US Army Ranger復帰戦。ロイヤルウィップSとジャン・ロマネ賞




ロイヤルウィップS(G3・カラ・芝1m2f・Yielding(重馬場))

G3ですがメンバーが揃いました。

英国ダービー2着以来のUS Army Ranger(ユーエスアーミーレンジャー)
昨年の英チャンピオンSの勝ち馬であり、今年もタタソールズゴールドカップを勝って以来のFascinating Rock(ファシネイティングロック)。
昨年の愛2000ギニー2着馬のEndless Drama(エンドレスドラマ)は前走は一般戦を勝ってここに来ました。

ロイヤルウィップS出走馬

レースは逃げたのがSuccess Days(サクセイデイズ)で、2番手にFascinating Rock(ファシネイティングロック)。
中段にEndless Drama(エンドレスドラマ)Moonlight Magic(ムーンライトマジック)。
最後方にスタートが悪かったUS Army Ranger(ユーエスアーミーレンジャー)という展開です。

4コーナー手前からジワジワとUS Army Rangerが前に進出して「直線全開か?」と思わせておいての直線です。

直線はこんな感じ。


大外の黒い勝負服がダービー2着馬US Army Rangerですが、一向に前を抜けません。前を行くのはダービーでぼろ負けしたMoonlight Magicです。

それを後目にSuccess Daysが逃げます。
Fascinating Rockも追いかけますが抜くまでは至りません。US Army Rangerは大外からほぼ1頭の有力馬も抜けずに終わりました。

勝ったSuccess Daysは前走タタソールズゴールドカップを3着と一応恰好はつけましたが、昨年の英国ダービー12着ですし、G1だとどうかなという馬です。
馬場は重かったと思いますが、それにしたって逃げ切られてしまうとは…。

このレースに関しては、はっきりと期待外れです。
英インターナショナルSでの3歳馬の結果とここでの敗戦を考えると、どうも欧州中距離3歳牡馬の雲行きは怪しさで一杯です。

Us Army Rangerはそこまで人気落ちがないですが、とはいえブックメーカーによっては26倍がついています。
10倍を切る感じはなくなりました。

 

ジャン・ロマネ賞(G1・ドーヴィル・芝1 1/4 m・Good To Soft)

紹介だけです。
4歳以上牝馬限定戦です。ちょっとメンバーはパッとしないレースです。

ジャンロマネ賞出走馬

レースはSayana(サヤナ)が逃げる感じで走り、途中から人気のBocca Baciata(ボッカバチアータ)が先頭に立ちました。
直線はSpeedy Boarding(スピーディーボーディング)が外から伸びてきて1着です。

正直、あーそうなのね、というレースです。
紹介できる映像がないという状況ですが、twitterとかにも出てこない。そんなレースです。静止画で。


2着がAme Bleue(アムブルー)、3着がSteip Amach(ステイプアマーチ)でした。
人気のBocca Baciata(ボッカバチアータ)は大きく遅れたビリになってしまいました。

勝ったSpeedy Boardingは前走はカラでのプリティポリーSでマインディングに10馬身半遅れたビリ。
その前のフランスでのコリーダ賞(G2)では1着、その前のヨークのG2では4着。

フランスが合うのか、それよりもメンバーが弱い気がします。