写真で振り返る 第24回青葉賞 レース回顧




レース

内側で芦毛ちゃんが立ち上がっていますが、ポポカテペトルがやや出遅れ。
昨年のマウントロブソンもダービーで立ち遅れましたが、この勝負服の芦毛はスタートが遅いのか?
そしてアドミラブルもあまり上手なスタートとは言えません。
全体的に反応が鈍いというかエンジンが掛かっていないというべきか。

そして未勝利馬アグネスウインが果敢に行きます。そうでしょうね。別に控えてどうとかないし。
返し馬から気合十分だったダノンキングダムが引っ張られる感じで2番手に。
外からタガノアシュラが徐々に進出し、先頭集団を形成していきます。
一番後ろで画像が切れているのがアドミラブル。まだレースだという事が分かっていないような感じ。

日の当たった東京競馬場の1コーナーは綺麗なので、特に意味もなく写真を。
このように芝が飛ぶのも競馬写真の1つのアクセントになります。

外からイブキが上がっていき、ダノンキングダムがやや後ろ体重に。クビを振っていますので、騎手が必死で抑えているのでしょう。
リカバリしてきたポポカテペトルも少し釣られて前に。この辺りがもっとスムーズなら直線あの差というのを考えると、もったいなかったと思います。
トリコロールブルーはやや顔を内側に向けながら走っていました。

後方でミルコポツン状態だったアドミラブル。
パトロールビデオ見ると、1コーナー入る前にデムーロ騎手が手を動かしてからシートをしています。
意識的に離れたというより、馬自身が走っていなかったのでしょう。
それをした後は少し前進気勢が出てきたので、抑えながら狙って後方にという風に変わりました。同じ後方にいるのでも大きな違いだと思います。

向正面に入り、タガノアシュラが先頭を奪います。
アグネスウインがいつまでも先頭でいられず、未勝利馬としてこんなに突かれると苦しい展開に。

タガノアシュラが外から交わし、内でアグネスウイン。
マイネルスフェーンが離れた3番手で内からダノンキングダム。
外からイブキが進出し、ポポカテペトルが少し持っていかれ気味。
トリコロールブルーが外から、アドマイヤウイナーに内でサーレンブラント。

離れて後方にスズカロングにベストアプローチ、最後方にアドミラブルという展開です。

ペースはなかなか。
当然馬場は未勝利戦の芝1400mで1:21.9が記録されているように素晴らしい馬場です。
とはいえ、35.5で入り、ペースがほぼ落ちずに前半1000mで59.7。

淀みなく大きく落ちることなく走っていたので、後続も休んでいられません。
一定のスタミナが問われたレースになりました。

アドミラブルが1:13.3位で半分を通過して徐々に外から進出を仕掛けます。
そこでベストアプローチの真後ろにピタッとつけ、残り1000mを通過してからもう1回ギアを上げて外からグーンと抜いていきます。
あの3コーナー付近の走りは数多の名馬の走りに近いですね。勝負所で外から前に行けるということは、そこそこ力が違わないと難しいですから。

4コーナーに向かいながら、デムーロ騎手が内の手綱を盛んに動かしています。
カーブはなるべく厳しくという思いもあると思う一方で、馬が勝手に必要以上に膨れてしまうのかも。当然な事ではありますが、馬も馬群から離れたくないという本能もあるでしょうし、思ったより大分スピードが出てたのかもしれませんね。

アドミラブルを前に行かせ、じっくりとベストアプローチが後ろにピタッと。

外からオレンジ帽2頭が良い感じで上がってきます。
タガノアシュラが先頭で4コーナーから直線へ。マイネルスフェーンが2番手で直線に入ります。

直線に入るとすぐに外からアドミラブルが先頭に立ちました。
タガノアシュラとマイネルスフェーンはガス欠に。イブキも近い所にいましたが、並ぶ事無く外から抜き去られてしまいました。

トリコロールブルーも前に入られた時点で走りがバラバラ。
スタミナ不足がモロに出てしまった印象です。

後ろから「岩田騎手だな」と分かるアクションでベストアプローチが追い詰めてきます。
内へ刺さりながら本心は馬体を併せたいという思いはあったでしょう。
アドミラブルが行った後に一緒になって内側に向かっています。
結局併せることができず、ではありますが、これは馬の差でしかなく、4コーナーでしっかり待った騎乗もそうですし、味のある騎乗が目立つようになりました。

