2018ドバイミーティング 予想と展開




ドバイミーティングも4レース売り出されるため、予想をしてみます。
海外の馬の力関係は非常に難しく、どうしたものやら、というのが多くの方の本音でしょう。

展望記事などはこちら

2018 ドバイワールドカップデー 有力馬と展望

2018.03.15

少々見てればわかるものでもないですので、ちっともわかりません。
そもそも、それ以上に情報が多く、目の前で走る姿を見ている日本ですら正確に把握できていないのに、海外までわかるなんて思っていませんので悪しからず。ここは参考程度に留めましょう。

馬場は今年のメイダンはかなり軽かったです。
普段ならレコードが出るレースではないレースでレコード決着となり、時計だけなら前哨戦がそのまま本番の走破時計になってもおかしくない水準でした。

ダートは後ろからはほぼアウトと言っていい数字でした。

どの位アウトかというと、2018年3月のメイダンのダートで行われたレースは、距離不問、格も不問で合計19レース。

残り400m地点(直線入り口)で先頭に立っていた馬の成績は以下の通りです。
1着:13回 2着:3回 3着:2回 4着:1回(3着内率0.947)

唯一馬券外に沈んだのはゴドルフィンマイルで人気になっているヘヴィメタル。
ちょっとハイペース過ぎただけであり、それ以外の「全ての馬が」馬券になっています。
4コーナー2番手の馬は3着内率0.682、4コーナー3番手の馬は3着内率0.579。
延べ57頭が馬券対象ですが、42頭が3番手以内でコーナーを回ってきた馬で占められます。

19レース中4番手以下から巻き返して勝利したのは3回だけしかありません。

芝もあまり後方から届いたシーンは記憶になく、4コーナーで5番手以内に位置していないと苦しい。
直線は長いですが、馬場が良いにも関わらず基本的にスローなので、上がりの勝負になります。

 

2018/3/31 22:00追記
先ほどゴドルフィンマイルが終わり、ヘヴィメタルが楽々逃げ切りました。
2着には4コーナー5番手から追い込んだ青シマシマのムンタザー、3着には終始2番手の内にいた日本のアディラート。
ペースがノロかったのもありますが、トラックバイアスは変わっている感じもしません。
その次のアラブのレースも4コーナーで1番手-4番手-3番手-2番手のワンツースリーフォーで決着しています。

ゴドルフィンマイルの勝ち時計1:36.21はここ2年1:36.00を切っていたので、例年より気持ち遅め。ただ、これはペースが遅いのが原因かなと思います。言ってしまえばアディラートが3着に粘るレースですからね。
次のレースの勝ち時計2:13.68(アラブの2000m)は例年より速いので、馬場が大きく変わった印象はありません。やはりダートは早めに前いかないと…。

 

2018 ドバイゴールデンシャヒーン(G1/ダート1200m)

ムアラブが出走取り消しをしましたので、9頭立てです。シロングも取り消してしまったので8頭立てになりました。
これなら当たりそうな感じはします。少ないですし。マテラスカイはとにかく前に行くしかないですね。

外目にマイキャッチ、ジョーダンスポートが外へ入りました。
展開予想はざっくり考えます。番号は馬番で。

逃げ :⑧マイキャッチ、⑨ジョーダンスポート
先行前:②エックスワイジェット、⑥ロイエイチ
先行後:⑤マテラスカイ
中団前:④ワイルドデュード
中団後:③レイナルドザウィザード
後方 :①マインドユアビスケッツ

こんな感じですかね。割と前に行くのと後ろからがハッキリはしています。
ジョーダンスポートはメイダンで勝った2勝は入りの2Fが23.50付近という猛烈な入りで入って押し切っています。
昨年逃げたマイキャッチは23.90でしたので、普通にやれば先手を取るハズ。

それをRockingham Ranchの2頭が追いかけ、マテラスカイがその後ろかな。この辺取れるかな?
意外に差し馬が多いので、ここは取れる気がする。

今年のダートならほぼ前で決まり。外からロイエイチがグーンと進出し、そのまま押し切ってしまう気がします。
2着にはメイダンで1:10.5付近で走れているジョーダンスポートがライバルかな。行ったもん勝ち。

◎ ⑥ロイエイチ
○ ⑨ジョーダンスポート
▲ ②エックスワイジェット
△ ⑧マイキャッチ

 

2018 ドバイターフ(G1/芝1800m)

ちょっと馬が多いですね。15頭もいたら分からん。
見送りたいかも。

スタートから真っ直ぐワンターンで走るため、外の馬は内に入れにくい気がします。
ジェベルハッタでも内からブレアハウスにベンバトルが差し切られているので、ある程度内に入れて走りたいですね。

