2018年の有馬記念の枠順が決まりました。
頑張って書かないと…。
今年も枠順抽選会観戦はお祈りメールが届き、またしても直接見る事はできませんでした。
「JRAよ、私はもし行ったらちゃんと写真つけてブログでそのことを書くぞ。だから当てなさい。」と言いたいが、そんな甘くない。来年は当たるといいなー。
枠順が本当に悩ましくなりました。
有馬記念は皆さんご存知でしょう。枠の有利不利がモロに出ます。
昨年だってスワーヴリチャードとシュヴァルグラン相手にクイーンズリングが先着するなんて東京2400mでは余程のことが無い限り起きなかったでしょうし、ジャスタウェイもトゥザワールドに先着を許しました。ウオッカも大外からほぼ何もせずに二桁着順に沈んでいます。彼女は中山は不得意だったにしてもです。
当日は曇りに小さな傘マーク。
当日は文字通り夜から寒さに耐え忍ぶ夜になりますが、雨さえ降らなければ曇りは写真的にも寒さ的にも割と歓迎。放射冷却で一気に冷えるよりは過ごしやすいです。
ちなみに、これは「写真を撮り、前日から馬鹿みたいに並ぶ人」専用の意見なのでほとんどの人には当てはまりません。
オジュウチョウサンと武豊騎手が1番を引き、「良い枠代表」の2枠4番にダービー馬マカヒキ、3枠6番にそのダービーで凌ぎを削ったラストランのサトノダイヤモンド。
ミッキー2頭は10番と11番。その外にレイデオロ。
多くの人が頭を悩ませることになるであろうキセキの7枠14番にシュヴァルグランの8枠15番。
仮に東京2400mでこのメンバーで走れば、この枠順でもレイデオロとキセキとシュヴァルグランは普通に行けば5着に以内にはほぼ間違いなく入ると思いますが、ここは中山2500。
スタート五分で想定より1列後ろになる7枠より外は鬼門です。
「本当に強ければ関係ない」という人もおりますが、着差にして1馬身半で完敗の世界では、僅かな想定外も無いに越したことはありません。
出走馬の印象はこんな感じに書いています。
ちなみに、昨年のレース回顧です。あれから1年ですね。
枠順を見てざっと思った印象
今年は「明確に下げる」タイプが少ない上に、キセキが外からグーンと行くとすると、割と内の馬も抵抗してスタートからホームストレッチまでが割と流れるかなと思いました。
ダイワスカーレットが逃げた時、5F目まで全く淀みがなく、そこから13秒台のラップを入れつつ、向正面で落としましたが、それに近いか。
モデルケースとしては今回はこれを参考に。ラップも似たような推移になっていくのかな。
ただ、13秒台が入る気もしませんので、勝ち時計もそれなりに出ると思います。
オジュウチョウサンの1枠より気になるモズカッチャン~サトノダイヤモンドまで。外国人ジョッキーの名前が3つ。1頭は岩田騎手。
この辺りから絡みそうな気配はプンプンします。
枠順によっては荒れないレースになりそうでしたが、これは一波乱ありそうな雰囲気は醸し出していますね。
この秋、キセキは逃げて結果を出していますが、天皇賞もジャパンカップも前半から飛ばしてレースを作り上げたものではなく、割とマイペースでスイスイ行けたのも大きかったと思います。
今回は外枠からなので、少し意識して出して行かないと取れません。スタートから6.7位で最初の100mを走り、そこから11秒台のラップ2回で先頭を奪い切ると思っています。
そうなると、スタートからすぐに縦長になりつつ、ホームストレッチの出口辺りから前がペースを落として馬群が詰まっていき、向正面に入る頃に落ち着くというレースが思い描ける感じですね。スタートからの入りが最後の急坂で響いたということになってしまいそうな予感が。自分の頭の中ではキセキは逃げ切れませんでした。
ただ、すんなりレイデオロが勝つシーンもなかなか思い描けず。
ブラストワンピースとかミッキーロケット、サトノダイヤモンド辺りがゴール前で頑張っていそうな。
馬場は南総S(古馬1600万)のスプリント戦で1:08.6。
ひいらぎ賞が素晴らしい時計だったので、比較的出ると思いましたが、このレースだけ考えると普通。
当日の天気での悪化具合は分かりませんが、去年一昨年と比べて悪い印象もなく、「やや時計が出るかな」程度ですね。補正する程ではないと思います。
先週はアルマエルナトもアドマイヤリードもレッドシルヴィも真ん中位から伸びてきてますので、今週は最内よりは少し外を走った差し馬か?
