写真で振り返る 第29回NHKマイルカップ レース回顧




第29回NHKマイルカップ(G1・東京・芝1600m・良)

少し過ぎましたが、レース回顧です。
簡単に。

東京競馬場らしく、午後は風も出てきて、それでいて晴れていたので半袖で丁度いい気候。
この時期の東京競馬場が一番いいです。

馬場は先週よりかかっていた感じはしますが、古馬1勝クラスの1400mで1:20.1、古馬3勝クラスのマイル戦で1:32.5。
これで文句を言う人はいない良馬場。

返し馬はキャプテンシーがゴール前まで厩務員さんが引いていくという状態でした。
性格的に熱くなってしまうのでしょうが、、、

ファンファーレはこんな感じ。生演奏です。

スタートは大外のアルセナールが出遅れ。

反対にジャンタルマンタルがスッと好スタートを切り、イフェイオンやマスクオールウィン辺りも好スタートを切ります。

東京マイルはコーナーがある訳ではないので、ジックリ外から真っ直ぐジャンタルマンタルがマスクオールウィンの後ろに。その内側へアスコリピチェーノ。

内からボンドガールとキャプテンシーが前に行き、あまり激しい先行争いには戦前の予想通りならず、ペースは34.3。平均ペースです。
最後方ドカンが通じるペースではないですね。なので3コーナーの時点で後方組は結構厳しいなーと思っていました。

後方だとシュトラウスが抑えてましたが、G1でもこれだとね。
あれでは前に行くのを頑張った方がいい気がしますが、、、
スタートもゆっくりでるようになってしまったから前に行くというのも簡単ではなさそうではあるものの、勿体ないなーと思っています。

ジャンタルマンタルは好スタートから外目を走り、4コーナー手前では前を射程に入れながら。
誰かに差される可能性こそあれ、3着以内は間違いないよなという走り。ペース的にも。

直線に入ってアスコリピチェーノが行き場を失います。
ジャンタルマンタルがピタッと外に蓋をして、内側にはボンドガールとキャプテンシー。前にマスクオールウィン。

マスクオールウィンに余力があれば別ですが、無いので後ろにいるのも危険です。
どこかに行くしかありません。ルメール騎手、なかなか強引でした。

パトロールビデオを見れば原因も分かりますが、アスコリピチェーノが内に行こうをした時にマスクオールウィンも内に行ったので、余計進路がなくなりました。
むしろ先にイフェイオンがアスコリピチェーノに前に入られた影響の方が大きかった気がしますが、そこは被害馬に入ってないのよね。

外がジャンタルマンタルではなかったらルメール騎手も外を選択したと思いますが、外からじわっと蓋をされ続けるという思いもあったでしょうね。
実際に外から適度に離しながら内にジャンタルマンタルが内に入っているので、外に出してたら多分もっと出られなかったと思います。

キャプテンシーに脚が無かったのが幸いというべきか。
危険だったのは間違いありません。

200mでジャンタルマンタルが一気に抜け出します。それを追いかけるのはロジリオンとイフェイオン。外からチャンネルトンネルとコンバデカーブース。

アスコリピチェーノは結局200mをマスクオールウィンと同じ方向に動いていたので、ルメール騎手としては「捌けなかった」ということです。休み明けの影響かな?

200m丸々スピードに乗り切れずに離されました。それでも最後2着まで届いているので力は3着以下より上ですが、着差は乗り手の差ですね。このレースに限っては。不利をした側ではありますが、不完全燃焼でもあります。
これだけ走れれば来年のヴィクトリアマイルまで維持できれば主役で堂々と行ける力はあります。

イフェイオンもかなり走って5着。
安定して時計は出せる馬なので、良馬場であればしっかり馬券には加えたい1頭です。

ジャンタルマンタルが後続を離してゴールへ向かいます。

ロジリオンが頑張って走ってくれて3着。
東京だと安定して時計が出てましたので、好騎乗でナイスランです。
アスコリピチェーノが内に行ったのを見て外へ出し、内でごちゃごちゃしてる中、ジャンタルマンタルを後ろのスペースをしっかり確保。
左回りオンリーで走り、良馬場ならこちらも安定して時計が出るタイプなので、着順が悪いレースの後でも流れ1つで巻き返せる馬です。富士Sとかで頑張ってもらいたい。

ゴンバデカーブースは上がり33.9で4着。
色々頓挫があって苦しいかなと思っていましたが、立派ですね。
ゴール前まで伸びてますし、道中もリズムよく走れていました。4コーナーでちょっと鈍い所がありましたが、あれを見るともう少し距離があってもいいのかもとは思いますね。
マイルだと届かないレースが連発しそう。加速に時間がかかりそうには見えますので。

余力十分でジャンタルマンタルが1:32.4で駆け抜けました。
スタートから他の馬に何もさせなかったという勝ち方です。

勝ち時計的には極めて優秀とは言えませんが、スタートからのセンスの良さ、スピードを上げる所での反応の良さはここではレベルが違います。
「相手なりに走る」という種類の馬だと思いますが、その中でもトップクラスですね。

ただ、目標にされやすいが故に何かにやられやすいタイプでもあります。
レシステンシアとか、ダノンプレミアムとか、キセキとか。。。ああいう種類の匂いはします。

レースが上手だから小回りの中山で前に行って粘るレースの方が向いているのかなと思いましたが、走りを見ると東京の方がいいと思います。天皇賞やドバイターフとかの方が案外いい走りしそう。マイルだけだと勿体ないですね。

ウイニングランはこんな感じ。

世代のレベルは分かりませんが、ダノンマッキンリーやノーブルロジャー、ディスペランツァ辺りはほぼ出番なし。
ちょっとペースが上がっただけでこの位の数字しか出ないのであれば、古馬になって重賞で主役級になれるか?というと微妙。

後方に溜めた組は古馬になって3勝クラスやリステッドを簡単に勝ち上がれる力は現時点では感じませんでした。

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