前走ザビーマイルで逃げたチャンピオンシップが最内取ってますし、ネオリアリズムも内。
クロコスミア辺りの出方も気になりますが、前に行く馬が読みにくい。

逃げ :①チャンピオンシップ、⑪クロコスミア
先行前:②ネオリアリズム、⑥ジャヌービ
先行後:③プロミシングラン、⑤ベンバトル、⑫ランカスターボンバー
中団前:④トレスフリュオース、⑧リアルスティール、⑩ウォーディグリー
中団後:⑦ヴィブロス、⑨モナークスグレン、⑬ディアドラ、⑮ブレアハウス
後方 :⑭レシュラー

後方が読みにくい+リアルスティールとかが読みにくいですが、こんな感じか。
馬場も悪かったため、昨年のこのレースは1:02.5位で1000m通過していますが、今年のジェベルハッタは1:00.37。恐らく本番もこれ位でしょう。

あまり外回したくないので、ランカスターボンバーが内に入れば本命にしようかと思っていましたが外か。
もともとそこまで強いと思っていないので、下げ。
ベンバトルも前走外回して直線差せていないので、微妙。

内を突ける馬とある程度先行して粘れる馬を上位にしたいです。

前走逃げたチャンピオンシップのザビーマイルで1000m通過が1:00.24。
それ位で逃げる馬を制して行くのはクロコスミア位しか可能性として見当たらず、すんなり内から先手を取るでしょう。
流れとしては例年通り。60秒を少し超える程度の前半。1800mでこの流れだと、後半の瞬発力勝負になります。

◎ ②ネオリアリズム
○ ⑥ジャヌービ
▲ ⑧リアルスティール
△ ⑤ベンバトル
△ ⑫ランカスターボンバー
注 ⑪クロコスミア

内から前にチャンピオンシップを置いてレースができそうなネオリアリズムを本命に。
対抗には人気はそこまでありませんが、前走ベンバトルと頭差で粘っていたジャヌービを。今回も先行はしやすい位置にいますし、すんなり3番手外目とか走れれば、崩れないと思います。

一発逆転はリアルスティールでしょう。鉄砲は一切問題ないですし、この舞台なら大丈夫。真ん中から突き抜けてくる可能性は十分。
ベンバトルは前走勝ち切れないのがこの馬らしい気がしますので、2着はあるけどね、という位置。ランカスターボンバーも同じ。G1勝利は…という馬だと思っています。

注意したいのはしっかり逃げられた場合のクロコスミア。
府中牝馬S位走れれば粘り込みは十分できますし、侮れないと思います。

ヴィブロスは前走の負け方はいつも通りっちゃいつも通りですが、今年の方が印象が悪かったので、今年は厳しいんじゃないかなって。
ディアドラも後ろから行く馬だとプラスになるレースじゃないかなぁということで、評価を下げました。
ブレアハウスは15頭の大外だと前走とは勝手が違い過ぎなので、内を縫ってくるというのは今回は難しそう。

 

2018 ドバイシーマクラシック(G1/芝2410m)

ここは10頭ですので、なんとか複勝を取りたい。
ここも読みにくいのが日本馬です。

行く馬がほぼいないので、ベストソリューションがゴドルフィンのペースメーカー役を務めるとは思います。
前走のドバイシティオブゴールドでも先頭で並んで走っていますので、今回も1600m付近までは先頭で走ってくれるでしょう。

逃げ :⑩ベストソリューション
先行前:③レイデオロ、⑦ホークビル
先行後:②アイダホ、⑤ポエッツワード
中団前:①モズカッチャン、④カリーディ、⑥クロスオブスターズ
中団後:⑧サトノクラウン
後方 :⑨デザートエンカウンター

サトノクラウンが分からん。もう少し前からかな。
アイダホも最近の傾向で下げるとは思うものの、この枠ならコーナーワークでここいらに入りそうです。
まともに出たらレイデオロが2番手になってくると思います。

ベストソリューションはあんまり落とさないと思います。
馬場次第ではありますが、前後半が1:14.00-1:13.00=2:27.00位の時計で走ってくるはずで、ある程度スタミナも求められるレースに。

前走みたいに4コーナーから並びかけるようにホークビルが行き、外からクロスオブスターズが徐々に進出。内でじっくりと前を待つレイデオロ。
好時計決着のドバイシティオブゴールドでホークビルの上がりが35.80。これ位で先頭を走られたら届きません。

