いよいよ今年のクラシックも最終戦を迎えました。
無敗でコントレイルがここまで来ました。ディープインパクトの本物の後継となるためには絶対に落とせない1戦です。
2枠3番で今回はお隣がレクセランスではないこと以外は何も問題ありません。
しかもマンオブスピリットにサトノインプレッサという比較的下げるタイプが外に2頭並んでいるのもプラス。最初のコーナーまで距離がないので、外からごちゃごちゃっとすることもなさそうです。
ヴェルトライゼンデは6番。枠順的にピンク帽子だと逆転の目はなかったと思いますが、一応残った印象です。
バビットは11番で、外が出遅れ癖のレクセランスというのはプラスです。ただ、ディープボンドが内にいるので、楽に先手って訳にはいきますまい。
キメラヴェリテも展開の鍵を握ってそうな馬に見えますが、スタートからの出足が悪いので、この枠だと中団がいいところでしょう。
京都の芝は土曜日は稍重で気持ち時計がかかっています。
とはいえレース当日は良馬場でしょうし、秋華賞の時ほど外差しということもないと思います。
もちろん外の方がいいですが、逃げ切りも多く出て、そこまで神経質になる馬場ではないかな。特に3000mなら。
勝ち時計的には3:03.0を切れる馬場ではないので、3:05.0ちょっと超える程度にはなるのではないかと予想しています。
逃げ :⑪バビット
逃げ後:⑧ディープボンド
先行前:①ディアマンミノル、②ガロアクリーク、③コントレイル、⑱ビターエンダー
先行後:⑥ヴェルトライゼンデ、⑦ダノングロワール、⑨アリストテレス、⑰キメラヴェリテ
中団前:⑤サトノインプレッサ、⑩サトノフラッグ、⑭ヴァルコス、⑯ターキッシュパレス
中団後:④マンオブスピリット、⑬ロバートソンキー
後方 :⑫レクセランス、⑮ブラックホール
と偏りましたが、こんなイメージ。
バビットは絡まれる位ならということで行くと思います。
ディープボンドはコントレイルの露払いの意味もあり先行してくるでしょう。
内枠の馬はそんなに下げる感じもないので、ある程度出たなりにポジションを取ってくるかなと思います。
下げる馬はきちっと下げるので、中団もそこまでごちゃつくイメージもないですね。
ヴェルトライゼンデはこの枠で内の2頭が下げ気味でしょうから、コントレイルのマークにはもってこいです。そこは池添騎手の真骨頂でしょう。
スタート直後に無理してという馬は特にいませんし、バビットにしてもスタート直後から離す意味はないので、菊花賞は少しばらけるイメージがあるホームストレッチも、今年はそんなこともないと思います。
1000m通過は61秒位かな。
バビットが玉砕覚悟の逃げを打つ馬でも立場でもないので、静かな前半。
2コーナーを過ぎてから少しレースは動くと思います。バビットは一度ペースを落とすでしょうし。大逃げに振る事はないはずだ。一度落としてコントレイルより先にアクセルを踏んで京都の下りを駆け降りることで粘ろうとするはずです。大逃げをしてもどうせディープボンドは追いかけてきます。
他の馬も黙っていたらコントレイルにやられるだけですからね。神戸新聞杯の走りができれば、行きたがって勝手に自滅しそうな雰囲気になることもないでしょう。
道中で動くなら青葉賞でロングスパートを仕掛けたヴァルコスではないかと。乗り替わりだし。あとは玉砕覚悟のキメラヴェリテ位ですかね。
ということで静かに3コーナーに入ることはないかなと思っています。
ある程度外から先に仕掛けた組の動きがあって、馬群が凝縮されていく中、じっくりと構えるコントレイルという図がテレビに映し出されるのではないかなー。
ヴェルトライゼンデは内にこだわるレースはしてこないで、コントレイルの外へ持ち出してくるかな。枠的にも。内にこだわるのはガロアクリークとサトノインプレッサ。
サトノフラッグの方もコーナーの走りがスムーズなタイプなので、外からいい感じに上がっていきます。ここのところ追ってあまり味がないですが。。。
