2018 ドバイワールドカップデー 有力馬と展望




2018 UAEダービー(G2・メイダン・ダート1900m)

日本馬はタイキフェルヴール、ルッジェーロが出走します。
勝ち時計は1:58.00前後で決着します。レースレベル次第ですが、今年は馬場も良いですし、良い時計の決着かな。昨年の勝ち馬はThunder Snow(サンダースノー)。エピカリスはゴール直前で差されて2着でした。一昨年はラニ1着で3着がユウチェンジということで、距離さえきちんとこなせれば、案外どうにでもなるレースだと思っています。

今年はエントリーだけみると揃った印象を受けます。
ドバイ、北米、欧州、日本とバリエーションも豊かです。

オッズだけ見れば完全に2強。
ゴールドタウンとメンデルスゾーン。両者が2倍程度ですが、僅かにゴールドタウンの方が上です。思ったよりメンデルスゾーンが人気している印象がします。前走大したことなかったのに。

これにアメリカのリライドとスリーアンドフォーペンスと続き、ライヤとユーロンウォーリアー。
日本馬は全然人気ないので、ここは思い切って乗って欲しいですね。

ゴールドタウンは前走の強さは本物だと思いますので、ここはしっかり勝ってケンタッキーダービーへ向かってほしいです。
欧州勢に比べると下に見られているドバイ勢ですが、ユーロンウォーリアーの前走は立派なものだったので、ここも注目だと思います。

 

Gold Town(ゴールドタウン)/UAE2000ギニー1着

2017年は欧州で走り、6戦2勝。
アスコットのチェサムSではディープ産駒のSeptemberに8馬身1/4差の7着など、あまり実績はありませんでした。

今年の2戦はドバイのダートを走り、一般戦(UAE2000ギニートライアル)でゴール遥か前から流して4馬身1/4差、前走のUAE2000ギニーではもう少し真面目に走って10馬身1/2差の圧勝の連続。
北米で走っていないにも関わらず、ケンタッキーダービーでも7番人気位に位置しています。
断然人気間違いない1頭です。

1ヶ月半になったドバイ前哨戦。UAE2000ギニーなど。

2018.02.18

 

Mendelssohn(メンデルスゾーン)/BCジュベナイルターフ1着

オブライエン厩舎の1頭です。
母はLeslie’s Lady。名牝ビホルダーの弟にあたります。

2歳時は勝ったり負けたりがありますが、それでもデューハーストS(G1)では2着をし、BCジュベナイルターフを勝ちました。
前走は欧州版ヒヤシンスステークスであり、ケンタッキーダービーのポイント加算対象レースであるパットンS(AWのLS)を勝利しました。
そのレースの2着馬Threeandfourpence(スリーアンドフォーペンス)も人気になっています。

血統的には芝よりダートというのは流れでしょうね。ここを勝てばケンタッキーダービーかもしれません。

 

Reride(リライド)/マインザットバードダービー(LS)1着

北米の馬で5戦4勝。

ただ、重賞レースは1回しか走っておらず、そのレースはKentucky Jockey Club(G2)でEnticed相手(ケンタッキーダービーで10番人気位)に完敗の6着。
前走破った相手もG1で5着があるものの、それ以外目立った実績もないですし、北米とドバイの差を考える微妙なレベルです。

さすがにGold Townよりはケンタッキーダービーでの望みはなさそうなので、2着候補かなぁという印象。

 

Yulong Warrior (ユーロンウォーリアー)/アル・バスタキヤ(LS)1着

前哨戦であるAl Bastakiyaを圧勝してきました。

時計も良いですし、人気になっていないので侮られている1頭だと思います。メンバーも小粒で勝ち方の割には…というのは分かりますけどね。
2017年~2018年の1月まで5戦0勝2着3回という馬でしたので、ここにきての急上昇で2連勝。

青が目立つドバイで赤に黄色の大きな〇マーク。走る姿がどことなくロゴタイプに似てる気がします。個人的には対抗評価はしたい。

ドバイWCデーの前哨戦。ドバイスーパーサタデー。

2018.03.11

 

