写真で振り返る 第154回天皇賞 レース回顧




第154回天皇賞・秋(G1・東京・芝2000m・良)

一気に季節が秋から冬に動いたかのような10月末の東京。
世間はハロウィンということで、アイキャッチはハロウィン仕様に。
私は始発で競馬場に行くときに六本木を通りますが、まぁ混んでいる事。昨年ほどではありませんでしたが、1/3位は仮装してたかな。

風は冷たく、まるで季節はジャパンカップ。自動販売機の暖かい飲み物が全て売り切れていました。

週末の雨はやや馬場に影響したかと思います。
時計が良馬場にしては掛かり気味です。ペースが遅かったのもありますが、1つ前の1600万下の1マイル戦でアストラエンブレムが1:34.2。
直線は外差しが決まり、イメージはプラス1秒に馬場は外。結果にかなり影響しそうに感じました。

予想はこちら。酷いものです。「参考にしないで」と書いておいて良かった。

第154回天皇賞(秋) 展開予想

2016.10.28

パドックはエイシンヒカリが少しバタバタするシーンもあり、その時にはスタンドでも悲鳴というか歓声が。
他の馬はアドマイヤデウスがマイナス14kgと落としてきました。気持ち細い気もしましたが、ここの所安定していただけに、少し心配。
アンビシャスも8kg減。まぁ走ったこともありますし、許容範囲でしょうね。

人の入りは前年比微減とのこと。
ただ、並んでいた時には少し多く感じましたが、寒かったのもあるでしょう。後半の伸びが甘かったと思います。
秋晴れだったら違ったでしょうね。やや玄人好みの馬が多かったものの、いいメンバーだっただけにJRAとしては残念でしょうね。

返し馬はきちんと写真を撮っているので、それを。

 

エイシンヒカリ(イスパーン賞馬。先出し)

誘導馬の遥か前に出て来たと思ったら少し暴れ、バックでダートを横切りました。
1歩目も少しスムーズじゃなかったと思いますが、走り出してからは変にカッカするシーンはありませんでした。
もともと大人しく入ってくるタイプではないので、今更ですが、どっしりしているG1馬ではありません。

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アンビシャス(産経大阪杯優勝。毎日王冠2着)

地下馬道を出て来たところで少しイライラしているようでした。
ただ、この馬も毎回こうなので気になりませんでした。走り出してからはいつもより落ち着いていたと思います。
悪い印象ではありません。

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ロゴタイプ(安田記念優勝。G1を3勝)

いつもクビを下げて走る馬だという印象の走りをしますが、今日はどうも変な感じ。
クビを高くして、違和感は感じました。私は前走の方が雰囲気は好きです。

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ルージュバック(紅一点。毎日王冠優勝)

紅一点です。パドックは少しチャカチャカしていましたが、この馬も「どっしり落ち着いて」というタイプではないので気になりませんでした。
やや強めのキャンター。
耳を前にして、強いキャンターですが気負っていた感じは受けません。良い状態だと思います。

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ステファノス(昨年の2着馬。毎日王冠は詰まって5着)

前走時は淡々と走っていきましたが、今日は気合が入っていました。
良いのか悪いのかわかりません。この馬はどっちかというと淡々としているので、これも少し違和感を感じました。

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ラブリーデイ(昨年の優勝馬。京都大賞典3着)

昨年に非常に近い走り出しとキャンターの感じで、見た中で「ステキだ」と思ったのはこの馬。
歴戦の古馬のため、特に大きな変化もないのでしょう。見た目としては昨年と変わりなく感じましたが…。

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レース始まる頃には随分寒くなり、ゴール板にライトが点灯してしまいました。
いい天気で行われることが多かったので、「寒かった天皇賞」として後に記憶されるような気候でした。
気温の上下動は馬の調子を狂わせます。私は昨日乗った馬が不穏な動きをしました。
人間もそうですが、こういう天気は大変です。今日は本馬場入場でシュタルケ騎手と井上騎手が落ちましたし、人が多いのもありますが、気温の変化も影響があったかと思います。

ファンファーレが秋の曇り空に鳴り響き、例によって手拍子。
航空中央音楽隊はさすがです。
ファンの手拍子にペースを崩される事無く、一定のテンポで刻み続けました。別にそんなこと気にしている人はいないと思いますね。