写真で振り返る 第83回東京優駿(日本ダービー) レース回顧




感想

ゴール後に称え合う感じがいいですね。
素敵なシーンだと思いました。

勝者のガッツポーズもいいですが、こういう際どい勝負ならではのシーンです。
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展開予想としてはほぼ想定通りです。

勝ち時計も2:23.9と予想して2:24.0ならニアピン賞。
8-3の予想も3-8でしたが、抜け出す感じはイメージ通りです。

サトノダイヤモンドは…。
全く言う事がないです。直線やや外に行ってしまった位でしょうかね。落鉄があったらしいですが、それでもこの強さ。
なぜこの馬がG1のタイトルを1つも持っていないのかが不思議でしょうがないです。
3歳同士で戦うレースをした場合、世界中で日本ダービー以外負けない気がしてなりません。

ディーマジェスティは追ってから相当伸びますが、枠が実は有利じゃなかったということが大きかったと思います。
1コーナーまで意識的に外に出していたので、蛯名騎手も分かっていたと思います。
ダービー上位3頭が現時点で3強でしょう。皐月賞と順列が入れ替わっただけですし。

リオンディーズは文章内で書いた通りです。
もう少し気楽に走れないと長い距離は難しいと思います。
エピファネイアと同様に、パワーは当然世代随一なので、いつか炸裂する気がしますが、当分先のように感じました。

スマートオーディンも抜群のキレを見せたここ2戦も、このメンバーに入ると差が付きにくいです。
ゴール前まで伸びているので、距離はもちろんもう少し気楽にこちらも走れれば違いますが、それでもこなしました。
むしろ現状の力の差のような気がします。2000m位の方がいいでしょうし、秋にはもっと強くなりそうな雰囲気は十分感じました。

負けた組だとレッドエルディストはいい脚で最後まで伸びていました。
こちらは前半がイマイチなのは相変わらずですが、青葉賞より追走も良かったですし、ゴール前もいい脚でした。
母父がダルシャーンですし、秋に大きい所で一発あるかもしれません。

マウントロブソンも最後までバテていませんが、33.5で切れ負け。
距離は長くても大丈夫そうですし、菊花賞は出てくれば面白いと思います。
スタートは今回後手になってしまいましたが、まともならもう少しいい勝負だった気がします。

 

最後に、ブレイブスマッシュについてです。

あれは酷いと思います。
いくらなんでダービーでやるレースではありません。

私は「ダービーに出れればいいんだ。負けても。夢なんだ。」という馬主さんの思いがあれば、勝てなかろうが出走しても全然OKだと思います。
それでも負け方はあるでしょうに。
どんなに人気が無くても買っている人もいるんだし、何とか格好をつけようという意思が全く見えませんでした。

前半から馬群から離れるようにわざわざ外を回り、そこまで速くない前半に全くついていかず、ペースが落ちても合わせるように落とし、最後は上がり42秒台でキャンターみたいな感じでゴール。

ダービーに出してあげたいと思ってトライアルで涙を飲んだ他陣営からすれば、「いい加減にしろ」という思いでしょう。
他の17頭と比較してあまりにも酷いレースだったので、非常に残念でした。ノーブルマーズでもレーヴァテインでも代わりに出て欲しかったです。

それ以外の17頭は実力を発揮できないも含めてハイレベルでスリリングなゴール前でした。

 

どちらが勝ったのかわからないのもあり、ウイニングランはお互い待ちながら。
掲示板に「3」と出ると「ワー!」と歓声が。そしてマカヒキのウイニングラン。

川田騎手もそうですが、父ディープインパクトがワンツースリー。
エアスピネルとリオンディーズはキングカメハメハ。

この勝負服の血統が何頭いるんだ?という結果になりました。

勝ったマカヒキは皐月賞2着からここで見事なエスコートでした。
後ろ過ぎず前過ぎず。前が開くというのはやはりダービー勝つには運が必要ということでしょう。
サトノダイヤモンドに落鉄があろうがなかろうが、勝者はマカヒキであり、サトノダイヤモンドには2回とも先着したのは事実です。
勝負付けは済んでいませんが、少なくともここまでのパフォーマンスは文句のつけようがありません。

凱旋門賞に行くかどうかは分かりませんが、sky bet以外のブックメーカーもマカヒキを17倍前後の5番人気にし始めました。
父によく似てますし、ダービーのレースが出来ればあるいは…と思わせるだけの強さがあります。

厩務員さんとのガッチリと握手のシーンを。おめでとうございます。
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