックがロードヴァンドールをどう使うかが興味深い前半になります。
逃がしすぎると後方の連中との末脚比べになりますし、早めに交わしてしまうと各馬入り乱れたロングスパート合戦になります。

キタサンブラックとしたらロードヴァンドールが大逃げみたいに離れている方が自在に動けそうですが、すぐ前とかにいると仕掛けが遅れそうな気がします。前をかわいがりすぎて。そして今回はそっちになりそうな予感。

4コーナーで馬群がギュッと詰まり、ロードヴァンドールを交わしにかかるキタサンブラック。
それを外から末脚自慢の馬達が一気に襲い掛かります。
直線はキタサンブラックが早め先頭に立ち、並ぶようにネオリアリズム、内目からサトノクラウンにサクラアンプルールが顔を覗かせます。

しかし粘るキタサンブラック。簡単にネオリアリズムには抜かせません。
2頭が叩き合う中、外からソウルスターリング、その間からするするとリアルスティール強襲。

ふらふらとソウルスターリングがしている中、キタサンブラックをリアルスティールが交わし、ソウルスターリングの外からこちらもゴール前強襲のステファノス。
大外からサトノアラジンとマカヒキも伸びてきますが、前とは差があります。
最後はステファノスを半馬身振り切ったリアルスティールが1着、2着にステファノス、3着にゴール前クビ差だけ交わしたソウルスターリング。キタサンブラックは4着という予想にしました。

激しいゴール前でした。いいレースです。
「私の頭の中」という極めて狭い条件下ではありますが…。

勝ち時計は1:58.8。レース上がり34.6。古馬2000mにしては比較的スローで1200m位まで引っ張ったため、上がりの勝負になりました。

◎ ④リアルスティール
○ ⑫ステファノス
▲ ⑨ソウルスターリング
△ ⑦キタサンブラック
△ ⑮マカヒキ
△ ⑭サトノアラジン
③ネオリアリズム

としました。

リアルスティールはキタサンブラック、ディサイファ、ネオリアリズムが前に行く後ろのスポットとなるスペースを取れれば、2コーナーを上手く捌け、道中は内目をじっくり。
この馬はレースは上手なので、ジワジワと外目に持ち出して、外に1頭いても、4コーナーまではスムーズに進めらるのではないかと予想します。

直線はネオリアリズムとソウルスターリングの間をズバンと伸びてきられそう。ソウルスターリングがふらつくと思いますので、そのスペースの取り合いはこの馬が制しそうな位置にはまりそう。
毎日王冠では馬もしっかりしていましたので、見せ場がないということもないでしょう。

馬場の悪化はプラスにはなりませんが、昨年も良馬場発表でしたがそこまででもないという不思議な馬場だったので、あれ位走れれば勝ち負けはできると思います。

ステファノスは対抗で今年も惜しい結果になるのではないかな。
前走は前目からしっかり伸びました。周辺がロードヴァンドールが前に行き、ミッキーロケット、グレーターロンドン、サトノアラジンと比較的下げる組がいますので、外からでもしっかりポジションを取れると思います。
直線まではスムーズで最後の脚はしっかりしていますので、崩れす姿は想像できず。とはいえ勝ちきれる姿も想像できず。

3番手に紅一点ソウルスターリング。
前走負けましたが、東京の場合は外を走れればプラスになると思っていますので、今回はしっかり前がいて外から嫌らしく被せてくるのが目に見えているのがいないので、流れの中で外から被せられても前走とは全く違うレースになると思います。
走りはオークスで証明済みですので、あれだけ走れて勝ち負けに加われないとは到底思えません。
オークスはフラフラしてしまったのが気になっていて、あれがどこまで修正されているか?ですね。このクラスだと詰めに直結します。

キタサンブラックは4番手。
ブエナビスタも引退直前の天皇賞は4着でしたので…。
ペースの読み間違いが起きそうな予感がしています。「早め先頭で押し切っていれば」というレースになってしまいそう。
ロードヴァンドールがマルターズアポジーなら違うんでしょうが、平均位の逃げでいつでも交わせるが故に後ろを引き付けやすいですし、それがこの馬には大きなプラスにはならないはず。そんなことは当然武騎手は知っているでしょうけど。
キタサンブラックからしたら前が苦しそうに走られるとマイナスで、元気一杯で1000m通過からペースを上げる位だとプラスに作用しそうです。

マカヒキをその後ろに。
枠はプラスでもないですし、周辺が似たような連中が多いのもプラスではないですが、それでもダービー馬信じたいという一点で。展開予想でも何でもありません。
ただ、前走は変に上手にレースしようとしていた節がありましたが、今回は外から追い込む以外戦法はないでしょう。
それであれば言い訳はできません。

サトノアラジンは決まるか否かの一点だけです。
直線の走路は早めに確定できると思います。前がそこまでハイペースで崩れることはないと予想していますので、大外から一気となるとやや懐疑的。200m距離が延長されますし、前走の脚が使えるかな。

ネオリアリズムは前目でどこまで粘れるかになると思います。
東京2000mでキタサンブラックを交わし切って…というのが想像できなかっただけで、もしかしたら相当強いかもしれないということでの注意。
コーナー4つなら文句なしに強いと思う反面、東京2000mという舞台はこの馬には大きなプラスになるとも思えず。
後ろは当然ながら前も意識しないといけないレース。最後甘くなりそうな気はします。

 

天気次第で大きく変わるかもしれませんが、せめて今の状態であれば。
チョイ荒れしそうですが、ステファノスが10番人気ですし、仮にネオリアリズム-リアルスティール-ステファノスで決まったとして3連複が前日オッズで199.1倍。
「わからないけど、なんかわかる」という感じになりそう。