第17回 JBCスプリント(Jpn1・大井・ダート1200m・重)
スプリントです。
コパノリッキーがここに出てきました。クラシックを2勝していますので、勝負の短距離でしょう。
フェブラリーステークス5着のニシケンモノノフ、中央の短kyロイでもいいレースをしていたブルドックボス、2連勝中のキタサンミカヅキ。
G1馬スノードラゴンや、古豪も古豪というべきドリームバレンチノもいて、年齢が上のメンバーが目立ちます。
スタートで心配していたコパノリッキーが遅れました。
滑ったとかではなく、スプリント戦のスタートですので、仕方ないと思います。
それに対してコーリンベリーが好スタート。
内からニシケンモノノフ、外目からゴーディーにネロなどが前。
真ん中位に白い馬体のスノードラゴンがいて、スアデラなどなど。
後方にブルドックボスやキタサンミカヅキ、ドリームバレンチノなどが後方に。
3コーナー手前からグングン外を上がるコパノリッキー。
当然G1を積み重ねたタイトルが違います。一気にグーンと前に。
対してゴーディーがまるで怪我をしたかのような下がり方でした。
4コーナーで一気に先頭に近づいたコパノリッキー。
対して内でじっくり待っていた白い帽子のニシケンモノノフ。
直線に入ります。
逃げるコーリンベリーに外からネロ、コパノリッキーが襲い掛かります。
キタサンミカヅキもいい感じで走れていますが、外過ぎてしまった感じ。スノードラゴンも悪くありません。
外からコパノリッキーが頑張っていますが、さすがにスタートで遅れてそこからペースが上がった所で前に行っていますので、脚が十分に残っている様子がありません。
ニシケンモノノフは一旦外を確認する余裕というか余力があったのでしょう。スペースを探していました。やはり無理をしない事は何事も大切です。
外からブルドックボスが追い詰め、キタサンミカヅキも大外からいい走りです。
ゴール前は大激戦になります。内からスルスルとニシケンモノノフ。
激しく、出入りも多く、観戦していて面白いレースでした。
ネロも一旦遅れそうになってからも粘りましたし、ブルドックボス、キタサンミカヅキといった馬達もきっちり持ち味が出ていましたし、スプリント戦らしいゴール前。
最後はニシケンモノノフがコパノリッキーをアタマ差、ブルドックボスもアタマ差という4着までタイム差無しの大激戦。
勝ったニシケンモノノフは好スタートから内をじっくり。
最内枠を十分生かせる走りでしたし、4コーナーでも無理をしていませんでした。
直線で開くまで待って追い出していますし、着差はクビですが、内容としては完勝でした。
コパノリッキーは遅れてからの巻き返しが早かったかもしれません。
ペースが上がる所で無理をしていたので、もう2秒位仕掛けるのが遅くても良かったかな?
下手に絡まれるということもなく、外にスペースがありましたので、自分に持ち味は出せたでしょう。次同じ距離走れば馬も変わるハズ。
「ネロが粘っていたら…」という人は無念のアタマ差ですが、来年のドバイゴールデンシャヒーンでも行けばいいと思います。
誰か行くならこの辺の馬の方が面白い。
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