第89回日本ダービー 展開予想




熱く、暑くなりそう

5/29は東京は32℃予想ということで、かなり暑くなる予報です。

こりゃ大変ですね。
10年後とかは「あー、あの暑い日のダービーね」と言われているんじゃないかな。

午後になると府中は涼しい風が流れますので、その辺りは過ごしやすいですけどね。
サングラスとかは持って行った方がいいかな。

気持ちを盛り上げるためにファンファーレでも見たらいいよ。

今年のここまでの感じ

重賞勝ちのコマンドラインが抽選で落ちているように、かなり激戦ですね。
ヴェローナシチーもダメでしたし、青葉賞が未勝利勝ちのプラダリアが勝ったのと、マテンロウオリオンが出走を決めたこともハードルを上げました。

収得賞金とは裏腹に、割とヒエラルキーはしっかりしているように見えます。
皐月賞の上位5頭は強いと思います。
馬券的にはこれにプラス誰か?という感じでしょうかね。

ベースはそんなに荒れないと思います。
3頭の内、2頭は皐月賞上位組で決まるんじゃないかなというのが今の予想です。
入り込めるのは1頭。誰も入り込めない事も当然あります。

馬場

金曜日に24mmの雨が降りましたが、まぁ当然ダービーはパンパン見込み。

Cコースになったので、内が綺麗になりました。
直線はやや内に痛みは見られますが、とはいえ先週までとはコーナーが全然違います。

白帽子が有利なのがダービーですが、今年もそれは継続。

オークスが2:23.9ですので、2:23.0付近になるでしょうね。
スピードがないと耐えられない感じになりそうです。

展開予想

これは当たらないですよ。
馬乗ってるから分かります。1発で確実にうまく行く事ないですもの。先週もサークルオブライフは遅れましたが、そういうこともあります。

有力どころが軒並み外。
イクイノックスに至っては皐月賞もダービーも大外。デビュー戦から2戦は2→1だったのに差が激しい。

皐月賞は押しだされる形でアクスビクターモアが逃げましたが、今回はデシエルトが行くでしょう。
ピースオブエイトも前走は逃げてますが、元々の逃げ馬ではないですし、ロードレゼルは前走は離れた2番手。みんな「出遅れんなよ…」と思ってるでしょうね。

逃げ :⑭デシエルト
逃げ中:⑰ロードレゼル、⑧ビーアストニッシド
逃げ後:②セイウンハーデス、⑤ピースオブエイト
先行前:①アスクワイルドモア、③アクスビクターモア、⑥プラダリア、⑮ジオグリフ
先行後:⑫ダノンベルーガ、⑯キラーアビリティ、⑱イクイノックス
中団前:⑨ジャスティンパレス、⑪ジャスティンロック
中団後:④マテンロウレオ、⑦オニャンコポン、⑬ドウデュース
後方 :⑩マテンロウオリオン

としました。

多分アスク勢、ジャスティン勢、マテンロウ勢は近くにいるはず。

枠順を見てレースをし易そうだなと思ったのはダノンベルーガ。
内のジャスティンロックも行くタイプじゃないですし、マテンロウオリオンは下げるでしょう。ジャスティンパレスも皐月賞出遅れてます。外のドウデュースも下げとなると、ある程度動きやすい印象です。

イクイノックスは少し外から出していくであろうロードレゼルの斜め後ろをトコトコ追走すれば、大体ジオグリフの直後外目にはつけられそうですので、悪い位置ではないです。デシエルトとロードレゼルが斜めに切れ込んで行ってくれれば、自由に外から行ける分外枠にしてはやりやすそうではありますね。

ペースはデシエルトが握ったとして外から切れ込んでポジションを取りに行く関係で2F~3F目が少し流れると思いますので、前半は60秒。

ダートを走っていた馬で、上がりも35.0を切ったことがない馬ですので、ある程度行かないとどうしようもありません。狙うのはローザノワールみたいな走りでしょうから、少し後続との差は欲しいでしょう。なのでペースは極端に遅くならず、1:12.3-1:24.7-1:36.8。

