両親無敗のZarkamiya。無事にデビュー戦勝利。あと英国。




Prix de la Lancette(一般戦・パリロンシャン・芝1600m・Very Soft)

Zarkamiya(ザルカミヤ)が無事に勝利しました。
マイル戦で勝ち時計1:46.32。

父は14戦14勝(G1を10勝)のフランケル。
母は7戦7勝(G1を5勝)のザルカヴァ

両親無敗はかなり難しいです。

母馬がある程度走ってG1も勝って無敗というのは当然レア中のレア。
現在可能性があるのはブラックキャビア(25戦無敗)とラクレッソニエール(8戦無敗)のみかな。
父親も無敗じゃないといけないとなると、天文学的な数字のような気がする。無敗の種牡馬だってレアなのに。

父と母の僅かでも力を受け継げばほぼ成功は間違いないという血統ですが、そうは上手くいかないのも競馬です。
走りは直線で外から差し切ったのは母を彷彿させるものではありましたが、まだまだデビュー戦。

生後間もない時はこんな感じでした。

凱旋門賞のオッズにひっそりと登場していますが、期待したくなる気にはなるのも分かります。

 

Craven Stakes(G3・ニューマーケット・芝1600m)

英国2000ギニーの前哨戦であるクラヴァンSです。

1番人気には昨年のレーシングポストトロフィーでサクソンウォーリアーにクビ差迫ったRoaring Lion(ロアリングライオン)。
Masar(マサー)
はアメリカとドバイでは結構崩れたものの、昨年のジャン・リュック・ラガルデール賞では3着。
サンクルーのG3を勝って2戦2勝のGlorious Journey(グロリアスジャーニー)など。

レースは直線で赤い勝負服のRoaring Lionが追いかけようとした所で、やや内に切れ込みます。
そんなの関係なく、ゴドルフィンの勝負服、Masarが一気に後続を突き放しにかかります。

どんどん突き放してしまい、終わってみれば9馬身差。
White Mocha(ホワイトモカ)がRoaring Lionを最後差して2着に浮上し、3着にRoaring Lion。

ドバイでは全然ダメでしたし、アメリカでも完敗。
昨年はG3のみ勝っていましたが、フランスでもきっちりやられています。アイキャッチ画像がそうです。

これで7戦3勝。父はNew Approach。
この勝利で英2000ギニーは4番人気位になりました。