直線
ラスト400mではまだ持ったままです。
ここでも11秒台のラップが刻まれていますので、すごい馬だと思います。
後ろでシュウジの岩田騎手が鞭を2本の指に挟んで逆鞭に持ち替える指捌き。
もちろんプロなのですが、「よく落とさないなー」と思います。右手は手綱をしごいている訳ですし。
ブランボヌールが右鞭で内に行った際に、シゲルノコギリザメとの間が狭くなり、イモータルが詰まりそうになりました。
そこで三浦騎手がフェアに外に出したら、これにブランボヌールが必要以上に反応してしまったかなと。
外に急に振れたので、ダンツプリウスとレインボーラインが僅かながら玉突きを起こしました。実際馬体は触れていないと思いますが、同じような脚色なだけに難しいですね。
馬場としては今日は内目の馬が残っていたので、ルメール騎手としては安全運転を心がけたのでしょう。
自分の走りをしただけで、後続との勝負という感じがしません。
残り200mを切った所から追い出しました。
ちなみに、ここにはロードクエストは写っていません。
こういう内外別れるレースというは非常に撮りにくいです。
思い起こすのはハープスターが敗れたオークスですが、あの時も内外離れ、外から一気に飛んできたのでメインを外した人が続出したと聞きました。
今回は逃げているのが1番人気だからいいものの、苦戦します。
まして完全に抜け出すとますます難しい。私は混戦の方が撮りやすい気がします。
そんなカメラ事情はメジャーエンブレムにもロードクエストにも関係ありませんので最後まで走ります。
で、シャッターを0.05秒程度外しました。無念です。
ロードクエストは直線外に出してから前に詰めるまで時間がかかりました。
それは前が11.3-11.5という走りをしているので、それを上回るというのは難儀ですが、時計以上に瞬間のキレが求められてしまうと苦しいです。
特にメジャーエンブレムみたいに淡々と走る馬相手だと、10秒台の脚でズバンと伸びるみたいな馬の方が倒しやすいタイプだと思います。
ロードクエストはいい脚を長く使えていますが、このタイプの馬相手だとやりにくいかもしれませんね。それでも上がり33.8は立派です。
450キロを下回ってしまいましたが、次はダービーでしょうか?体が小さくなってしまったので、回復しないと回避の方が馬のためにはなりそうな気はします。
レインボーラインも外枠から内に入れないのでじっくりと。
430キロとデビュー以来もっとも軽い馬体にになりましたが、よく走ったと思います。位置取りは良かったですし、時計も1:33.0を切りました。
この馬は人気にならないで走るタイプですね。
ダンツプリウスも人気にならなそうな馬ですが、しぶとい馬という印象です。
切れ味不足が今後言われ続ける馬であろうと思いますので、東京のスピード馬場よりも少し違う所で走れば面白いですね。
トウショウドラフタは期待していたのですが5着まで。
内を突くというのは良かったんですが、ゴール前は同じになってしまいました。
1400m通過後に落ちているので、距離が1F長いのかもしれません。どちらかと言えばスプリンターでしょうかね。
ハクサンルドルフは後ろから伸びて上り33.9も出ました。
前半が悪いのがどうにかなればいいですが…。距離がもう少しあった方がいいかもしれません。
イモータルは道中もいい位置にいましたし、直線で少し壁になるシーンもありましたがほんの僅か。
全く伸びていないに等しい上がり35.3。純粋にマイルで戦うには力不足というように感じました。こちらももう少し長い方がいいかも。
ティソーナは直線でフラフラしていました。
ゴール前壁になったというより、馬の後ろにつけた?のかな。最後は追わずにブービー。全然いい所がありませんでした。
上位2頭はクラシック組ですし、レインボーラインもダンツプリウスもトウショウドラフタも重賞勝ちがあります。
8着までみてもハクサンルドルフを除くブランボヌールとブレイズスマッシュも重賞勝っています。
やはり一気に到達するというのは甘くはないですね。
レースとしてはあっさりしていましたが、G1らしい順位になったと思います。
ウイニングランしているメジャーエンブレムは非常に落ち着き、精神力の強さは感じます。
ルメール騎手も桜花賞で色々言われましたが、ここはきっちり勝ってホッとしているんじゃないでしょうかね。
単勝持って応援していた人は最高に楽しいレースだったでしょう。
それ位完全にメジャーエンブレムが支配したレースでした。
安田記念に行ってくれないかな。3歳牝馬52キロで出れば1:32.4位は自力で走れそうですから、悪いレースはしないでしょうし。
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