写真で振り返る 第69回安田記念 レース回顧




第69回安田記念(G1・東京・芝1600m・良)

5週連続のG1の最終戦です。
アーモンドアイにダノンプレミアムと対決、近年のマイル王者が勢揃い。非常に楽しみなメンバーです。

それもあって混んでました。
「入場人員は前年比120・9%の7万4008人」とのこと。ダービー後で気が抜けがちなのですが、安田記念らしからぬ勢いがありました。

新馬戦が始まり、クラス分けの名前も変更され、色々と変わっています。
クラスの方は慣れですね。来年の今頃は普通に慣れていると思います。

新馬戦は2戦ともとても面白そうなシルクレーシングの2頭が勝利。
特にサリオスの方は圧倒的な末脚。びっくりしました。

6Rではアイムユアーズの仔モーベットがスタート出遅れも何のその。
直線外に出して悠々と突き抜けていきました。こちらも走りますね。

8Rではアーモンドアイの妹ちゃんであるユナカイトが出走。
直線で馬群を縫って追い込むも3着。姉の結果を考えると、少し示唆されていたのか…。まぁこじつけもこじつけです。

当たるものの大きく増えず、連勝していても1点差勝利みたいな感じのレースが続きます。
勝負レースで外れると一気に貯金を吐き出すというダメダメ予想。

メインも心配ですが、ダノンプレミアムが好き+アーモンドアイが3着以下に沈むことは考えにくいので2頭軸で勝負をします。
パドックはダノンプレミアムが気合入っていましたが、落ち着き払って歩くタイプではないので、許容範囲内としました。
アーモンドアイはトコトコ歩いていましたが、体重的には少し大きめ。JCからで+12kgをどう考えるか?です。個人的には問題ないと判断。先入観でそう見えます。

天気は曇り空で過ごしやすい気候でした。
ダービーとは全く違います。
馬場は変わらず素晴らしく、ちょっとスローになると上がり33.0付近連発。2歳戦があって全体的に狂ったのか比較的スローの流れのレースが多かったです。
少しでも流れればレコード濃厚の馬場です。内外で見ているだけでは分からない差であるため、ある程度ロスなく進めたいところです。

返し馬はアーモンドアイとアエロリットの女子2頭が登場。
一気にスタンドのボルテージが上がります。

アーモンドアイ(G1を5連勝中)

返し馬をマジマジと見るのは多分初めて。
入ってきた時は少しイライラしていましたが、キャンターをするとスッと落ち着きました。走るのが好きなんでしょうね。いいフットワークです。

 

アエロリット(昨年の2着馬)

若かりし頃から見ていますが、随分と白くなりました。
こちらも先に入ってきましたが、何の問題もなくすんなりと走り出しました。いい雰囲気です。

 

モズアスコット(昨年の勝ち馬)

特に目立ちはしませんでしたが、昨年もそんな感じだったような。
手綱はやや握っていますが、嫌がる素振りも見せずにしっかり走っていました。

 

サングレーザー(昨年天皇賞秋2着)

気合十分で走るタイプですが、こういう走り方ではなく、クビをこの形にするサングレーザーを見るのは初めて。
岩田騎手らしい乗り方なのか、悪いとは思えませんが、いつもとは違う印象です。黒い馬体は本当に綺麗。

 

ペルシアンナイト(一昨年のマイルCS勝ち)

一昨年のマイルCS以降勝ちがないですが、存在感はそこそこあるペルシアンナイトです。
特徴的な走りに見えますが、切り取るといつもこんな感じです。キャンターでの脚の運びは特徴があります。

 

ダノンプレミアム(金鯱賞→マイラーズCと連勝中)

動画にあるように、ナイーブになっていました。
「スムーズな返し馬」とは贔屓していましたが、そこは言えません。汗も他の馬に比べると出ていました。
口を開けていて、自分がダービーで見た印象とはちょっと違いますね。「性格が変わってきた」のか「異常だった」のかの判断は見ているときはできません。

 

ファンファーレです。
7万人以上入ると混みますね。ダービーとは違った盛り上がりがありました。
ダービーはスポーツ。甲子園決勝の雰囲気です。
この安田記念は野球で言えばプロのCSみたいな雰囲気。「日本シリーズ」って感じではないです。

向正面にはそこまで届いていないでしょうし、各馬スムーズにゲートに入っていきます。