レースをしやすいのはホークビルとレイデオロだと思いますが、クロスオブスターズをどこまで信じるか?ですね。
ポエッツワードは私は信じてないので外し。アイダホも信じてないので外しです。

◎ ⑦ホークビル
○ ⑥クロスオブスターズ
▲ ③レイデオロ
△ ①モズカッチャン
⑧サトノクラウン

本命はホークビルで。
暫く散々「もう終わった」的な事を書いていましたが、ここにきて随分と復活してきました。
先行できる強みもありますし、じっくりペースメーカー役を前に見て、というのは前走と同じ。ブックメーカー同様に5番人気位であってくれ。

クロスオブスターズはさすがに格好はつけてくるでしょう。枠も悪くありません。
こちらはホークビルを見る形で進められるはずで、左回りもガネー賞勝っていますし、そこそこ速い時計でも走れています。
元々信用していない馬でしたが、さすがに3番手以下にはしにくいのも事実です。

レイデオロは内でじっくりとキープできれば、左回りのこの距離なら勝ち負けは必至。ペースが緩んでしっかり走れるか?ですね。
そこはルメール騎手に戻って京都記念よりはマシになるか。崩れる可能性もありますが、普通に走れれば突き抜けてもおかしくないです。

モズカッチャンも怖い1頭です。勝つシーンまでは簡単に想像できませんが、54.5kgで走れるなら見せ場があっても。

サトノクラウンはダービーは走りましたが、左回りがあんまり得意だと思えないので、ちょっとマイナスかなー。ただ、いつ走るか分からないので注意に。

 

2018 ドバイワールドカップ(G1/ダート2000m)

完全に北米の競馬なので、ガンガンの削り合いです。
前走アルマクトゥームチャレンジR3を逃げ切ったノースアメリカを筆頭に、、、とここまで書いてそんなに明確な逃げ馬少ないな。

案外ノースアメリカが頑張れちゃうかも。良い枠に入ったし。

逃げ :②ノースアメリカ
先行前:⑤ムブタヒージ、⑦タリスマニック、⑨ウエストコースト
先行後:⑥フォーエバーアンブライドルド、⑩サンダースノー
中団前:①アウォーディー、③ガンナヴェラ
中団後:④フルアクルサーダ
後方 :⑧パブル

としています。
実際はもう少し前がキツイ感じにはなると思いますが、サンダースノーも前走2番手ですし、ある程度前に行くはずです。

前走のアルマクトゥームチャレンジR3で前半1:00.42。
今回も似たようなハイペースの流れになると思います。下手に抑えても仕方ないし。

問題はタリスマニックの扱いですかね。
血統は当然大丈夫。ただ、初ダートです。前走AWは走っていますが、ダートとは違います。

2015年はジャパンカップを勝っていたエピファネイアが43馬身差のビリ。
2016年は後にムーラン・ド・ロンシャン賞を勝つヴァダモスがAWの前哨戦を叩いて出走して36馬身差のブービー。
ダートに戻ってからそれ位のチャレンジしかないので、何とも言えませんが、危険すぎる人気馬であることは間違いありません。

4コーナーでノースアメリカに並びかけ、直線で突き放していくウエストコースト、という絵になるかなというのが予想になります。

◎ ⑨ウエストコースト
○ ②ノースアメリカ
▲ ⑤ムブタヒージ
△ ⑩サンダースノー
⑦タリスマニック

前に行ったもの勝ちなので、その中から選んだ感じです。

ウエストコーストは流石に強いですので、4コーナーで並びかけて直線勝負になると思います。
そうなるとガンランナー相手でも離されなかったように、馬券内はほぼ問題なし。
この相手には負けてほしくないので、本命は仕方ないです。

対抗にノースアメリカですが、先頭を走れる、それだけで十分です。
ブックメーカーだと4番人気ですが、こんなもんかな。日本でもタリスマニックが売れればいいのに。

ムブタヒージは人気ないですが、内を走れるので、ここは粘れるはず。
確かに少し力は落ちていると思いますが、ドバイは走るし、逃げ馬見ながら3番手位で走れそうだし。

フォーエバーアンブライドルドは実績こそありますが、過去ロイヤルデルタも沈んでいますし、ちょっとここでは荷が重いかも。
しかもやや後ろから行くタイプなので、この馬場だとどうかなぁ。
タリスマニックは注としていますが、崩れる可能性の方が高いと思っています。北米ダートと欧州芝とでは地面もさることながらペースが違うので、それで戸惑ってしまうかも。

アウォーディーは頑張ってくれ、ですね。