レース
11番がギュイーンの伸びています。レッドコルディスだけやけに大きくなりました。
他はアドマイヤミヤビも若干悪いですね。
スタートしてハローユニコーンがスーッと内へ。出遅れたレッドゴルディスも内へ。
さて、誰が逃げるか?と思ってヤマカツグレースを見ていましたが、そこまで行く気も見えませんでした。
ソウルスターリングも好スタートでモズカッチャンも素晴らしいスタート。外から行くかなと思っていたマナローラも思い切って下げて展開予想もこれでハズレ。
フローレスマジックが先頭に立ちます。
「なるほど、そう来ましたか」という展開に。ミスパンテールも積極的。青い帽子のディアドラが内へスッと。さすが岩田騎手という展開。
ヤマカツグレースは外を向いて走っていたので、あまり行きたくなかったのかな。モーヴサファイアもある程度前に行きましたが、そこまで。
後方でアドマイヤミヤビが桜花賞同様にエンジンの掛かりが悪い印象を受けました。
リスグラシューは内にスペースがありますが、外の自由が早々になくなりました。これは誤算ですかね。
フローレスマジックが先頭で1コーナーへ。
ソウルスターリングは桜花賞の時は熱くなるシーンもありましたが、今回はそういうのもなく。
フローレスマジックが先導して、ミスパンテールが外からいい感じで蓋をしていたので、適度に自由が無くなったのが良かったのかもしれません。
レーヌミノルも抑えていますが、ギリギリですね。
悪くないですが、長い距離を走れる馬は本質的にゆったり走れるものです。しかし、そこまでではないでしょうかね。ガッチリ抑えています。
後ろの方ではリスグラシューがかかり気味に上がっていますので、あの馬も本質的にゆったり向きではないですね。
マイル戦とかの方が向いていると思いました。
フローレスマジックが先頭。
ミスパンテールが2番手で内側からソウルスターリング。ヤマカツグレースが外目で少し馬体を離しています。
ブラックオニキスも前に行き、カリビアンゴールド、内からモズカッチャン、レーヌミノル。
中段にはリスグラシューとモーヴサファイア、内目からブラックスビーチ、青い帽子のホウオウパフューム。
アドマイヤミヤビが続き、ディーパワンサ、ディアドラと続きマナローナ。
後方はレッドコルディスで最後方にハローユニコーンという展開です。
ペースは37.1 – 61.7。
馬場はかなり良かったので、これだとスローですね。そこから12秒台が続きました。
ただ、そこまで極端にペースが落ちなかったのもあったので、リスグラシューは少しかかっていましたが、それ以外はさほどでもありません。
お利口さんに走っていました。
4コーナーで内と外が離れているので、やはり内目よりは外の方がいいのかな。
そんな感じはしませんでしたけどね。内にスペースがありました。
フローレスマジックが先頭で白い帽子のソウルスターリングとモズカッチャンは非常にスムーズにコーナーへ、ディアドラは内を選択しています。
レーヌミノルも外から上がっていきます。
直線に入ります。
フローレスマジックが粘りますが、モズカッチャンが内から、ソウルスターリングが外から襲い掛かります。
その後ろとは離していたので、スパートのタイミングは良かったです。
後は前がどこまで粘れるか?もありますが、後ろから来そうな馬もいなかったのも事実です。
内からディアドラがいい感じで走っています。
外のアドマイヤミヤビもようやくエンジンが掛かってきました。
対してレーヌミノルはフィリーズレビュー等でみせたような瞬間的な反応が見えませんでした。ここでほぼ終戦です。
リスグラシューは外の自由もなく、内を選択。それ自体は悪くなかったと思いますが、全体的にここまでチグハグでした。
ソウルスターリングが馬場の真ん中に出し、加速をします。
内からモズカッチャン、更に内からディアドラも伸びてきました。
アドマイヤミヤビは外から加速が目立ちましたが、如何せん前との距離が…。
ソウルスターリングが手前を替えた瞬間の伸びが驚きました。
これ程とは思いませんでした。素晴らしい走りです。
