海外競馬は今年は少し書こうと思っているので、まずはドバイターフから。
今年も日本からドウデュース、ダノンベルーガ、ナミュール、マテンロウスカイと「大阪杯に出てくれば、、、」という面々が出走します。
大阪杯の賞金バカ高くしてみたらいいのにね。
日本の馬は今更書いても仕方ないですので、外国の馬を中心に。
Measured Time(メジャードタイム・牡4・父フランケル)
アップルビー厩舎の4歳馬。
年末からのドバイでの2戦(アル・ラシディヤ、ジェベルハッタ)と2連勝中。
ジェベルハッタで2着だったOttoman Fleetは既にアル・ラシディヤで完勝してる相手ですので、まぁ2回同じような相手とも言えなくもない。
ジェベルハッタは4着がサウジでキラーアビリティをやっつけたSpirit Dancer(スピリットダンサー)。
コース適正は確実にあるので、人気先行してますがわからなくもない。
Lord North(ロードノース・騙8・父ドバウィ)
4連覇がかかるロードノースです。
「この距離、この競馬場は走る」という次元ではないレベルで走ってます。
この馬は毎年この時期はオールウェザーのWinter Derby(G3)を走ってからドバイというのを3年続けています。
今年はMilitary Order(ミリタリーオーダー)に1馬身差の2着。
去年は圧勝で一昨年は2着なので、負けたからと言って珍しい事が起きたということもなく。
むしろミリタリーオーダーが復活してきた感じがあります。昨年の英ダービービリですが、上位人気でしたからね。
力は衰えている感じはしませんので、今年も走りそうな感じ。
Nashwa(ナシュワ・牝5・父フランケル)
ゴスデン厩舎の5歳牝馬のナシュワです。
2022年の英オークス3着でフランスオークス馬。
昨年は勝ち鞍はファルマスSのみでしたが、英国際Sで2着、愛チャンピオンSで3着と牡馬トップとも引けを取りません。
インターナショナルSでも内からMostahdaf(モスターダフ)とPaddington(パディントン)と競り合いました。
昨年最後はチャンピオンズデーのクイーンエリザベス2世Sでしたが、ここでは6着とこの馬にしては珍しく崩れてしまいました。それ以来です。
早い時計の決着は走ってないので分かりませんが、相手なりに走れるタイプです。
Voyage Bubble(ヴォイッジバブル・騙5・父ディープフィールド)
こちらは香港から。
昨年末の香港マイルではゴールデンシックスティに負けましたが、今年に入ってG1で2戦。
しっかり走っています。
香港スチュワーズカップではBeauty Eternal(ビューティーエターナル)相手に先行して直線しっかり押し切りました。
香港ゴールドカップではRomantic Warrior(ロマンチックウォリアー)を最後まで追い詰めて2着。
ここに来て随分と上昇してきた感じがします。
香港からの遠征になるのでそこはやってみないと分かりませんが、馬場は日本馬とドバイとの相性、日本馬と香港との相性を考えると相性はいいんじゃないですかね。時計は持ってますし。
Facteur Cheval(ファクターシュヴァリエ・騙5・父リブチェスター)
フランスのマイル路線のイマイチ勝ち切れない馬です。
昨年は6戦0勝2着3回3着3回。
G1ですとイスパーン賞で頭差3着、サセックスSではPaddingtonの2着、ムーラン・ド・ロンシャン賞では3着、英クイーンエリザベス2世Sも2着。
馬場が良くなるとどうなるか?ですね。
アスコットの英クイーンエリザベス2世Sもソフトの馬場で、サセックスSもソフト。
正直ドバイの良馬場のイメージは微妙なのが今の所。
Straight Arron(ストレートアロン・騙5・父ファストネットロック)
こちらも香港から。
格的にはヴォイッジバブルから1枚落ちます。
こちらもヴォイッジバブル同様の2戦を走っていて6着→4着。
昨年の香港カップでは4着。G1になると今の所なかなか馬券圏内に届かないというレースが続いています。
