ダンビュライト馬場入場後の振る舞い
特別編です。
ダンビュライトが馬場入りを拒否しながらも無理矢理入り、放馬までしてしまいました。
まずは一番最後に出てきます。
多分ですが、既に地下馬道からイヤイヤしていたんでしょう。思い切り引っ張られてもびくともしません。1馬力ありますので。やはり馬自身が歩いてくれないとなかなか難しい。
それでも出てもらわないと困りますので、出したら暴れてしまいました。
ロデオ状態。厩務員さんは大丈夫だったのでしょうか???
この状態で落ちない騎手も相当上手いなと感心していました。後脚が完全に空中に浮いていますので、怖かったでしょうね。馬が背中から落ちたら無事では済みません。
何度かダート上で旋回しながらもやっとこさ芝コースへ。
入った所でもゴネた挙句、思いっきりスタートを切り、戸崎騎手の制御から逃れます。
この状態でもしっかり手綱を持つのが大事です。外れるて手綱が引っ掛かると簡単に骨が折れます。自分もそれで折れました。
落ちてしまいましたが、足からだったので、多分そこまで影響はないとは思います。
上手に落ちたなと思いました。怪我する落ち方よりはその方がいい。
この状態で「チャンス到来!」とレンズを向けるカメラマン。こちらもプロです。これで「俺が止める!」という下手な正義感でターフに飛び出すと怪我しますので止めた方がいいです。
走り出したダンビュライト。
手綱が脚に絡まると危険ですが、幸いにしてそれもなく、元気一杯です。
ゴール前を通る時に大声援で更に加速しました。
馬のためを思えば、興奮をさらに加速してしまいますので、ここは無言であるべき。それは分かります。理屈ではそう。
ただ、競馬はエンターテインメントの一面もありますので、歓声が上がるのは仕方ない。防ぐのは無理でしょう。
それ含めて日本の競馬であり、それを乗り越えてのG1馬です。
「歓声及びG1の空気に耐えうる」というのも立派な才能。過去の名馬は乗り越えて来た歴史もあります。
ひとしきり走り、逆走して最後は捕まりました。
こういう馬を捕まえるのは難しい。馬術の障害馬場ならまだ広さが限られているからいいものの、東京競馬場は1周2kmもあります。
簡単に捕まえるのは困難であるため、この状態になったら少し走らせてガス抜きしないと捕まりません。
ここまで走って更にレースでは公平ではないので競走除外は止む無し。
今回のレースは思ったよりハードになったので、もし無事なら…だったかもしれません。
競馬ファンとしては、スタッフの方が頑張ってどうにかなる相手ではないので、捕まらないとヤジを飛ばす輩もいますが、そういうのは避けてもらいたいです。
ぶつかってきたりしたらマジでシャレになりません。
言葉も通じない、60km近くで走れる、500kg位ある相手です。人間が止めるにも限界があります。
馬って難しいなと思いましたし、平成最後の天皇賞と言って思い出す1コマでしょうね。
本当にいつもどうなるか分からない。正直乗ってみないと分からない。
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