Rayya(ライヤ)/UAEオークス1着

こちらも牝馬。
4戦2勝で負けた2回はどちらもWinter Lightningに負けた2戦です。

前走は早め先頭から直線押し切り、UAEオークスを勝利しました。
ただ、Winter Lightningと同様になりますが、馬場の良かったメイダンですと目立つ時計ではなく、1.5秒詰めるとなると、どうかなぁ。
同年代の牝馬に2回負けているのも事実なので、5番人気位に支持されていますが、牡馬勢に比べると少し下と見るのが妥当だと思います。

Winx登場、北米ではGood Magicも登場。ついでにドバイ。

2018.03.04

 

2018 ゴドルフィンマイル(G2・メイダン・ダート1600m)

日本馬はアディラート、アキトクレッセントが出走します。丁度いい所が行きました。

勝ち時計は1:35.50前後で決着します。昨年の勝ち馬はSecond Summer(セカンドサマー)。今年も予定通りなら出てくるはずです。
北米のマイル戦の流れになるので、前に行っていないと勝負に加われないことが多いです。

そんなに低レベルではない気もするし、かといってメンバーを見渡して飛びぬけて安定しているのも少ないので、日本馬も5着位ならあるかも。
圧倒的1番人気だったBCダートマイル2着のSharp Azteca(シャープアズテカ)が恐らく回避なので、レベルがガクッと落ちた感じはしないでもないです。

 

Heavy Metal(ヘヴィーメタル)/ファイアブレイクS1着

8歳セン馬で、昨年は前哨戦であるバージナハールを勝って挑戦して8着。

先行馬で白っぽい勝負服ということで非常に見やすい1頭です。
スピードがあり、前走のバージナハールもガンガンに飛ばして最後バテて4着になってしまいましたが、そういう走りをする馬です。

今年のAl Maktoum ChallengeのR1ではThunder Snow、North Americaを破っていますし、8歳ですがまだまだ元気です。
前々走のファイアブレイクSはもったままで後続を突き放して勝利。
このメンバーなら十分勝機ありです。

ドバイで前哨戦開始。Al Maktoum Challenge R1他の感想

2018.01.13

1ヶ月半になったドバイ前哨戦。UAE2000ギニーなど。

2018.02.18

 

Economic Model(エコノミックモデル)/ハルズホープS(G3)1着

北米の馬です。
前走のG3で重賞初勝利をしてきました。

G1でもいい勝負をしていて、一昨年のキングスビショップSではDrefong(後のBCスプリント勝ち馬)の2着、シガーマイルは8着、昨年のメトロポリタンHでは5着。
普通の成績ではありますが、相手も弱くありません。

結構人気していますが、それは前走のハルズホープSで2着に下した相手が昨年のクラシックを沸かせ、ベルモントステークス2着もあるIrish War Cry(アイリッシュウォークライ)だから。
ブックメーカーではHeavy Metalと同率で1番人気にしている所もあります。

 

Kimbear(キンベア)/バージナハール(G3)1着

前走はこのレースの前哨戦であるバージナハールを勝ちました。それが重賞初勝利。

2017年は北米で走っており、サンタアニタダービー6着、ロスアラミトスダービー6着とそこまで目立つものでもなく、クラシックには無縁。
2018年はドバイで走っていて、4戦2勝2着2回とパーフェクトの成績です。

そこそこ人気にはなっていますが、このメンバーなら、という条件付きですね。

ドバイWCデーの前哨戦。ドバイスーパーサタデー。

2018.03.11

 

Second Summer(セカンドサマー)/昨年の勝ち馬

6歳セン馬で昨年の勝ち馬です。昨年は上手に内をするすると走って勝ちました。
勝ち時計1:35.62も立派です。

2018年はAl Maktoum Challenge R2からスタートして5着、前走はAl Maktoum Challenge R3で4着とそこそこ走っています。
去年も同じローテで2着→7着でしたので、大きく変わった感じもなく、前走もそこそこ走ったなという結果です。