展開予想
難しいですね。毎度のことながら。
特にこのレースは難しい。枠順によっては思い切る馬もいるため、予想しにくい。
スプリント戦の方が分かりやすいので、展開予想はそっちの方がアテになります。毎回アテにならない予想を書いていますが、今回も結構アテになりません。
逃げ :⑭キセキ
逃げ後:①オジュウチョウサン、②クリンチャー
先行前:⑤パフォーマプロミス、⑥サトノダイヤモンド
先行後:③モズカッチャン、⑪ミッキーロケット、⑫レイデオロ
中団前:④マカヒキ、⑧ブラストワンピース、⑨リッジマン、⑮シュヴァルグラン
中団後:⑦サウンズオブアース、⑩ミッキースワロー、⑯サクラアンプルール
後方 :⑬スマートレイアー
としました。
キセキは先手を取りに行くでしょう。行ってくれ。
スマートレイアーは思い切って下げるレースと予想しましたので、スタート直後にシュヴァルグランを外に振りながら斜めに入っていき、内でオジュウチョウサンとクリンチャー、パフォーマプロミスと言った馬を横目見ながら最初のコーナーで先頭に立つと思います。
ミッキースワロー辺りはこの位置に書きましたが、中山はしっかりしていて、もう少し前に行くかな?と思ったものの、順々に書いていくとこうなりました。
レイデオロもミッキーロケットを見ながらその斜め後ろ辺りは取りたいでしょうし、中団外という位置はしっかり確保できそうです。
ペースは書いた通りダイワスカーレットの時がモデルです。
最初の1000mを59.5。あの時は59.6でしたが、少し今年の方が出るかなー。
そこまでスローではないものの、キセキを制して先頭に行く馬や、わざわざ鈴をつける馬も明確に見当たりません。
この秋3度目の光景がホームストレッチでは見られると思います。
2コーナーにかけて徐々にペースを落としていき、13秒台まで落とすことはしないと思うものの、スタート直後の無理を考えるとキセキだって落とすハズ。
12.5付近まで落としながらコーナーから向正面へ。
オジュウチョウサンは離れずついていき、クリンチャーが変わらず3番手。
パフォーマプロミスとサトノダイヤモンド、ミッキーロケットも積極的。
内でじっくりとモズカッチャンとブラストワンピースがおり、その外からレイデオロが前を見ながら中団外目を悠々と追走します。
岩田騎手らしく内を狙ってそうなマカヒキがおり、少し手を動かしながらリッジマンに早めに仕掛けるシュヴァルグラン。
後方にサウンズオブアースやミッキースワロー、サクラアンプルールにスマートレイアーという展開です。
前はあまり動かしそうなのはいませんが、シュヴァルグランが向正面から動かして行きそうな感じはします。
スタート無理せずに後方から、ペースが落ちた向正面で早めに動いてコーナーは惰性で乗り切りたいタイプでしょうし。それ位かな。後はオジュウチョウサンがどこまで頑張れるか?ですね。
3コーナー過ぎからペースが上がり、外からシュヴァルグランに前に行かせないようにレイデオロが一緒に仕掛け、その前のサトノダイヤモンドも同じようにレイデオロを待ってのスパート。レイデオロの内からミッキーロケットも加速。
内でクリンチャーとオジュウチョウサンが頑張っている中、内でスルスルとモズカッチャンとブラストワンピース、その後ろからマカヒキと間ミッキースワロー。
逃げるキセキが先頭で直線に。コーナーから並びかけるように加速するサトノダイヤモンドと半馬身後ろからレイデオロ、その外からシュヴァルグラン。
直線はキセキ先頭で頑張っている中、サトノダイヤモンドとパフォーマプロミス、モズカッチャンが並んで2番手を追う。
