2016 クインアンS、セントジェームスパレスS 事前検討




2016 St. James’s Palace Stakes(セントジェームスパレスS・G1・1 mile ・アスコット)

今年のアスコットミーティングで最も注目している1戦です。
英2000ギニー、愛2000ギニー、仏2000ギニーの勝ち馬3頭が揃いました。

恒例の過去5年を。
Frankel(フランケル)が出た時は一緒にグランプリボスも走りました。Most Improved(モストインプローブド)は地味ですが、次からはDawn Approach(ドーンアプローチ)、そしてこのレースの勝ち方だけならFrankel以上の衝撃だったKingman(キングマン)、昨年がGleneagles(グレンイーグルス)とこちらもいい名前が並んでいます。

エントリーは以下の馬たちです。

2016セントジェームスパレスS

3強対決です。
こないだ出たロンジンのレーティングでは3頭とも120ポンド。この直接対決は熱いと思います。

The Gurkha(ザグルカ) 3戦2勝 仏2000ギニー(プールデッセ・デ・プーラン)の勝ち馬

デビュー戦こそ3着に敗れましたが、次は9馬身差の圧勝後プールデッセ・デ・プーランでは全く後続を寄せ付けずに5馬身半差で勝利しました。
父はGalileoです。

ここを勝って一時期凱旋門賞のオッズが一気に1番人気位まで押し上げられましたが、マイル路線が濃厚のため、今はそうでもありません。
プールデッセでは、前半が1:02.00というスローペースでしたが、そこからの上がりは立派で、11.34-12.45-11.18 の3Fで駆け抜けました。
特にラスト1Fはスローと言え素晴らしい走りだと思います。

Awtaad(アウタード) 5戦4勝 愛2000ギニー勝ち馬

デビュー戦こそ3着に負けましたが、そこから4連勝で愛2000ギニーまで駆け抜けました。
着差も2馬身→5馬身→2馬身→2馬身半と全く危なげなく勝利していて、愛2000ギニーでは内を突いたGalileo Gold(ガリレオゴールド)を直接対決で破りました。

その分人気では上に来ています。

Cape Crossの産駒です。

Galileo Gold(ガリレオゴールド) 7戦4勝 英2000ギニー勝ち馬

英国の2000ギニーはこちらで書きましたので、省略します。

英国クラシック開幕戦。第208回英2000ギニー レース回顧

2016.05.01

タイムも良く、後続をきっちり突き放したので強いと思います。
父親がガリレオじゃなくPaco Boyというのがこの馬の最大の特徴ではないかと。

 

この上位3頭の争いになると思いますし、そうなってほしいと思います。

 

関連でプリンスオブウェールズSもありますので、こちらもどうぞ

2016 プリンスオブウェールズS 出走馬プロフィールと事前検討

2016.06.11