第161回 天皇賞(春) 展開予想




緊急事態宣言が延長され、ダービーも無観客となりました。
ゴールデンウィークですが、お店は閉まっており、ちょっとね。。。

競馬は続いていますので、楽しむしかありません。
天皇賞です。淀の3200m。昨年はフィエールマンとグローリーヴェイズの壮絶な叩き合いでした。いいレースでしたね。

今年は14頭立て。
大外にディフェンディングチャンピオン、ディープインパクト産駒のフィエールマン。
阪神大賞典でそのスタミナを存分に発揮したユーキャンスマイル、その隣に父ルーラーシップの出遅れ癖が出てきたキセキ。
ミッキースワロー、モズベッロの日経賞組。

京都の芝は3歳未勝利の1400mで1:21.9。次の1800m未勝利で1:46.6。
前半がスローだと下鴨ステークスのように上がり33.2が出たりしますので、例年通り高速馬場という感じです。
それでも3200mも走りますので、上がり34.0とかが出る訳もなく、切れ味一辺倒では苦戦します。
ある程度4コーナーでは前目に上がっていける馬ではないとね。最後方か一気というはこの距離だと厳しい。

キセキが出遅れなければどうせ抑えられないだろうし、前に行くと思いますが、前走の感じはまさにルーラーシップそのもの。
ああなってしまうと、「出遅れない」と予想する方が難しく、今回も遅れると思います。

逃げ :④ダンビュライト
先行前:②エタリオウ
先行中:①モズベッロ、⑥スティッフェリオ、⑭フィエールマン
先行後:③トーセンカンビーナ、⑩メロディーレーン、⑫シルヴァンジャー
中団前:⑤ミッキースワロー、⑦ユーキャンスマイル、⑪メイショウテンゲン
中団後:⑧キセキ、⑨ミライヘノツバサ
後方 :⑬ハッピーグリン

としました。
エタリオウが随分と積極的ですが、ダンビュライトがこの流れで、京都大賞典の走りを考えたら行くと思いますが、2番手候補がこの馬位しかいない。
最近は前走の日経賞もそうですがスタート後に前を追いかけてしまうので、この枠だと2番手集団で収まりそうな気がします。

キセキは遅れて後方ですが、抑えきれない想定ですので、スタート直後こそ後方にいるものの、2周目の坂ではダンビュライトと並んでいる予想です。
ミッキースワロー、ユーキャンスマイル、ミライヘノツバサもそうですし、メロディーレーンなんかも下げるタイプですので、とにかく下げるのが多い。フィエールマンは中団につけるつもりが気付いたら4番手の外目とか追走できそうです。

押し出される感じでダンビュライトが先頭で、ペースはこの馬が逃げてしまえば落ち着きます。
エタリオウが持っていかれそうな雰囲気で2番手で内で五分のスタートでモズベッロ。スティッフェリオも下げてなんぼでもないので、この位。その外にフィエールマン。

トーセンカンビーナ、メロディーレーン、シルヴァンジャーと続き、ミッキースワローやユーキャンスマイルと言った差し馬勢。
メイショウテンゲン、ミライヘノツバサの外からグーっと上がっていくキセキ。後方にハッピーグリンという展開です。

最初の1000mは馬場もいいので、なんだかんだ60.1。昨年の京都大賞典よりは距離もあるので気持ち落とす感じで1周目ホームストレッチ。
そこからペースが落ち着きます。まぁここまでは例年通り。

ここからものすごく読みにくいのがキセキの存在。
自分は恐らく前にどんどん行ってしまうと思います。こういうのは一朝一夕では治らない。
適当な馬人生だけど、乗っててかかるようになった馬は、誰が乗ってもかかる。相当な技術のレベルの差があるなら別だけど、同じトップジョッキー同士。相性の差はあれど、スタート遅れた位で後方で待っていられるとは前走見るととても思えない。

なので、ガンガン結果的に動かしていくことになると思います。前走不運だったのはタイセイトレイルが執拗に絡んだのもあり、楽ができませんでした。
前に行くと前走も走りはスムーズになっていましたので、ダンビュライトの後ろまで行く頃にはガスが抜けているような。下手に抑えると後方で抑えっぱなしで終了すると思う位の勢いですので、2周目には2番手にいるでしょう。

