Sun Chariot Stakes(G1・ニューマーケット・芝1m)
オブライエン厩舎のRoly Poly(ローリーポーリー)がG1を3勝目(ファルマスS、ロートシルト賞)です。
先頭を走り、ゴール前まで押し切りました。
2着が芦毛のPersuasive(パースウェイシブ)。
こちらは道中先頭を走るRoly Polyの後ろを走り、馬群を割って伸びてきました。
埒沿いで粘る人気薄の流星が目立つDawn Of Hope(ドーンオブホープ)は最後2頭に抜かれて5着。
直線で馬場の真ん中側のえんじ帽子がQemah(カマー)ですが、結局G1だと今年はこんなものでした。
オブライエン厩舎はこれでG1を23勝目
恐ろしいですが、これでエイダン・オブライエン厩舎は年間G1を23勝目です。
ロバート・フランケル師(ボビー・フランケル)が2003年にこれを超える25勝をマークしています。
ちなみに、この方はペイザバトラーやリドパレスの調教師さんです。他にもルージュバックの母であるジンジャーパンチも。それ以外にも散々多くの馬を管理していました。
記録を達成した2003年はどんな馬を管理していたかというと、メダグリアドーロ、ゴーストザッパー、エンパイアメーカー、アルデバランⅡ(現地だとアルデバラン)などなど。
さて、オブライエン厩舎の2017年の23勝を振り返りましょう。
- 英2000ギニー/チャーチル(父ガリレオ)
- 英1000ギニー/ウィンター(父ガリレオ)
- 愛2000ギニー/チャーチル(父ガリレオ)
- 愛1000ギニー/ウィンター(父ガリレオ)
- コロネーションカップ/ハイランドリール(父ガリレオ)
- 英ダービー/ウィングスオブイーグルス(父プールモア)
- プリンスオブウェールズS/ハイランドリール(父ガリレオ)
- コモンウェルズステークス/カラヴァッジオ(父スキャットダディ)
- コロネーションステークス/ウィンター(父ガリレオ)
- 愛ダービー/カプリ(父ガリレオ)
- ファルマスステークス/ローリーポーリー(父ウォーフロント)
- ロートシルト賞/ローリーポーリー(父ウォーフロント)
- ナッソーステークス/ウィンター(父ガリレオ)
- フェニックスステークス/スーネイション(父スキャットダディ)
- メイトロンステークス/ハイドランジア(父ガリレオ)
- モイグレアスタッドステークス/ハッピリー(父ガリレオ)
- 愛セントレジャー/オーダーオブセントジョージ(父ガリレオ)
- 英セントレジャー/カプリ(父ガリレオ)
- チェヴァリーパークステークス/クレミー(父ガリレオ)
- ミドルパークステークス/ユーエスネイビーフラグ(父ウォーフロント)
- ジャンリュックラガルデール賞/ハッピリー(父ガリレオ)
- オペラ賞/ロードデンドロン(父ガリレオ)
- サンチャリオットステークス/ローリーポーリー(父ウォーフロント)
これで全部。
思えば随分勝ちましたね。これでもかという位の勝ちっぷりです。
日本は「社台の運動会」なんて揶揄される場合もありますが、そんな世界ではありません。
アイルランドはほとんど全て持っていかれています。他の厩舎とか出番ある訳ない。層の厚さが全く違います。
そしてガリレオがこの厩舎だけで16勝というのもとんでもない数字です。
今後の予定
10/13
・フィリーズマイル/Happily, Magical, September(勝ちそう)
10/14
・デューハーストS/Seahenge, US Navy Flag, Threeandfourpence(ちょっと相手が揃った感じ)
10/21
・スプリントステークス/Caravaggio(いい勝負)
・フィリーズ&メアズステークス/Hydrangea(いい勝負)
・QEII/Churchill(いい勝負)
・英チャンピオンS/Winter(いい勝負)
ということで、2つ(フィリーズマイル+英チャンピオンデーの1つ)は取れる気がします。
QEⅡはリブチェスターはともかくBeat The Bank(ビートザバンク)がこの3戦で準重賞3馬身→G3を3馬身→G2を5馬身と圧勝続きなので、これも厄介です。
なお、Caravaggio(カラヴァッジオ)とChurchill(チャーチル)はこの秋で引退です。
3歳で引退するのが欧州とはいえ、毎度早い引退というか見切りです。
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