その後ろで控えたミッキーロケットが2番手に上がり、サトノダイヤモンドがやや苦しいか?でも頑張っている。シュヴァルグランも少し手応えが怪しい。
逃げるキセキも坂の途中から失速し始め、その後ろからレイデオロが一気に加速。ミッキーロケットと一緒に伸びてきます。
最内からモズカッチャンとブラストワンピースが鋭い脚。マカヒキも今回は割と頑張ってそう。
坂を上り切ってレイデオロがミッキーロケットを半馬身交わし、内からブラストワンピースがキセキを振り切って3番手に。
その後ろからミッキースワローも伸びてきているが、少し距離があるか?モズカッチャンは遅れた。
最後はレイデオロがミッキーロケットを1馬身振り切ってゴール。2着にミッキーロケット。3着にブラストワンピース。
その後ろはキセキ、ミッキースワロー、マカヒキ、サトノダイヤモンド、パフォーマプロミス、シュヴァルグランとバラバラっとゴールに入りました。
オジュウチョウサンは着差こそ大きく負けてはいませんが、10着。
勝ち時計2:30.8。
レース上がり35.8。
ある程度キセキが作る流れがあれば、この位の時計の決着にはなるかな。
先週の朝日杯はこの勝ち時計はドンピシャだったけど、そんなの当てても仕方ないです。
◎ ⑫レイデオロ
○ ⑪ミッキーロケット
▲ ⑧ブラストワンピース
△ ⑩ミッキースワロー
△ ⑥サトノダイヤモンド
△ ⑤パフォーマプロミス
注 ⑭キセキ
としました。
本命はレイデオロ。
そうした、という感じもありますが…。
ミッキーロケットとのポジション争いがスタートの肝だと思いますが、キセキ以外に被せてくる馬はそういないと思いますので、無理なく外を追走できるかなと思います。
ギリギリの枠ではありますが、最初の4コーナーまでは比較的レースはし易いと思いました。
後は前を見ながら進められれば。シュヴァルグランをしっかりブロックし、サトノダイヤモンドをきちんと射程に入れておけば、着順で大崩れはしないでしょうね。
ただ、外枠であるのは確かなので、例えば4枠7番辺りにいるのとでは少し違います。紛れる可能性は感じないでもないです。
対抗にミッキーロケットを。
レイデオロとのポジション争いは確かにあり、リッジマンはどうでるか?はあるものの自分の内(サウンズオブアースまで)がそこまで激しいタイプではないので、すんなり4コーナーまでレースを運べそうな感じを受けました。
東京2000では完敗ですが、中山2500ならもう少し差は詰まるでしょう。
切れ負けはあると思うものの、雰囲気はあります。
3番手にブラストワンピース。
やや先物買いではあるものの、サウンズオブアースより前に行けば、サトノダイヤモンドもパフォーマプロミスもそれなりに出して行くと思いますので、内目のモズカッチャンの横辺りを取れるかな。
そうなれば、直線までじっくりできる位置にいられますし、最内は多分キセキが取っていますし、オジュウチョウサンやクリンチャーが下がってくる可能性も捨てきれず、最内より内から2頭分外辺りを走れる方が自由が利きそうに感じます。
その位置にスポッと収まるかな。毎日杯の時、シュンと切れたので、中山は向いている可能性も。新潟記念のイメージよりは、別の走りの方が見たいですし、この枠だとしそうです。
△勢は毎度の事順序は大してありません。
ミッキースワローは本当はもう3つ位内に入れれば、と思ったのに。やや外なのがなー。
中山だと悪くないスタートでしっかり走れるので、予想よりは後ろにならないかもしれませんが、気持ち届かないかも。
セントライト記念位走れれば手応え十分で差し切りそうですが、どこまで自由が作れるか?
