今年はダービー馬不在の菊花賞です。
1990年以降は12例ありました。カッコはダービー馬です。
- 1990年 メジロマックイーン(アイネスフウジン)
- 1991年 レオダーバン(トウカイテイオー)※ダービー2着
- 1997年 マチカネフクキタル(サニーブライアン)
- 2002年 ヒシミラクル(タニノギムレット)
- 2004年 デルタブルース(キングカメハメハ)
- 2007年 アサクサキングス(ウオッカ)※ダービー2着
- 2008年 オウケンブルースリ(ディープスカイ)
- 2009年 スリーロールス(ロジユニヴァース)
- 2010年 ビッグウィーク(エイシンフラッシュ)
- 2012年 ゴールドシップ(ディープブリランテ)※皐月賞馬
- 2013年 エピファネイア(キズナ)※ダービー2着
- 2015年 キタサンブラック(ドゥラメンテ)
赤字は春の時点で重賞連対実績があった馬です。
懐かしい名前が並びます。皐月賞馬1勝、ダービー2着馬3勝というのは1つの歴史です。
さて、例によって展開予想です。
サトノダイヤモンドが2枠3番、ディーマジェスティが3枠6番。エアスピネルは7枠13番に入りました。
隊列を予想してみます。
逃げ :⑮サトノエトワール
先行前:②ジョルジュサンク、⑤ミライヘノツバサ、⑭アグネスフォルテ
先行後:③サトノダイヤモンド、④シュペルミエール、⑩ウムブルフ、⑰ジュンヴァルカン
中段前:①カフジプリンス、⑧ミッキーロケット、⑫コスモジャーベ、⑯プロディガルサン
中段後:⑥ディーマジェスティ、⑪レインボーライン、⑬エアスピネル、⑱マウントロブソン
後方 :⑦レッドエルディスト、⑨イモータル
というように予想します。
⑮サトノエトワールは③サトノダイヤモンドのペースメーカーの役割を果たすと予想して一番前に。
⑬エアスピネルはこの枠もあり、私は下げると思います。横並びになっていますが、⑥ディーマジェスティの少し前を取りたいところです。
ペースは遅いでしょうね。
それなりに前に行った組の過去走ったことがあるレースを見ると以下の通りです。
- ⑮サトノエトワール 兵庫特別 37.6-1:03.1(先頭)
- ②ジョルジュサンク すみれS 34.5-59.3(離れた2番手)
- ⑤ミライヘノツバサ 習志野特別 37.8-1:02.8(2番手)
- ⑭アグネスフォルテ 神戸新聞杯 36.3-1:01.4(3番手位)
セントライト記念も36.1-1:01.1ですので、これも決して速くありません。
しかし、京都3000mです。最初のコーナーまでの距離が短く、坂の下りもあります。
勝ち時計3:05.0を超えたケースであっても、前半は60秒を少し超える程度で収まっています。
流れる要素はありませんが、例年よりは少し遅め、61秒~62秒程度には収まりそうな気がしています。
最初のホームストレッチはややゆったりで流れ、向正面に向けてペースが落ち着いて菊花賞らしく一旦流れが緩みます。
去年も出入りが激しくなりましたが、今年もそうなりそう。
誰が動かすか?ですが、動きそうなのは⑩ウムブルフ、⑰ジュンヴァルカン辺りがペースが落ち着いたところでジワっと上がっていきそうな気がします。
4コーナーまで馬群の真ん中やや前でじっくり動かない③サトノダイヤモンドに対して、3コーナー辺りから徐々に進出する⑥ディーマジェスティ。
内を突く事しか考えてないような岩田騎手の①カフジプリンスと⑬エアスピネル。
⑮サトノエトワールが先頭で2番手⑩ウムブルフ、④シュペルミエール、⑰ジュンヴァルカンのすぐ後ろに③サトノダイヤモンド。
⑥ディーマジェスティは外へ持ち出し、その前を⑯プロディガルサン。内へ入れた①カフジプリンスに⑬エアスピネル。大外⑦レッドエルディスト。馬群が一気に詰まります。
直線は⑮サトノエトワールが潰れ、⑩ウムブルフと④シュペルミエールが粘る。
間から③サトノダイヤモンドが先頭に立ち、真ん中⑧ミッキーロケット、外から⑯プロディガルサン、その外から⑥ディーマジェスティ。
残り200m。
③サトノダイヤモンドが逃げる。⑩ウムブルフが粘るが、外から⑯プロディガルサンが伸び、更に外から⑥ディーマジェスティ。大外から⑦レッドエルディストが伸びるが距離がある。