ダノングロワール、ディアマンミノル辺りと並んでコントレイルが馬群の真ん中から徐々に外へ。その外へヴェルトライゼンデとサトノフラッグ。
前のバビットが少し離し、ディープボンドがその後ろで並ぶようにヴァルコスとビターエンダー。ヴァルコスとビターエンダーの間に入ったコントレイルで直線へ。
逃げるバビットにディープボンドが迫ります。内をするすると突き、2頭の外に持ち出したガロアクリーク。ヴァルコスとビターエンダーの間を一瞬で抜き去ったコントレイルが前を追いかけ、その外からヴェルトライゼンデとサトノフラッグ、内からダノングロワール。大外ロバートソンキーもいい脚。
しかしバビットをディープボンドが捕らえ、その外から堂々とコントレイルが残り150mで先頭。
外からヴェルトライゼンデと内でガロアクリーク、間ダノングロワールとサトノフラッグ。バビットは内でやや苦しい。
最後は流すようにして2馬身差でコントレイルが栄光のゴールへ。
2着はヴェルトライゼンデ、3着にこれはびっくり最後前走位グイっと伸びたダノングロワール。
ガロアクリーク、サトノフラッグ、ディープボンドと続きました。
勝ち時計3:05.1。コントレイルの上りは35.9とエピファネイアとほぼ同じ時計でのフィニッシュ。
と予想。
◎ ③コントレイル
○ ⑥ヴェルトライゼンデ
▲ ⑦ダノングロワール
△ ②ガロアクリーク
△ ⑩サトノフラッグ
△ ⑧ディープボンド
注 ⑤サトノインプレッサ
としました。
コントレイルはまぁ言うことはないですね。そりゃダービーであれだけ突き抜けてますし、神戸新聞杯も素直に走れていました。本質的に距離は長いですが、菊花賞は乗り切れます。
大外にでも入ればもう少し紛れる心配をしても良かったですが、枠の巡りも毎度のことながら良く、唯一心配だったのは皐月賞、ダービーで隣だったレクセランスが離れたこと位。
対抗はヴェルトライゼンデ。
ホープフルSの時、こんな事を書いていました。
走りが素直なので、2000mでコントレイルを逆転する絵は現時点で描けませんが、3000mならわからない。そう思わせる走りでした。
上がりの時計は同じだけ出ていますので、着差は完敗ですが、狂えばもっと際どい勝負まで持ち込めるかも。ただ、スピード全開馬場だとやられちゃうかな。
その思いだけで十分対抗です。
誤魔化せない枠ですし、奇策も打ちにくいが故に崩れる心配もしていません。ただ、勝ち切るイメージはこの距離でもできず。
3番手に穴でダノングロワールを。
敷居が高いですが、前走ゴール前の脚は際立っていました。
距離を伸ばしてパフォーマンスも出てますし、チョイ上がりのかかる馬場、展開も望むところ。
コントレイルの逆転ではないですが、春の有力馬なら距離適性で何とかなるのではないか?と。
ガロアクリークを△筆頭に。
恐らく書いた通り内にこだわり、ロスなく走る事に専念しそうな感じがします。人気もないし。距離も長そうだし。
同年代+今の京都の内側の馬場なら、こだわって内を走れれば2着まであると思っています。
サトノフラッグも△。
こちらはコーナーの走りは毎回上手だと思っていますし、下り坂を上手に使えそうなタイプには見えます。京都がハマればいい所までいけるんじゃないかな。
ディープボンドも△。
コントレイルと違う馬主ならもう1つ上にしたい位の馬です。
ただ、やはりある程度バビット潰しの役割も背負っていますので、力以上に潰れやすいかなということで。
超ハマればサトノインプレッサが怖いですね。こちらも内を突くでしょうし。
西で3勝、東で3敗の6戦3勝。将来マイルG1を勝つ馬でも馬券になるのが菊花賞です。
無欲で走れば突っ込んでくる事も考えておきたい。
コントレイル1着の3連単にするしかないでしょうね。ヴェルトライゼンデが2着、3着を厚めに。
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