レースレベルも高く、ざっくり3分割してみます。
- ソウルスターリング:49.7 – 48.7 – 45.7 = 2:24.1
- ジェンティルドンナ:47.1 – 48.6 – 47.9 = 2:23.6
- ミッキークイーン:48.6 – 49.7 – 46.7 = 2:25.0
- シンハライト:47.4 – 50.4 – 47.2 = 2:25.0
後半にかけてグーッと加速し、ラスト4Fで46.0を切ってきました。
エイシンフラッシュの時とかにない事はないですが、対象がスローのダービーですからね。
スタートはスローでしたが、道中そこまで極端にペースが落ち着いた訳でもなく、ある程度流れてラスト12.0を切りつつゴールまで駆け抜けたのは馬場がいいとはいえ驚きのパフォーマンスです。
特にソウルスターリングが最後まで後続を突き放したままゴールしたのは底知れぬ強さを見ました。
2着だったモズカッチャンはフローラS同様、上手なエスコートでした。
ある程度前に行き、直線も内にスペースが十分あったので、苦も無く走れたと思います。
最後突き放されてしまったのは現時点での力の差はあったかもしれませんが、後続はきっちりと差をつけました。
「内枠からロスなく走る」というのは本当に強いなと思いました。ダービーで1枠が絡むのも分かります。
アドマイヤミヤビは上がり33.9で3着をなんとか確保。
終始外ですが、内に入って良い馬でもないですし、外をズバンと走るのは悪くありません。
ただ、加速するまでまで時間がかかるのがもどかしい。また、前半のリズムが良くないので、こういうレースが多くなりそうです。
力はありますが、もう一段上のレベルアップがあって欲しいです。
ディアドラは岩田騎手らしく内をしっかり走り4着。
あと一歩でしたが、ゴール前に行くにつれて走りに上下のブレが出てきて、疲れも見えました。
若干距離が長い、という位まで走れたのはスゴイと思います。馬も疲れますから、そこまで力を出し切れないものです。鞭を叩いて走らせていますが、馬自身もきちんと応えています。
リスグラシューは馬群を縫って伸びましたが5着まで。
前半から力んでいましたし、直線で壁になるシーンもありましたが、開いてもそこまで反応するでもなく、ジワジワとしか伸びていません。
長い距離でも走れそうな一方で、マイル戦辺りの方が良さは出そうな感じがしました。
レーヌミノルはこれでマイル以下に未練なく行けるでしょう。
4コーナーまでの雰囲気はとても良かったと思いますが、直線全く弾けず。元々上がりが出ない馬ですが、完全に止まってしまいました。
逃げたフローレスマジックは6着でしたが、この馬もなかなか難しい。
差すと届かず、前に行くと甘くなりでどうしたものでしょうか。ただ、今回の作戦は悪くなかったと思います。
もっとペースを落としていたらどうだったかな。やっぱり切れ負けが想像できてしまいますので、そういう馬かも。
最後は1馬身3/4差をつけての完勝。
フランケル産駒の最初のクラシック制覇がまさか日本とは。ここに立ち会ったのはラッキーでした。
母はフランスオークス馬スタセリタ。世界的に見ても文句なしの超良血。まさにサラブレッド。
ルメール騎手、2週連続のウイニングラン。
そして2週連続のゴーグル投げ。
それにしてもプレゼンター無しは寂しい気がしました。
せっかくCMで4名中2名が女性なのだから、ダービーで4名まとめてではなく、2名女性がプレゼンターに来ればいいのに、と思いました。
まぁCMのコンセプトが4名で来る物語になっているからなのかもしれませんが、だったら主題歌を歌っている木村カエラさんでも呼べばいいのに。オークスなんだしさ。
気になったのはゴール後。もしかしたら鼻出血なのかな?
ソウルスターリングから血っぽいのが出てたのが気になりました。
「それほどの激走だった、よく頑張った」とか甲子園的な事を言うつもりもなく、もしそうだとしたら癖になる場合もあるため、違うといいですが…。
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