第54回スプリンターズステークス 展開予想




秋のG1開幕戦となるスプリンターズS。
凱旋門賞もありますが、最近はそこまで見てないので、事前の予想は難しいですねー。

そして今年は競馬の現地観戦は厳しいかな。行かないと行かないで慣れるもの。そうやって離れていくんだろう。このままフェードアウトしていくと思う。
ただ、全然平気だと思っているからこそ、なんかなーって思うわ。あんなところで風邪が流行るかよ。。。

馬場は先週は稍重だったとはいえ今年の中山は少し時計はかかっています。
ここのところ良く晴れていい天気なので、良馬場で行われるはずですが、7秒切る時計は期待する馬場ではないと思います。
少し芝も剥げてますし。

今年に関しては荒れる感じはしないです。
スプリンターで特にモズスーパーフレアのようなスピードが優れ、逃げてある程度粘る馬がいると、「そのスピード(時計)で走れるか?」の勝負になります。
「最近はその時計で走れません」的な馬は出番はなく、上位は大荒れなく決まってくるのではないかと。

枠順もモズスーパーフレアは白帽子でお隣にダノンスマッシュ、グランアレグリアは10番で春に取りそこなったクリノガウディーはピンク帽子の15番。
明確な追い込み脚質と明確な逃げ先行脚質の馬がはっきりしているので、隊列も揉める事は少なさそうな感じはします。

逃げ :②モズスーパーフレア
逃げ後:③ダノンスマッシュ、⑪ラブカンプー、⑫ビアンフェ
先行前:⑦ミスターメロディ、⑧ダイメイフジ、⑨ダイアトニック
先行後:⑤メイショウグロッケ、⑥ライトオンキュー、⑮クリノガウディー
中団前:①ダイメイプリンセス、⑩グランアレグリア、⑬レッドアンシェル
中団後:⑭エイティーンガール、⑯アウィルアウェイ
後方 :④キングハート

ってな感じかな。

とにかくこの枠ならモズスーパーフレアが間違いなく行き、ラブカンプーとビアンフェはその後ろ。ダノンスマッシュも最近スタートいいですからお隣にモズスーパーフレアがいて、外が追い込むであろうキングハートなら邪魔される心配もないのですんなりいい位置を取りに行くはずです。

ダイアトニックは前走は不可解なレベルの敗戦ですが、今回は前に行くでしょうし、ミスターメロディも前走位走れれば好位置を取れるはず。クリノガウディーも外枠で両隣がそこまで前に行く訳でもないので、取りに行くと思います。

グランアレグリアはやはりマイルとは流れが違うので隊列としては中団少し前としましたが、前と後ろの中間位のイメージ。ただ、外の6頭でレッドアンシェルは近くにいるかもですが、他は離れそうなので、包まれて出られないということはないかな。外の自由はあります。

流れは昨年が32.8です。
今年も遅くとも33.0だと思います。モズスーパーフレアのプライドもあるでしょうから32.9。

レースの鍵を握るのはラブカンプーとビアンフェの2頭です。
ビアンフェよりラブカンプーの方が内枠だし、玉砕覚悟で行くはず。ダノンスマッシュがモズスーパーフレアの後ろにつくでしょうから、ラブカンプーは1頭外を走ります。その外をビアンフェ。
どこまでついていけるか?ですが、4コーナーでは失速する可能性はあると思います。
そうなると、内目を下がっていくラブカンプーを4コーナーで交わさなければならない馬が多くなり、モズスーパーフレア、ダノンスマッシュを除いて各馬を外に膨れさせる役割を担うことになってしまうかな。
逆にビアンフェは外で粘りそうなので、それを交わすために外から各馬が交わさなければならなくなり、この2頭を上手く捌けた馬が馬券に絡みそうな感じがしています。

バテたラブカンプーと外を走っているビアンフェを少し離してモズスーパーフレアが4コーナー先頭で入ります。その後ろをぴたりとダノンスマッシュ。そしてミスターメロディ。
ダイアトニックやクリノガウディー、グランアレグリアはビアンフェの外へ持ち出して直線です。

直線入り口で2馬身のリードを保ってモズスーパーフレアが逃げます。
その後ろからダノンスマッシュとミスターメロディ。外からビアンフェが粘るも大外からグランアレグリアとダイアトニック。レッドアンシェル。