穴人気するでしょうし、思い切った事をする鞍上ですので、「伸るか反るか」です。自分は少しだけ。
サトノダイヤモンドも△。
ジャパンカップは外回っての失速ですが、あれよりはレースはし易いと思います。
モズカッチャンより前に行き、パフォーマプロミスと並ぶように道中走れれば、見せ場は作れると思いました。
最後止まるイメージが最近はあるので、ゴール前まで伸び切れずにゴールしそうですが、引退レースですし、格好はつけてほしいし、つけられるはず。
休み明けよりは叩いていい馬です。JCでピリッとしてくれば、まだまだ見限れません。
パフォーマプロミスも△。
宝塚記念は後方からになってしまいましたが、ある程度行ける馬です。
オジュウチョウサン、クリンチャーが前に行けば内にスペースができますので、モズカッチャンの少し前を走れれば、決して見せ場がないタイプとは思いません。
やや厳しい流れになるので、差し切ったり先行して押し切ったりのイメージはできませんが、五分になだれ込んでどこまで着順を上げられるか?でしょう。
注にキセキを。
そりゃそうです。逃げ切ってもおかしくありません。
ただ、ジャパンカップであれだけ走り、先行が予想され、外枠で川田騎手騎乗。恐らく2番人気。
JC圧勝のエピファネイアを思い出すのも事実で、スタート直後の無理が影響してしまうと、最後まで続かないというのは考えられます。
オジュウチョウサンも黙って逃がすとは思いませんので、秋2戦に比べると、無理をする可能性があるポイントがあるのはマイナスと言わざるを得ないです。
マカヒキは枠は悪くないですが、前走の負け方もありますし、多分今のマカヒキにとっては時計負けする可能性が捨てきれません。
モズカッチャンも渋いので頑張りそうですが、内の2頭が自分より前に行く可能性があるので、道中含めて内側での自由が少ないかもしれないと思いちょっとマイナス。
シュヴァルグランはスタート直後に恐らく外に振られると思うんですよね。キセキに。いい子の感じで先行することはしないと思います。
そうなると、終始外々を走らされ、スパートをすると前にレイデオロ、サトノダイヤモンドと簡単にバテそうにない連中がいますので、この馬と言えども最後まで息が続くか?というと…。
オジュウチョウサンは頑張って走るとは思いますし、頑張って欲しいのはヤマヤマです。
ゴール後の勝者のガッツポーズなんかより、この馬のゴールシーンを追いかけると思います。
それでもG1です。内枠で条件が揃ったとはいえ、3着以内に入るとなると、ちょっと自分では思い描けませんでした。大逃げできるタイプにも見えませんし。
もちろん応援はします。記念馬券も買います。
レースの鍵を握るのはキセキは当然ですが、他の馬で言えばサトノダイヤモンド、シュヴァルグランだと思います。レイデオロの前後で気持ち早仕掛けしそうな馬。
この2頭がどこから動かすか?を注目してみたいですね。
観戦について
自分は例年通りになる予定です。
初めて行く方は気を付けてもらいたいのですが、朝イチで既にゴール周辺は当然埋まります。
たまに11時ごろに来て「席ないなー」という話をしている人がいますが、当然ながらあの辺の連中は前泊組。難しいです。
ゴールから離れての観戦を最初から狙うのをお勧めします。じゃないと本当に見えません。
また、ターフィーショップも狭くて入れなかったり、吉野家の牛丼も長蛇の列です。
食料の確保とお土産のタイミングは重要です。ただ、レース直前に買いに行くと戻ってこれません。
この場所取りは本当に辛いものがあります。
純粋に「開門ダッシュ」だけで言えば、これより厳しかったのは「福男開門神事」だけです。
東京からわざわざ遠征して開門ダッシュのメッカに行きましたが、走るまでの待ち時間含めた過ごし方では有馬記念よりキツイと思いました。
ただ、あちらは終わったらそれで終わりです。が、有馬記念はその後が長い。。。トータルの厳しさではこちらが上。
例年アメリカンドッグしか食べませんが、今年はもう少し食べたい。
場所取りについては色々思う所はあります。友達が来るか知らんけど無駄に取ってる人がいますが、マナーでやめてもらいたいですよね。
メインまで来ない席もあります。ってか場所取ったら意地でも来いよ。
なので、狙い目は実はゴール付近のコンクリートの席だったりします。大体レース前の10分前位からは規制線が引かれ、スタンドに入れません。
つまり、メインレース直前に空いてれば、入っても文句言われる事はないです。戻ってこないのが一方的に悪い。
また、「椅子を持ち込むのはいいけどさ、そこ通路だから」って人もいます。
そこにいるのは自分も一緒なので同じ穴のムジナであることは認識しているものの、それでも取っていいのは1人分。座るのとかない。理由は通路だから。
自分は「通路に立っている人」としてレースまで待ちますが、座るのはないなと思っています。どうしても座りたければスタンドではなく、中へ入れと。
ブログで書いてどうこうなるものではないですが、有馬記念は混んでるので、観戦マナーはしっかりしたいものです。
ちなみに、ホープフルステークスはかなりゆるゆるです。全体的に。自分はなんだかんだあのレースが大好き。
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