有馬記念、夢の第13レースを考えてみよう。




有馬記念ならではのメンバーにしたい

JRAのオフィシャルに「夢の第11レース」というのがあります。
これはこれでいいので、私なりに夢の第13レースとして有馬記念版を考えましょう。
11レースは本物、12レースは最終レースですから、その次で。

重要なのは「あーそういえばあの時…」で思い出す馬は必ずしも強くなくてもいいこと。
特に日本は「頑張ってもなかなか勝てない」という馬には優しいので、そういう馬をピックアップ。

有馬記念はアンフェア故にかなり荒れるレースですので、ごく少数の人へ夢を届けた馬、何度も走って勝てなかった馬を中心にしました。
また、コースが特殊なため、このレースは何頭もイマイチ君を生み出しました。
そんなイマイチ君と大荒れを引き起こした馬を中心にレースを見たいなと16頭を選定しました。

出走馬

ちなみに、この枠は好走した時の枠をなるべく優先しています。そうでなくても入ったことがある、とか。

これは予想が難しいと思います。
どれもこれも大崩れしない割に、勝てませんので、そもそも勝ち馬が誰なのか?が…。
逃げるのはコスモバルクでしょうが、シルクフェイマス、トゥザワールド辺りも前目でしょうね。

マイネルブリッジも好走した時は先行していますので先行。
ダイユウサクは2:30.6という時計が出る流れだったから勝てましたが、明確にスローなこのレースでは…。

まぁ答えなんて出ませんが、このメンバーなら勝つのはトゥザワールドと予想。
2着はなんやかんやでサウンズオブアース。3着はナイスネイチャで4着リンカーン、5着エアシェイディかなー。

こういう個性的なイマイチ君が輝くのが有馬記念です。
今年はサウンズオブアースという史上トップクラスのイマイチ君がいますので、是非頑張って2着か3着になってもらいたいです。

 

人気薄で好走してきた馬は一応は特徴はあると思います。

  • 大負けているG1があってもG2とかだと好走している
    アメリカンボス:同年のAJCC→中山記念と連勝。前走JC10着。
    シルクフェイマス:日経新春杯→京都記念の連勝。宝塚記念も2着。でも天皇賞で10着。
    ステイゴールド:天皇賞2着もJC10着。それ以外は説明不要。
    エアシェイディ:1年目はオールカマー5着→天皇賞5着。2年目は天皇賞8着→JC5着。
    トゥザグローリー:1年目は中日新聞杯1着。2年目は天皇賞5着→JC11着。
    トゥザワールド:皐月賞2着でセントライト記念2着。菊花賞16着。
    アドマイヤモナーク:日経新春杯1着→ダイヤモンドS1着。天皇賞とJCは12着。
    オーシャンブルー:アルゼンチン共和国杯5着→金鯱賞1着。
  • G2とかで人気になって勝ち切れなかった
    コイントス:札幌記念1番人気3着。アルゼンチン共和国杯1番人気2着。
    マイネルブリッジ:福島記念4番人気2着→ディセンバーS5番人気3着。やや強引。

そんなの当然だろ!と思いますが、有馬記念でメンバーが揃います。
G2の1着よりJCの5着を上に見たりするため、金鯱賞や少し前の中日新聞杯などは案外盲点になっていました。

今年で言うと以下の3頭でしょう。

  • アドマイヤデウス
    京都大賞典2着→天皇賞6着
  • ヤマカツエース
    中山金杯1着。天皇賞15着→金鯱賞1着
  • サトノノブレス
    中日新聞杯、鳴尾記念1着。オールカマー2着→天皇賞10着→金鯱賞2着。

枠次第ですが、サトノノブレスは中山であれば大きく変わると思います。
オールカマーは良いレースでしたし、『サトノ』の調子がいい。
ダイヤモンドの方はどう考えても好勝負必死ですが、ノブレスの方も面白い。2枠4番か3枠6番に入ってもらいたいです。

天皇賞10着といっても、モーリス、リアルスティール、ステファノス、アンビシャス、ロゴタイプと上が全部いませんので、天皇賞最先着はアドマイヤデウスに繰り上がり。
ルージュバック、ヒストリカル、ラブリーデイもいませんので、サトノノブレスはなんとメンバー中2位に浮上します。

まぁこんなこと書いていますが、私はキタサンブラック、サトノダイヤモンド、ゴールドアクター、サウンズオブアースの4頭で決まると思っています。

 

12月25日の有馬記念を振り返る

今年の有馬記念はクリスマス決戦です。
1966年、1983年、1988年、1994年、2005年、2011年に続いて7回目。
過去のクリスマスは以下の通りでした。

1966年
1着 3枠 3番 2番人気 牡4 コレヒデ
2着 1枠 1番 7番人気 牡4 カブトシロー
3着 4枠 6番 6番人気 牡3 スピードシンボリ

1983年
1着 8枠15番 3番人気 牡3 リードホーユー
2着 3枠6番 12番人気 牡4 テュデナムキング
3着 5枠9番 1番人気 牡6 アンバーシャダイ

1988年
1着 6枠10番 2番人気 牡3 オグリキャップ
2着 7枠11番 1番人気 牡4 タマモクロス
3着 3枠5番 3番人気 牡3 サッカーボーイ

1994年
1着 7枠11番 1番人気 牡3 ナリタブライアン
2着 5枠8番 6番人気 牝3 ヒシアマゾン
3着 6枠10番 4番人気 牡5 ライスシャワー

2005年
1着 5枠10番 4番人気 牡4 ハーツクライ
2着 3枠6番 1番人気 牡3 ディープインパクト
3着 7枠14番 6番人気 牡5 リンカーン

2011年
1着 6枠9番 1番人気 牡3 オルフェーヴル
2着 4枠5番 7番人気 牡4 エイシンフラッシュ
3着 5枠7番 9番人気 牡4 トゥザグローリー

クリスマスだからなのでしょうか?
オグリキャップ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴルと名馬がズラッと。
特に3歳時の3冠馬が3頭出走しています。
ちなみに、1983年も出走はしていませんが3冠馬ミスターシービーの年です。有馬記念がクリスマスの6回中4回が3冠馬の年というのは何とも。

5回連続で1番人気が3着以内に入っていますので、今年も3着以内は入れるかも。
となるとキタサンブラックは3着以内かな。

スピードシンボリは菊花賞2着、リードホーユーは菊花賞4着、1988年の3着入線は菊花賞馬スーパークリーク。1994年以降は3冠馬なので菊花賞馬。
クリスマスに出走した3歳馬は前走菊花賞上位入線組はいい感じです。3歳馬でいい成績を残せるのは菊花賞馬ですからね。データでも何でもありませんが、サトノダイヤモンドには少なくともマイナスにはなりません。

また、クリスマス決戦は燃えるのか分かりませんがレースを先導した逃げ馬が大きく敗れています。
ヒシマサヒデ8着、ハギノカムイオー16着(ビリ)、レジェンドテイオー12着(ビリ)、ツインターボ13着(ビリ)、タップダンスシチー12着、アーネストリー10着。
さて、キタサンブラックは?ですね。

また、6回中3回は何かありました。
1988年スーパークリーク失格、1994年マチカネタンホイザ出走取消、2011年ペルーサ出走取消。
今年は何もないといいですね。