しかし前にはモズスーパーフレアが坂を駆け上がってもまだ余力がある。ダノンスマッシュはまたG1には届かなさそう。外からミスターメロディが追い詰めるも3着確保までか?その外からすごい脚でグランアレグリアとダイアトニックが頑張るもビアンフェもまだ粘る。

最後は体半分程度までダノンスマッシュがモズスーパーフレアには迫りましたが、凌ぎ切ってゴール。春秋スプリント制覇です。
2着にダノンスマッシュ。3着ミスターメロディ。
その後ろにダイアトニック、グランアレグリア、ビアンフェと入線。

勝ち時計1:07.8。
32.9-34.9でまとめたモズスーパーフレアが前半のリードを使って凌ぎ切りました。

というレースになると予想。固いですね。そりゃG1で思い切った穴馬はなかなか難しい。

◎ ②モズスーパーフレア
○ ③ダノンスマッシュ
▲ ⑦ミスターメロディ

△ ⑨ダイアトニック
△ ⑩グランアレグリア
△ ⑫ビアンフェ

という感じ。
モズスーパーフレア1頭軸の3連複か、ダノンスマッシュとの2頭を軸にフォーメーションか。

本命はモズスーパーフレアです。
速いからね。スプリンターズSなら速い奴を押さねば。
お隣がラブカンプーとかならスタートで少し前取られた時にカットされて後退とかもあるかもしれませんが、ダノンスマッシュがいくらスタート上手になってもそこまでではないです。
ダイメイプリンセス、キングハートが近くという幸運もあり、すんなり先手を取れるでしょう。
そうなるとCBC賞こそ激走したものの、またスランプに陥った感のあるラブカンプーでは最後まで抵抗するのも荷が重く、いい感じに後続の壁役も担ってくれそうです。
ビアンフェと枠が逆だと外が下がっていくだけだったので後続に大した影響はないのですが、内外が逆なので、馬群の中を下がっていくから影響も大きくなります。

対抗にダノンスマッシュ。
前走もスタートの反応も良かったですし、右回りで良馬場スプリントだと崩れてませんからね。
モズスーパーフレアの後ろで待機でき、追い出して交わせるか?の単純な勝負になるでしょうから、スピードの絶対値で大崩れはないと思います。
交わせるかどうかは運もありますので。。。この馬がG1勝てないのは不運でしかないものの、G1は昨年のスプリンターズS以外馬券になってないのも事実。

3番手にミスターメロディ。
枠順的にはラブカンプーの内側を走れると思いますので、4コーナーで捌き切ればいいレースができるんじゃないかな。
前走もしっかり走れてましたし、極端に高速馬場ではない今の中山の方が昨年よりはいいと思います。8番人気と人気がないので、このままの人気で。

ダイアトニックから△。
前走は馬場が特殊なので、良馬場に戻れば格好はつけてくれます。
枠の恩恵はそこまで受けられないので、掲示板までかなー。爆発力はグランアレグリアに劣るので、予想では4着にしましたが、最後交わされちゃうかも。そういう感じの馬です。

グランアレグリアも△。
久々はどうでもいいですが、他の馬に比べて直線外回されそうなのと、スプリント戦は追走に気持ち苦戦するのではないかというところで。
「最後いい脚でしたが、コース取りの差がでましたね~」というレースになりそうな。
包まれて敗戦ということは展開的にはないと思いますが、届かず敗戦は十分ありそうなのでここまで。

ビアンフェも△。
55kgと楽ではないですが、前走先行して粘っていますし、流れに乗れたら最後まで頑張ってそうなので。ただ、モズスーパーフレアを交わせるイメージは全く沸かない。同じ着差のままゴールまでなだれ込むことはできないこともないかもしれません。

レッドアンシェルは前走はブリンカー効果なのかいい走りができましたが、今回は道中気持ち後ろになりそうな気がして、いい脚使っても届かないかなー。馬券は押さえますが。

クリノガウディーは信じるか信じないかの馬ですので、私は信じないだけ。

 

ある程度前に行った馬のシンプルなスプリント戦になりそうなので、逃げ馬を買っていたほうが手に汗握る楽しいレースになりそう。