内のポポカテペトルのルメール騎手も、外にいたイブキが潰れるまで待ちながら無理なく直線の進路を取りました。

アドミラブルは直線ふらふらしながら走りました。
1コーナーの時にシートをしたのもそうでしたが、まだまだ完成は先にある気がします。
右で追っていた分にはいいですが、外からベストアプローチが来たのを見てか左鞭に持ち替えたら一気に外へ。
これだけフラフラしてればそりゃ過怠金になります。
もちろん馬によることなので、完璧に防ぐのは無理ですが、あれだけ直線で内に入ったのを考えると、やや不注意だったようにも思えます。

直線半ばから4頭の競馬に。

内でクビを下げて走る芦毛ちゃんが目立ちました。
一生懸命走っている感じが出ています。
そしてそれを追うアドマイヤウイナーは舌を出しながらの走り。不真面目っぷりが出ていていいですね。

ポポカテペトルは最後4着になってしまいましたが、4コーナーから直線にかけては非常にスムーズに待つところは待って走れていたと思います。
やはり前半がもう少し気楽に走れれば違ったかもしれません。

アドマイヤウイナーはもどかしい伸び脚ですが、イブキとトリコロールブルーに挟まれ、暫くは追っても前を追わない感じで走り、前が開いてから猛然と差を詰めていきました。
ベロを出しながら走る姿からもこちらも本気ではなさそう。
ゴール前の走りは大きく、素質は十分感じます。

2番人気のトリコロールブルーは直線入ってすぐ位で力尽きていましたので、このペースで2400mを走り切るには力不足でしたかね。
イブキやマイネルスフェーンもそうでしょう。もっとゆったりとした上がりの競馬であれば誤魔化せたかもしれませんが、2:24.0付近が求められてしまうと、切れ味だけでは乗り切れません。

ベストアプローチは重心が低い走りをしますね。
直線で一気に内に切れ込んだ時の瞬発力は鋭いものがありました。
前がフラフラして少し影響はあったかと思いますが、ゴール前で最後に手前を替えてから伸びが無くなっていたので、距離というよりさすがに疲れたかもしれません。
マイナス8kgとマイナス体重でこの激走。中3週でもう1回遠征してダービー。これが青葉賞の辛い所。

アドミラブルは効率よく前に力を伝えているように走ります。
後ろ脚の蹴りが強いというか、フォロースルーが大きい気がしました。ゴール前はしっかり抑えています。

勝ち時計2:23.6。ついに青葉賞で2:24.0を切りました。
直線でのフラフラ具合はまぁ仕方ないにしろ、それ以外は文句なしの走りだったと思います。
少なくとも去年のヴァンキッシュランと比較しても、こちらの方が印象としては上に感じました。
血統もバレークイーンの一族で申し分なし。馬券がどうなるか分かりませんが、1番人気もあり得るだけの走りだったと思います。

自身の前後半は推定で1:13.3 – 1:10.3。
後半1200mは常時11秒台で走り続け、ゴール前は抑えて12.0でまとめ上げました。
勝ち時計も去ることながら着差2馬身半というのもまたナイスですね。

過去青葉賞で2馬身半差をつけた馬は以下の馬達です。

  • 2002年 シンボリクリスエス(⇒ダービー2着)
  • 2004年 ハイアーゲーム(⇒ダービー3着)
  • 2012年 フェノーメノ(⇒ダービー2着)

アドミラブルは馬券になったようなものです。これだけ綺麗だと載せる気になります。

しかし、本番のダービーでは勝っていない青葉賞馬。問題はこのスケジュールです。
短期間で東京2400mを2回走らなければならないというのは相当ハードなんだと思います。
ゴール前で抑えたのが良い方に出ればいいですが…。

ゴール後にウイニングランをするかのように一番最後に戻っていきました。
直線は手応え感じたでしょうね。皐月賞2着のペルシアンナイトよりもこっちを選ぶのは分かります。

面白くなってきました。




2 件のコメント

    • 競馬的には背中に「トントン」というやつだと思って頂ければ。
      JRAのパトロールビデオで30秒地点のデムーロ騎手の動きを言っています。

      ジョッキーはモンキースタイルでずっと腰を浮かせていますが、そうではなく、背中を押す感じで鞍に座るのを私は「シートする」と言っています。
      馬はそこで圧を感じるので、気合を入れてくれます。やりすぎると熱くなってしまいます。
      こんなんで大丈夫ですか?まぁ個人ブログなので、使い方がチョイチョイ間違えていてもそこはご容赦下さい。

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