第65回クイーンステークス レース回顧

クイーンステークス(G3・札幌・芝1800m・良)

3歳馬アエロリットのあっと驚く離した逃げからの逃げ切り勝ちでした。
勝つ事は特に驚きはしませんが、まさかこんな逃げ切り勝ちとは…。さすがは横山騎手というところでしょうか。

プラス18kgと戻しつつ成長してきた感じで出てきました。
パールコードもプラス12kg。
夏ですし、馬も汗で体重の減る季節ではありますが、マイナス体重はクインズミラーグロのみ。

スタートはややクインズミラーグロと外目のノットフォーマルが後手。
スタート直後から真ん中からクロコスミアが行く気配を見せましたが、内のアエロリット、シャルール、ヤマカツグレースと4頭が先頭集団を形成します。

最初のゴール板を通過した辺りでまずはヤマカツグレースが引きました。
1コーナーまで200m程度で入りますので、スタートから出して行っても内外の差はあります。

アエロリットが先頭で1コーナー。
2番手にシャルールにクロコスミア3番手。これは非常に積極的だなと思いながら見ていました。
アドマイヤリードはいつも通り後方へ。

向正面に入った所でグングンとアエロリットが飛ばします。
ポツンと先頭を走るアエロリット。

2番手にシャルール、クロコスミアとヤマカツグレース。
ラインハートに外目からパールコード、内でトーセンビクトリー。
外目からじわっと進出するノットフォーマルにエテルナミノル。クインズミラーグロにアドマイヤリード、マキシマムドパリと続いてハツガツオ最後方。

馬場は良かったのもありますので、35.2 – 58.3は遅くないものの、決して無理なペースではないでしょう。
ここまで簡単に離されるペースではなかったですね。

ヤマカツグレースも抑えていましたし、シャルールもそんな感じ。あの辺で60秒切るか切らないか程度です。
後方でエテルナミノルに右鞭1発入っていましたが、それ以外の馬は基本的に無理なく追走していたと思います。

3コーナー付近から徐々にペースを落とし、後続を引き付けます。
アエロリットにいいようにやられている感じです。札幌競馬場は丸い競馬場でコーナーの距離が長いので、良馬場で内をきっちり通られると辛いです。
パールコードもエテルナミノルもアドマイヤリードもコーナーずっと外ですので、少しペースを落としても簡単に差が詰まりませんでした。

直線でアエロリットが先頭。
後方ではトーセンビクトリーがシャルールの進路をカットしました。

これについては、私は福永騎手をそこまで責める気にはなりません。
外に出そうとする以前のタイミングで馬の方が超反応というか、びっくりしたかのような動きでした。
少し顔を外に出した所でキツイ動きに。シャルールの前に入ってしまいました。

私も先日乗馬ではありますが、あるポイントでカーブしようとすると馬が離れるようにグイっと反応する時があり、修正が間に合わないという体験したばかりですし。
顔を外に僅か向く程度の動きであんな動かれると、対応できる気が私はしません。
もちろんプロの騎手ですし、ある程度予測できないといけないと言えばそうですが、あれは難しいと思います。
幸いだったのはシャルールの手応えがほぼ無かったことでしょうか。

そんなことは関係なく、逃げるアエロリットがラスト11.5-11.9で粘り込みです。
トーセンビクトリーとクインズミラーグロが差を詰めますが、前とは決定的な差がありました。
外からアドマイヤリードも伸びてない訳ではありませんが、コーナーでのロスが大きかったと思います。
直線だけで前のマキシマムドパリを抜き去り1馬身半差をつけていますので、末脚は鈍っていませんが、やはり前に行けない or 内を突けないと今回の馬場では苦しかったと思います。

最後は2馬身半。
勝ち時計1:45.7という好時計で快勝しました。桜花賞は出遅れもありましたが追い込みもできますし、今回のような逃げも。

好スタートから先頭を譲らず、2コーナー過ぎからは大逃げのような形に。
ペースを自在にコントロールして直線まで完璧なエスコートでしたし、それに素直に反応した馬も素晴らしい。
ラストも11.9でまとめており、最後までストライドもしっかりしていました。秋華賞も似たような競馬場ですので、この自在性は大きな武器になります。

2着のトーセンビクトリーは終始内。
直線入り口の動きは確かに褒められたものではありませんが、あそこで待っていたら2着はありません。
ロスなく進めるというのが必須というのは、上位3頭が4番より内側だったのは偶然ではないでしょう。
このレースの前までの5戦で勝ったジェンティルドンナMの時が上がり33.9、中山牝馬Sで34.5。
負けたアンドロメダSで35.9、阪神牝馬Sが重馬場で35.0、マーメイドステークスで35.4。
今回は34.4。ある程度上がりが出そうな時にいいんでしょうけど、分かりませんね。

クインズミラーグロは安定して走って3着。
牝馬重賞ばかり走ってこの安定感は驚きです。
道中はロスなく走り、4コーナーで気持ち外へ加速するように走り、直線頑張って追い込みました。
スタートで後手でしたが、五分ならもしかしたらトーセンビクトリーの位置を取れたかもしれませんので、勝てなくてももう1つ上の順位はあったかもしれませんね。

クロコスミアは逃げられませんでしたが、この舞台は合うのでしょう。粘って4着。
今回は枠順がもう少し内なら多少は違ったと思いますが、最後は力負け。この札幌で勝利しておきたい所ですね。

アドマイヤリードは真っ直ぐ走ってナンボだなという印象でした。
距離とかではなく、コーナーの距離が長い今回の舞台は全く不向きでした。
それでもここまでしっかり伸びてきていましたので、東京でなくてもエリザベス女王杯やマイルCSなどワンターン、もしくは直線が長ければ大丈夫そうです。

マキシマムドパリは道中う後ろになってしまったのでもったいない敗戦です。
スタートから押していましたが、反応がなく、ポジションが取れませんでした。
直線でアドマイヤリードには交わされて突き放されていますので、やはりあのクラス相手には末脚勝負はしたくないですね。
もっと粘り込める競馬になれば。もう1Fでも距離が長い方がいいのかな。エンジンがかかるまで少し時間がかかるだけで、スピードはあるので、この辺りの舞台が合いそうなだけにもどかしい。

パールコードはどうしちゃったんだろうという負け方。
今まで負けても「惜しい」という敗戦だったのに、今回は見せ場が全くありませんでした。
道中の行きっぷりは悪くないのですが、4コーナーで舌も出していますし、追い出してからの反応が悪かったと思います。
乗ってても分からないのに、映像だけで更に馬の気持ちは分かる訳ありませんが、画面を通じてはやる気があったようには見えませんでした。

2 件のコメント

  • お久しぶりです~
    コメントしてませんけど、読んでいます。
    しかし強い勝ちかたでしたねアエロリット❤
    のびのびストレスなく走ってるのも見てて気持ちいいです。
    前ポツンお見事でした(о´∀`о)

    • お久しぶりです。
      コメントありがとうございます。
      最近競馬は休みがちで。夏ですし、それ以外の事をやっています。まぁ一応は見てますが…。
      強かったですね。綺麗な芝の上で気分良く走っていて、気分いいだろうな~って。あれで負けても。
      やっぱりストレスなく物事を進める事は良い事です。

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