ドバイでの重賞。UAE2000ギニーとラウンド2




2019 UAE 2000 Guineas(G3・メイダン・ダート1600m)

UAEダービーの前哨戦であるUAE2000ギニーです。

圧倒的人気にトライアルを楽勝してきたWalking Thunder(ウォーキングサンダー)。オレンジっぽい勝負服。
対抗にはデビュー戦を6馬身半差で圧勝してきた1戦1勝のMoshaher(モシャハー)。赤っぽいの。
ゴドルフィンのEstihdaaf(エスティダーフ)が3番人気。英国でデビューし、前走初ダートでまずまずの2着。

レースはスタート少し後手だったものの、挽回した最内のEstihdaafが先手を奪います。
このレースに限らず、メイダンのダートは基本「行ったもの勝ち」が多いレースです。

終始外々を走りながらWalking Thunderも離されないように付いていきます。

4コーナーで並びかける2頭ですが、Estihdaafが余力十分。
直線に入ると突き放す一方の展開となり、終わってみればWalking Thunderに5馬身半。

「いやー、強いね」程度の感想なら書かない方がいいですね。
ドバイのレースは大体こんな感じだし。「行けたか、行けなかったか」の戦い。まぁシンプルの方が強いというのもありますので、これもありです。

気になったのは勝ち時計。
1:39.87はかなり遅いです。今年のドバイのダートは少し重いのか?去年が1:37.77なので、2秒も遅い。
ドバイは馬場が少しずつ変わるので直前まで分かりませんが、傾向としては昨年に比べるとやや重めの作りかもしれないですね。

勝ったEstihdaafは6戦2勝。英国デビューもなかなか勝ちきれず、前走Al Bastakiya(アルバスタキヤ)でマッチレースの末2着でした。
このレースの勝利でUAEダービー1番人気に浮上しました。

 

2019 Al Maktoum Challenge Rd. 2(G2・メイダン・ダート1900m)

ドバイ組のドバイワールドカップに向けた戦いです。
G2なんて言ってるけど、日本なら東京新聞杯か、白富士S位の意味ですかね。

昨年のThunder Snow(サンダースノー)はここも走って勝利して、R3→ワールドカップと走って本番勝ちましたが、そこまで繋がっているか?というと微妙。

今年は昨年2着でR3も圧勝してきた7歳馬North America(ノースアメリカ)が断然。
年明けの一般戦を10馬身半でぶっちぎってきたNew Trails(ニュートレイルズ)、昨年末のリステッドでそのNew Trailsを7馬身半突き放して以来のCosmo Charlie(コスモチャーリー)

他は知らね。

レースはスタートからNorth Americaが押して先頭に立ち、外からシャドーロールのCosmo Charlieが2番手で3番手に茶色っぽい勝負服のNew Trails。

4コーナーでは勝利を確信する感じでNorth Americaが楽な感じで走ります。

直線は突き放したものの、最後頑張って追い込んだNew Trails。
ゴールでは2馬身1/4。レースだけ見れば完勝です。味気ないですね。

これでR1→R2と連勝しました。勝ち時計1:58.65は昨年の馬場ではないのであればまずまず。
昨年はR1で3着、R2で2着。R1は1着だったものの、ドバイワールドカップは51馬身差で10頭中10着。
もう7歳なので、どこまででしょうかね。

一昨年、昨年と本番コケ続けているので、人気しても買わない方がいいタイプです。