凱旋門賞へ向けて。愛チャンピオンSとメイトロンS 回顧。

愛チャンピオンS(G1・レパーズタウン・芝1m2f・Yielding)

フランスのアークトライアルが寂しい中、揃いも揃って出てきました。
今年の外国のG1の中では恐らく最も面白いレースが展開されるでしょう。
少なくとも海外競馬での戦前のワクワク感は今年No1です。

馬場としては重と稍重の間という感じでしょうかね。Harzandは願ってもない馬場です。

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ほぼ説明不要な馬ばかりです。これだけ知ってると下手に紫苑Sを見るより分かりやすい。

3歳牡馬のエースとして古馬初対決の英愛ダービー馬Harzand(ハーザンド)
G1を6勝しているものの牡馬とG1走るのは初めての英オークス馬Minding(マインディング)
フランスから初めて国外に遠征となった仏ダービー馬Almanzor(アルマンゾール)。

上位人気の3歳馬はどれもこれもやってみないと正直分かりません。
Found(ファウンド)はセントレジャーの落馬の影響でヘファーナン騎手→デットーリ騎手に乗り替わりがあります。

また、The Grey Gatsby(ザグレイギャッツビー)は回避しましたので、12頭立てになりました。

Harzandのパドックです。

Success Days(サクセスデイズ)が逃げます。ペースメーカーも追いかけます。
New Bay(ニューベイ)が外でやや掛かり気味。Highland Reel(ハイランドリール)までが先頭集団。

Moonlight Magic(ムーンライトマジック)の青白帽子と並んでシャドーロールが揺れるHarzand(ハーザンド)

その後ろの内にMinding(マインディング)Hawkbill(ホークビル)、後方の外にMy Dream Boat(マイドリームボート)、後方にFound(フォウンド)、最後方外にAlmanzor(アルマンゾール)、内にSir Isaac Newton(サーアイザックニュートン)です。

ペースメーカーが先頭に立ちますが、内からSuccess Daysが先頭で直線に入ります。
New Bayがなんかいい感じに見えました。


Highland Reelが先頭に立つも外からNew Bayが先頭に。内を突いたMinding。

その3頭が先頭で並ぶのも束の間、大外からフランスダービー馬AlmanzorがFoundと共に飛んできました。

ゴールでは3/4馬身Foundの前に出ました。スミヨン騎手です。
Mindingは馬群を割ってくる根性を見せましたが2馬身3/4遅れた3着、4コーナーでいい感じだったNew Bayも頑張って4着。
重い馬場が大得意のプリンスオブウェールズ馬My Dream Boatも外から走ってきました。

勝ち時計は2:08.93。
2000年以降最も遅い勝ち時計です。
もちろん馬場もあるでしょうが、今年の英国とアイルランドは悉く遅いので、どうなんでしょうね。

“It was not easy before the race to think that we were going to win it, because it was a really tough Irish Champion Stakes, but we got lucky that the pace was strong and he was very relaxed at the back.

スミヨン騎手は前半ある程度流れていたので、後方でリラックスできていたので良かったと話しています。

全着順です。

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英国3歳牡馬で最先着がMoonlight Magicですからね。

Harzandは手応えが終始悪く、4コーナーでもやっと前のMoonlight Magicと叩きあうのが精一杯。
まだ瞬発力を見せたMindingは凱旋門賞に出れば可能性はあると思いますが、この走りだと私は当初の予定通り「切り」です。
全て上手くいっても上がり35.0前後の勝負になる凱旋門賞で切れ負けのイメージしか沸きません。

エクリプスSを勝ったHawkbillもいいところが全くありませんでした。

3歳牡馬の中距離のレベルは疑いの目を向けられても仕方ありませんね。
この日別のレースで英国ダービー2着のUS Army Ranger(ユーエスアーミーレンジャー)もきっちり負けましたし、英国際S、そして愛チャンピオンSの結果を見ると英国牡馬はどうでしょう。強く推せません。

 

さて、勝ったAlmanzorです。
当初は愛チャンピオンS→英チャンピオンSとなっていました。

「Arc or Champion Stakes」とありますので、一応は候補にも入れた様子です。
問題としては仏オークス馬のLa Cressonniereも同じ馬主(代表が違うだけ)なので、使い分けの観点もあります。
地元フランスダービー馬がアイルランドで好走してそのまま帰ってこないのもどうかと思いますが、距離もありますし。

オブライエンさんはFoundはArc(凱旋門賞)へ行くとのこと。Mindingはちょっとターゲットは未定だけどもう1回走る可能性あり。Idahoは愕然とした。Alice SpringsはQE2かBC(多分フィリーズアンドメアターフ)とのことです。

Mindingは良い馬ですが、2400mはそもそも距離が長そうなので、牡馬とやるなら2000mの方がいいと勝手に思っています。
なんか

Foundは今回の走りもですが、昨年は内で詰まりまくって9着だったので、私は出ればかなり怖い1頭だと思っています。
ただ、勝てるとは思ってませんが。

レース自体はメイトロンSも外差しが決まっているので、馬場の補正は多少あるかもしれませんが、でもHarzandは6馬身近く遅れてますからね。
ここから巻き返せるか?というと私は無理だと思います。

2016/9/11 現在の凱旋門賞のオッズです。
明日動くのはマカヒキが勝ってもあのメンバーだとほとんど動かないので、大体この感じで行くかと思います。

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メイトロンS(G1・レパーズタウン・芝1m・Yielding)

牝馬限定のマイルG1です。
Mindingが出てくれば様相はガラッと変わったとは思いますが、それでもこのメンバーは8頭ですがそこまで悪くないと思っています。

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人気はQemah(ケマー)です。コロネーションステークス(G1)→ロスチャイルド賞(G1)とG1を連勝中です。

persuasive(パースウェイシブ)はここまで5戦負け無しです。前走はG3を3馬身差で圧勝してきました。ここでトップクラスとの激突です。

Jet Setting(ジェットセッティング)は今年の愛1000ギニーでMindingを破って優勝していますが、前走のコロネーションSは負けてしまいました。

Alice Springs(アリススプリング)は英1000ギニー3着馬でファルマスS(G1)の勝ち馬です。

3歳牝馬のマイル路線を引っ張ってきた馬たちの戦いです。

スタートは遅れたQemahが最後方。

逃げるのはCreggs Pipes(クリグズパイプス)、2番手Devonshire(デヴォンシャー)、内でJet SettingHawksmoor(ホークスムーア)
後方グループの内に芦毛のPersuasive 、真ん中にQemah、外からNow Or Never(ナウオアネバー)、最後方にAlice Springsという展開です。

逃げる馬が頑張りましたが、外からJet SettingPersuasive が来ましたが、内の馬を後目に大外から紺色の勝負服Alice Springsがすっ飛んできました。
Qemahは少し追い難そうではありましたが、そこまで伸びず3番手でゴール。

勝ったAlice Springsはこれで14戦4勝と結構走ってます。2着とは3馬身1/4差でした。圧勝です。
G1は今年のファルマスS以来2勝目です。Danehill Dancerの肌にGalileo。
勝ち時計の1:42.08は時計がかかっています。最近だとずば抜けて遅い馬場です。

2着に初黒星のPersuasive 、3着にQemahです。

Jet Settingは6着に敗れました。

次はどうするんでしょうかね。
#ChampionsDayというハッシュタグがつけられていましたので、フランスはないですね。英チャンピオンデーのどれかでしょうね。

ここは勝ちましたが、他の馬との差もないし、このレースがハマったのも大きいと思います。
着差程の力の差はありません。前走も全然ダメでしたし。

牝馬マイル路線は混戦です。