欧州最強牝馬への道。ナッソーS レース回顧




2016 ナッソーS(G1・1m1f192y・グッドウッド・Good To Firm)

欧州最強牝馬へMinding(マインディング)の登場です。
前走はプリティポリーSを圧勝してきました。まぁメンバーがメンバーですし。

今回も5頭立て。皆さん避けています。
フランスオークスで8着、9着の馬が2番手3番手になるレースですので、G1の格は1頭で保っているようなレースです。

ナッソーS出走馬

レースはSwiss Range(スイスレンジ)が好スタートから先頭で、Minding(マインディング)が3番手、Queen’s Trust(クイーンズトラスト)が2番手、Beautiful Romance(ビューティフルロマンス)がいて最後方にJemayel(ジェマイエル)。

と言っても5頭立てなんので、展開も別にそんなに気にすることはありません。

しかし4コーナーでBeautiful RomanceがMindingを外からかなり締めてきました。
なかなか厳しいレースです。少し首を上げるシーンもあり、一度は最後方に下がりました。
ただ、そこは5頭立て。

直線はSwiss Rangeが粘るもQueen’s Trustの外から手応え十分で最後方から大外に持ち出したMinding。
並んでからQueen’s Trustの抵抗を受けますが、そこは実績の差、力の差でしょうかね。
ラストは後続を1馬身1/4差離してゴール。

3着はJemayelでそこから1馬身1/4差でした。勝ち時計が2:05.05。

直線は舌を出しているし、使い詰めの面もあるし、パフォーマンスはそこまで秀逸とは感じませんでした。
強いのは確かですが、正直英オークスで感じた迫力は感じませんでした。

まだシーズン半ばですので、一旦このメンバーでは緩んでもわからないでもありませんが…。

当然ながら上がりの勝負でラスト3F(正確ではないけど)が11.00 – 11.56 – 12.56
締められてもきっちり差し切ったのはさすがという見方もありますね。

“She has a choice of the Arc, Leopardstown, some of those races. She can have a little rest and maybe go to France.”

と言っています。
ついに凱旋門賞か!と思ったら「his first mention is of “York”, not “The Arc”」と出てました。聞き間違えたみたいです。

オブライエンさん分かりにくいからなーって再度聞き直せば確かに”York”って言ってる。その後にすぐフランスと言われたから思わず…かも。

となるとヨークかレパーズタウンですので、英インターナショナルSか愛チャンピオンSを経て、もしかしたらフランスもという事みたいです。
まぁ「行けたら行くわ」ですので、薄いでしょうね。