クリンチャー出走のフォワ賞にヴェルメイユ賞、ニエル賞に愛チャンピオンS他の展望




2018 QIPCO Irish Champion Stakes(G1・レパーズタウン・芝2000m)

3歳馬3頭の戦いです。
それ以外はオッズがグッと上がり、興味深いですが古今東西3頭で決まるとも思わず。

 

Roaring Lion(ロアリングライオン/前走英国際S1着)

英国ダービーは3着でしたが、そこからはG1を2連勝。
エクリプスSでSaxon Warrior(サクソンウォリアー)をクビ差退け、前走の英国際Sではキングジョージを制したPoet’s Word(ポエッツワード)を3馬身1/4差。
Poet’s Wordとクビ差のCrystal Ocean(クリスタルオーシャン)はEnable(エネイブル)に3馬身半。
単純に考えると互角?そんな甘いもんじゃないですね。ただ、外ラチ一杯で駆け抜ける感じは強いと思いました。

 

Saxon Warriorサクソンウォリアー/前走英国際S4着)

ご存知英ダービーを制するか?と期待されたディープインパクト産駒。英2000ギニー馬。
英ダービー4着→愛ダービー3着→エクリプスS2着→英国際S4着と勝ち切れないレースが続きます。
弱くはないですが、春先の期待から比べると…。もう少し短い方がいいのかなぁ。

 

Study Of Man(スタディオブマン/前走ギヨーム・ドルナーノ賞3着)

こちらもディープインパクト産駒。今年のフランスダービー馬。
フランスダービーも辛勝ではありましたが、前走は6馬身差負けの3着。
ここでいいレースが出来ないとここから甘くはないでしょうね。

全然関係ないですが、フランスダービーは目線カメラが出てるのがスゴイ。
シャンティイは景色がキレイだなぁ。

Caméra embarquée sur Antoine Hamelin, en selle sur Louis d'Or, arrivés 3e du QIPCO Prix du Jockey Club

Vivez toute l'intensité du QIPCO Prix du Jockey Club 2018 avec la caméra embarquée du jockey Antoine Hamelin en selle sur Louis d'Or. Une troisième place à l'issue de la course… Quelle lutte !

France Galopさんの投稿 2018年6月3日日曜日

 

2018 Matron Stakes(G1・レパーズタウン・芝1600m)

メイトロンSです。
Alpha Centauri(アルファセントーリ)断然ですが、メンバーは愛チャンピオンSに負けず劣らず良いです。
3歳以上のレースではありますが、全て3歳馬という構成です。

 

Alpha Centauri(アルファセントーリ/前走ジャック・ル・マロワ賞1着)

愛1000ギニー1馬身3/4差、コロネーションS6馬身、ファルマスS4馬身半、ジャック・ル・マロワ賞2馬身半。
どれもこれも完勝続きのG1を4連勝中。
今年だけでなく来年も現役を続けてこんな勝ち方ができれば将来「芦毛の怪物」と言われてそうな名マイラー。
同年代の牝馬同士。この相手なら負けようがない。。。と思う。

 

Magical(マジカル/キルボイエステイトS1着)

Halfway to HeavenにGalileoという超良血ですが、ここまでG1勝ちはなし。
オブライエン厩舎のエース格になり得る馬だと思ったのになぁ。
2018年は2回しか走っておらず、前走は7月のキルボイエステイトS(G2)を2馬身3/4差で逃げての完勝でした。

 

Laurens(ローレンス/前走ヨークシャーオークス6着)

今年のフランスオークス馬です。
フィリーズマイル、サンタラリ賞、フランスオークスとG1を3勝していますが、ハナ差、アタマ差、クビ差とここまで辛勝続きも珍しいと思います。
ちなみに、他にも2勝していますが、その2勝もクビ差、アタマ差。

 

Happily(ハッピリー/前走エクリプスS5着)

オブライエン厩舎。Gleneagles(グレンイーグルス)の下です。
牝馬ながらジャン・リュック・ラガルデール賞(G1)を制しましたが、今年はなかなか苦しい戦いです。
英1000ギニー3着→愛1000ギニー3着→フランスオークス4着→エクリプスS5着とG1で善戦しているものの勝てません。
ジャン・リュック・ラガルデール賞の2着馬がフランス2000ギニーを勝ったOlmedo(オルメド)、3着馬が英ダービー馬Masar(マサー)でした。

 

2018 St Leger Stakes(G1・ドンカスター・芝1m6f115y)

ここも割と面白いメンバーが揃いました。
ニエル賞よりこっちの方が凱旋門賞に繋がりそう。

 

Lah Ti Dar(ラウティダー/前走リステッドレース1着)

名牝ダーレミの仔にしてここまで無傷の3連勝。父ドバウィ。
デビュー戦から大注目の1頭でここまで6馬身、3馬身1/4、10馬身の3連勝です。
牝馬ですが、英セントレジャーに堂々1番人気での登場です。

 

Kew Gardens(キューガーデンズ/前走グレートヴォルティジュールS3着)

パリ大賞を勝っています。
英国ダービーは9着でしたが、アスコットでのクイーンズヴァーズ(G2)を4馬身半からのパリ大賞1着。
前走はグレートヴォルティジュールS(G2)で3着でした。
2歳の頃からいい馬と走っているので、ここも注目の1頭です。

 

Old Persian(オールドペルシアン/前走グレートヴォルティジュールS1着)

G1は愛ダービーで6着があります。
そしてG2を2勝しています。
前走のグレートヴォルティジュールSではKew Gardensをやっつけました。アスコットでのキングエドワードⅦ世Sも勝っています。

 

Loxley(ロックスレイ/前走ドーヴィル大賞1着)

ゴドルフィンのニューアプローチ産駒です。
前走はドーヴィル大賞(G2)を2馬身差できっちり勝利しています。
今年は重賞こそこのレースだけですが、4戦3勝2着1回。長い距離は得意そうです。

 

Dee Ex Bee(ディーエクスビー/前走ゴードンS2着)

今年の英国ダービー2着馬です。
11戦2勝2着4回3着3回のイマイチ君。
前走もゴードンS(G3)ではCross Counter(クロスカウンター)に4馬身差の完敗ですが、こういう馬はあんまり負け方とか関係ない。
ちなみに負けたCross Counterはその後グレートヴォルティジュールS2着。