ダンビュライトもそもそも逃げ馬じゃないですから、行きたければどうぞという感じでしょうから、下手に絡まれそうなら下げるはずです。
無理に先頭を走り続ける理由はありませんので、先にキセキが仕掛けてくれば、それを待って4コーナー手前では入れ替わるかな。
キセキが先頭で4コーナーに入り、ダンビュライトが内で2番手。外から昨年のように先頭を伺うフィエールマン。
最内を狙う気満々のモズベッロやトーセンカンビーナ。エタリオウも前。間からユーキャンスマイル、大外にミッキースワロー。

直線はキセキとダンビュライトが粘る所、外からフィエールマンが先頭に立ちます。その後ろからユーキャンスマイルがいい脚。
最内でモズベッロとダンビュライト、キセキが3番手争い。外からミッキースワローも伸びてきているが、少々差があります。

フィエールマンが押し切るか?という所で、高速馬場+長距離ならこちらと言わんばかりにユーキャンスマイル。
昨年のように2頭のマッチレースのような形になりますが、最後は先に出て押し切ったフィエールマン。半馬身差ユーキャンスマイルが2着でゴール。
3着には内からロスなく進めたモズベッロ。
キセキは粘って4着、ダンビュライトが5着。ミッキースワローは外回ったのが響いて6着どまり。

勝ち時計3:15.3。
キセキこそ動いたものの、そこまで出入りの多いレースではなく、比較的静かな長距離戦という感じでした。

という予想。
まぁ普通やね。

◎ ⑭フィエールマン
○ ⑦ユーキャンスマイル
▲ ①モズベッロ

△ ⑧キセキ
△ ④ダンビュライト
△ ⑤ミッキースワロー

本命はフィエールマン。
大外ではありますが、内の馬が下げそうなので、恐らくそこまで無理しなくてもいい位置にスポッと収まるような気がします。
14頭で前が多少ばらつくはずなので、そんなに道中も外回る心配がない。休み明けは問題なし。高速決着は大丈夫。
この距離だと捕まえに行く側より、待ち構えることができる側の方を上位に取りたいです。

対抗にはユーキャンスマイル。
前走の時計も素晴らしいですし、高速決着は得意ではあるのですが、前にいる連中が阪神大賞典と比較すると骨っぽいのが気がかりです。
フィエールマンの外からというのは楽じゃないですが、真ん中をこじ開けるにも前の連中がタイセイトレイルのようにバテてくれないので、手間取るかなというの1つ下げて対抗。

3番手には穴っぽいということで買おうと思ったら人気になってるモズベッロ。
日経賞も56kgと大幅斤量増にも関わらず、ミッキースワローが騎乗停止レベルの不利があっての2着。
ここにきて一気に馬が良くなっている感がある馬は、その勢いのまま買っておきたい。
そして内枠で先行馬が少ないのもあり、普通のスタート切れれば、内埒をじっくり走れて、直線は開いた内側に切れ込んで走っているイメージだけはできています。「お!来るぞ」と思わせる瞬間は作ってくれるでしょう。

△です。
キセキがまずは1番手。
レースとしてはちぐはぐにはなると思いますが、出遅れのプランBは用意できるのは前走よりマシかなというのと、阪神よりは京都のこの馬場の方がいいと思うので1番手。
普通にスタート切ったら行っちゃったほうがいいですが、行くかなー。少し離した逃げでもされると厄介です。フィエールマン以下のなで斬りできるのはこの馬であることは間違いないので、スタートだけ。

ダンビュライトも△。
東京じゃなければ悪さもしないでしょうし、やはり京都は走ります。
切れ味だと苦戦タイプなのは間違いないですが、下りを使える京都であれば、ある程度カバーでき、持ち前のしぶとさが発揮されそうです。
キセキが行ってくれて離れた2番手だとこちらも怖いですが、逃げると誰かには差されそうな雰囲気はあります。

ミッキースワローも。
200m位一気に切れるイメージがあるので、京都よりは直線の短い所の方がいいとは思いますが、昨年夏から大崩れしていませんし、突っ込んでは来るかな。
ただ、やはり内を突くイメージができないので、掲示板かどうか。他の馬が3頭位崩れて馬券内という所より上は難しかったです。

エタリオウはもう信じないようにしているので無印。
トーセンカンビーナはミッキースワローとそんな変わらない感じなので、掲示板内かどうかという所で外れました。差してくるタイプだと今年は届かないと予想。
メイショウテンゲンはこの馬場がプラスになる感じがしない。

あんまり荒れない気がします。