前がぽつぽつで中団が多めで、後ろぽつぽつという展開。

3コーナーから徐々に動き出し、プラダリア、アスクビクターモア辺りが徐々に前に。外から皐月賞のように持ったままでジオグリフ。その外からイクイノックスも徐々に動き出し、内目でダノンベルーガは少し待つ感じ。ドウデュースも外から持ち出して動き出します。

4コーナーでデシエルトのすぐ後ろにロードレゼルがいて、ビーアストニッシドとセイウンハーデスは少し手が動いて苦しそう。ピースオブエイトは内側から動かない。外からプラダリア。
ジオグリフの外へ持ち出したイクイノックス。ダノンベルーガは馬場の真ん中へ。

直線に入ってロードレゼルが早くも先頭。さぁダミアン・レーン騎手とここからの粘り。
内から並ぶようにアクスビクターモアが先頭へ。
外からジオグリフとイクイノックス。間にダノンベルーガ。プラダリアは少し遅れた。ドウデュースはまだ後ろ。

逃げるアクスビクターモアを外からイクイノックスがジオグリフを抜いて先頭に。アスクビクターモアとの間からダノンベルーガ。粘るアスクビクターモア。ロードレゼルも頑張っているが遅れた。

外からイクイノックスが少しよれた所をダノンベルーガが堂々と突き抜け、まるでマカヒキとサトノダイヤモンドのゴール前を見ているかのよう。外のジオグリフと内にアスクビクターモアと並んでいるが、ややアスクビクターモアがいい。

先頭は並んで最後は半馬身前に出たダノンベルーガが1着。2着はまたしてもイクイノックス。
3着にアスクビクターモア、4着ジオグリフ、5着追い込んだドウデュース。

結局皐月賞上位陣が入れ替わっただけになりました。

勝ち時計2:22.9。中団から上がり33秒台の脚を使われたらこうなります。

「いやー、なんだかんだ皐月賞の上位陣の3連単買っておけばよかったんだよ。」という懺悔にも似あ心の声が競馬場を包み込みます。

でもいいレースでした。脳内だけど。

◎ ⑫ダノンベルーガ
○ ⑱イクイノックス
▲ ③アスクビクターモア
△ ⑮ジオグリフ
△ ⑬ドウデュース
△ ⑥プラダリア

本命はダノンベルーガ。
枠の並びがいいなと思いました。内外の連中がポジション取り終わった時に、内目にスッと入っていそうな。東京であればバトルボーンを、ジオグリフを退けた脚です。上がりは出せます。
皐月賞上位の中では展開は向きそうに思いました。

対抗はイクイノックス。
こちらは東スポ杯で見てますが、「ダービー出れば対抗以上は」と思っていましたし、皐月賞の走りも上手でしたので、外枠でも大丈夫でしょう。
変に包まれる位なら、ロードレゼルがオークスのニシノラブウインク役として先導してくれれば、スターズオンアースのイメージと同じで行けるんじゃないかな。
ただ、皐月賞の時によれたのが気になりましたね。あれが致命傷にならなければ。

▲がアスクビクターモア。
ディープインパクトはほぼラストクロップですが、この馬が一番上に。
東京では負けてますが、大きくも負けておらず、皐月賞で世代トップクラスの力を見せました。枠順は恵まれましたし、一発粘り込めれば面白い。展開は向きます。キレ負けはあると思いますが、それ以外は崩れないと思います。

△勢はジオグリフが当然上。
順列としてここにしたのはなんとなくです。正直。
朝日杯以外は崩れてませんし、時計も十分。
ただ、上がり33秒台前半になった時、もちろんデビュー戦で出しているものの、2400mでとなると気持ちマイナスなんじゃないか?程度です。これも走ってみたら杞憂かもしれませんが。

ドウデュースは前走の走りから下げる前提だと思いますが、あの位置だと如何せん届かないかなというので上位陣では一番後ろ。
超スローなら差し切れると思いますが、ある程度流れる高速馬場だと前が止まらずに届かないというのは十分ありそう。

プラダリアも青葉賞で一気に時計を詰めましたが、ここからもう1つ詰めることができるか?というと微妙。とはいえ枠の有利さで何とか…という位。流れは向くと思いますが、パンチ不足でここ位になりそう。それで菊花賞候補になりそう。

 

いいレースが見れそうなので、面白いダービーです。
楽しみましょう。