2024ドバイシーマクラシック 出走馬と展望




昨年はイクイノックスが走ってきただけという感じでぶっちぎったドバイシーマクラシックです。
去年も面子がよかったですが、今年もなかなか見応えがあるメンバーが揃いました。

リバティアイランド、スターズオンアース、ジャスティンパレス、シャフリヤールと日本馬も強力です。

Auguste Rodin(オーギュストロダン・牡4・父ディープインパクト)

説明不要の感じのディープインパクト産駒です。
ディープインパクトにロードデンドロンという超良血。

キングジョージと英2000ギニーは大きく崩れましたが、それ以外はしっかり走りG1を4勝。
BCターフ以来の出走です。

うがった見方をすれば、BCターフはシャフリヤールが3着のレースで内を突いての勝利ですし、愛チャンピオンSはルクセンブルクが2着です。
時計は出せる馬なので馬場の相性はいいと思いますが、「案外」ってことも私は考えてます。

 

Emily Upjohn(エミリーアップジョン・牝5・父シーザスターズ)

3歳時には英オークスで2着後に果敢に挑戦したキングジョージで6着。
英チャンピオンデーの英チャンピオンズ・フィリーズ&メアズSを勝利しています。

昨年はコロネーションカップで道中最後方からWestover(ウエストオーバー)以下を豪快に差し切り、エクリプスSでも2着。
2度目の挑戦となったキングジョージでは7着と敗戦し、それ以来の出走です。

休み明けは走るタイプではありますね。昨年のコロネーションカップも8カ月ぶりですし。

 

Rebel’s Romance(レベルスロマンス・騙6・父ドバウィ)

2022年のBCターフの勝ち馬です。
昨年のこのレースは7着。

昨年前半は調子があまりよくなく、サラトガのBowling Green Stakes(G2)では落馬、ターフクラシック(G1)では4着と調子が出ず、ケンプトンのオールウェザーのリステッドを勝利したのが昨年の最終戦。
年明けでカタールでのアミールトロフィー(G3)ではゼッフィーロ以下日本馬を破ってここです。

 

Junko(ジュンコ・騙5・父インテロ)

昨年の香港ヴァーズの勝ち馬です。

昨年はG1だとサンクルー大賞の3着がありましたが、ドバイターフ、イスパーン賞では6着と結果は出ていませんでした。
バイエルン大賞でG1初制覇をしてそのまま香港ヴァーズも勝利。

年明けは3/8のダルシャーン賞というオールウェザーの一般戦を走って5馬身差の2着。

逃げたりもしてますが、差してくる方が多いかな。

 

Spirit Dancer(スピリットダンサー・騙7・父フランケル)

昨年のバーレーンでのBahrain International Trophy(G2)を2馬身1/4差で勝利し、今年はジェベルハッタ(G1)を3馬身半差の4着。

前走はネオムターフカップ(G2)を勝利してきました。

サムネイルが似た感じだけど、違うレースです。
2400mは走ったことないので、そこでこの脚が使えるか?というのはありますが、絶対スローペースだしな。。。
調子は昨年末から上がってきている感じの馬です。

 

Point Lonsdale(ポイントロンズデール・牡5・父オーストラリア)

デビューから4連勝して神童か?という感じでしたが、ナショナルS(G1)を負けて連勝ストップ後、3歳時は英2000ギニーのみ。

昨年はよく走ってアレッジドS (G3)→ハクスリーS(G2)と連勝していい感じにスタートしたものの、G1に戦いの舞台を移したコロネーションカップ3着→キングジョージ8着→愛チャンピオンS6着→英チャンピオンS4着。

勝ったハクスリーS。2着のMujtaba(ムジタバ)も強い馬じゃないからねー。

年末からバーレーンでのBahrain International Trophyはスピリットダンサーの3着、前走アミールトロフィーは11着と崩れてしまいました。

ここにきてパフォーマンスとしては下がっている印象です。

 

Sisfahan(シスファハン・牡6・父イスファハーン)

昨年はドバイゴールドカップ(G2)に出走して7着。

ドイツを主戦場にしてベルリン大賞(G1)ではシムカミルの2着があります。
凱旋門賞でも6馬身差の7着と人気の割には走りましたが、大体どのG1にもそういう馬はいますね。

年明けはメイダンでのドバイシティオブゴールド(G2)で勝ち馬から6馬身3/4差の3着。

ここは荷が重いです。

 

Simca Mille(シムカミル・牡5・父タマユズ)

一昨年はジャパンカップに出走して15着でした。

昨年は年明けのG2を勝利後ガネー賞(G1)で2着。シャンティイ大賞(G2)を3馬身半で圧勝。

ベルリン大賞(G1)も勝利して挑んだ凱旋門賞は10着。

年明けはカタールで始動して一般戦を勝利後にアミールトロフィーにこちらも出走して6着。

 

展望

逃げ馬が毎年おらず、超スローの上がり勝負になる場合が多いレースです。

今年はレベルスロマンスが逃げるのかな。
スタート決めれば日本馬の誰かが行く可能性も考えられるメンバー構成です。
どっちにしてもスローペースの上がり勝負。

下位の力の差は結構あるので、勝つのは日本馬かオーギュストロダンか?という感じ。

オーギュストロダンがしっかり走って、その前を日本馬がある程度の着差を付ければ、昨年のイクイノックスまではいかなくてもレーティングが出るレースになりそうな。