直近の勝利は香港カップの前哨戦である香港ジョッキークラブカップ(G2)。
このレースの上位陣も揃って香港カップで崩れているので、この辺りからは勝つイメージが湧かないですね。
Luxembourg(ルクセンブルク・牡5・父キャメロット)
欧州の中距離界で上位に君臨していますが、人気はあまりありません。
前走のサウジのネオムターフカップがちょっとだらしなかったからですかね。
2歳時にフューチュリティトロフィー、3歳時に愛チャンピオンS、4歳時にタタソールズゴールドカップを勝ち、昨年はプリンスオブウェールズS、愛チャンピオンS、香港カップで2着。
ただ、昨年も年明け初戦のムーアズブリッジステークス(G2)では昨年では崩れたといえる5着。
その次のレースであるタタソールズゴールドカップでBay Bridge(ベイブリッジ)、Vadeni(ヴァデニ)相手にしっかりと勝利しています。
Poker Face(ポーカーフェイス・騙5・父ファストネットロック)
主に欧州で走っています。
昨年夏から秋にかけてはリステッド→Prix Quincey(G3)→Prix Daniel Wildenstein (G2)を3連勝しています。
その後11月のイタリアのサンシーロでのPremio Vittorio di Capua (G2)と言うマイル戦で
Brave Emperor(ブレイブエンペラー)の2着。
G1だと荷が重いかなーというのが印象です。
Cairo(カイロ・牡4・父クオリティロード)
オブライエン厩舎。
昨年の愛2000ギニーで2着の後、リステッドを1回挟んで香港マイルでは7馬身差10着。
前走はドーハのIrish Thoroughbred Marketing Cup(ローカルG2)でこちらもBrave Emperorの2着。
Brave Emperorは調子いいので負けても仕方ないとはいえ、G1馬でもないからね。
人気通り。相手が強い。
San Donato(サンドナート・騙8・父ロペデヴェガ)
8歳になったサンドナートです。
去年のドバイワールドカップデーはスプリントのAl Quoz Sprintに出走してました。8着。
今シーズンは調子がよく、年末のリステッドを2着後から年明けからメイダンで3戦。
ザビ―マイル(G2)を1着→ジェベルハッタ3着→シングスピールS(G2)を2着と安定して走ってます。去年のシングスピールSは6着。
黄色と黒の丸の勝負服です。道中後方からスルスルと来ました。
シングスピールSも似た感じ。
追い込みなので、うまく行くか?というのはありますね。
人気はないですが、コースは走り慣れてて調子は良さそうです。
Catnip(キャットニップ・騙5・父キトゥンズジョイ)
アメリカの芝馬です。
母父がサンデーサイレンス産駒のサイレントネーム。
前走はペガサスワールドカップターフで人気薄でWarm Heart(ウォームハート)相手に迫りました。
G1だとユナイテッドネイション (G1)で2着→アーリントンミリオン(G1)で8着。
G1だと勝ててません。
唯一の重賞勝ちは昨年6月のモンマスステークス(G3)。
道中後方から追い込んで勝利。
展望
下位人気の馬もそれなりに走っている馬が多く、かなりいいメンバーだと思います。
ブックメーカー各社では人気はメジャードタイム、ドウデュース、ロードノース、ナシュワ、ダノンベルーガ辺りが10倍を切る感じですね。
メンバー的には逃げ先行というのを身上としてる馬がおらず、ルクセンブルクかマテンロウスカイが逃げるのかな?という感じのメンバー構成です。
この距離ではありますが、スタートから直線が長く続く競馬場ですのでペースが上がっていくイメージはできません。
スローペースの切れ味勝負になると思うので、最高速が出せるという意味ではナミュールとかが面白いかも。ある程度先行できるヴォイッジバブルも注意したいですね。
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