内で①カフジプリンスも走るが前と差が詰まらず、その横から⑬エアスピネルが追いかけるがそこまでの伸びはない。
③サトノダイヤモンドがゴールまで脚色衰えずゴール。勝ち時計3:04.2。
2着に外から最後皐月賞馬の意地を見せ⑥ディーマジェスティ、3着⑯プロディガルサン、⑩ウムブルフ、⑧ミッキーロケット、⑦レッドエルディストと入線。
⑬エアスピネルは内から伸びたものの7着まで。①カフジプリンスは8着。
となりました。ガチガチですね。
③サトノダイヤモンドが本命。
枠も恵まれました。カフジプリンスが下げそうですし、内のジョルジュサンクの斜め後ろ辺りをジワっと1コーナーに向かうだけで中段前をすんなり取れそうです。
ホームストレッチから2コーナー過ぎ位からジックリ外に出し、4コーナー手前で加速してというレースがイメージしやすいです。
真ん中の方が下げる馬が多いので、1周目で先週のヴィブロスのような前と少し距離がある6番手位を取れる動きになりそうな気がしてなりません。
⑥ディーマジェスティがかろうじて対抗。
もし2強で崩れるのはこっちだと思います。枠は恵まれているようですが、付近が下げる馬で、外枠が少し前に行くので1コーナーまでに下手に被せられると苦しくなります。
じっくり外に出せれば…。レース展開をイメージしていると悪いですが、ダービーの時よりはプラスにしましたし、なにより力があります。
⑯プロディガルサンは出遅れずに掛からなければ、という2つの条件付きではありますが3番手。
真ん中が下げる馬が多いであろう状況なので、外枠でもスタート五分ならある程度いい位置を取れるんじゃなかろうか?と。
⑰ジュンヴァルカンの辺りをじっくり後ろにつけられれば、前の壁にもなりますし、スタミナもあります。
⑩ウムブルフは一発あるならの1頭で。穴でもないですけどね。
⑥~⑨、⑪が下げるとなると、そんなに前に行かなくてもいい位置を取れる気がします。
じっくり外目から私は早めに動くと思います。スタミナはありますし、持っている時計も東京2400mを56キロ背負って2:25.0は悪くありません。
切れ味勝負は分が悪そうですが、走りやすさだけで。
⑧ミッキーロケットもやはり上位はありそうです。
これも⑩ウムブルフと一緒で、五分にスタートを切れば、③サトノダイヤモンドか④シュペルミエールの後ろの内を無理することなく取れそうです。
4コーナーで外に出しながら③サトノダイヤモンドの後ろを一緒に伸びてきそうではあります。
最終コーナーで外から被せられた時、③サトノダイヤモンドに比べると1列後ろになりそうなので、自由が奪わる可能性を感じてこの辺り。
⑦レッドエルディストは力でこれ位は持ってくると思いますが、やはり追い込み一手だとどうしても勝ち負けに加わるイメージが出来ません。
⑬エアスピネルは勘ですが下げると思います。
自分の外から前に行く馬もいそうですし、距離の不安はあります。
外から前に出していくよりは、思い切って下げて内を狙う方がありそうです。
問題は①カフジプリンスが同じことを考えそうですし、真ん中が下げるということは、⑬エアスピネルにとっては下げにくいことになります。
③サトノダイヤモンドより前に行くよりは、後ろにいるイメージがしやすいです。
そうなると苦しい気もしますが…。内枠なら違ったんですけどね。
①カフジプリンスは内枠が果たしてプラスになるか?は正直微妙。
前が飛ばすとは思えないですし、4コーナーで馬群が詰まりそう。
そうなると、内で自由な動きができるか?というのが懐疑的です。
4コーナーで内に入ってシュンと加速して切れるタイプには感じないので、被せられてしまいそうな気がします。最後まで伸びて「あー惜しい」という走りはしそうですが…。
で、予想。
◎ ③サトノダイヤモンド
〇 ⑥ディーマジェスティ
▲ ⑯プロディガルサン
△ ⑧ミッキーロケット
△ ⑦レッドエルディスト
注 ⑩ウムブルフ
まぁ本命は大丈夫でしょう。強いし。他は知りません。
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