今年もドバイミーティングが近づいてきました。
日本馬が出走するレースに関しては、3レース馬券が売り出されます。レースとコースの特徴をざっと。
全部調べてるとキリがないし、やってられないので、適度に端折ります。
メイダンに戻ってから(2010年)がメインで。レースの傾向だけでも分かると見るのも楽しめると思って。
コース特徴
ダートは1周1750m、直線が400m。芝は1周2400m、直線が450mです。
ちなみに、現地に行くと日が沈んだ状態で直線1000m戦は、ゴール前にいるとスタート地点が暗いのもあってほとんど見えません。
ドバイワールドカップ(ダート2000m)
ダート2000mです。
メイダンダートでは過去2回しかやっていないので、なかなかデータは揃っていません。
例えばゴールまで残り400m通過時点(直線入り口)で何番手だった馬が勝っているのか?を2017年のレースの格関係なく全てのレースで調べます。
- 先頭:31回
- 2番手:12回
- 3番手以下:8回
という極端な先行天国。
51レースを調べると、4コーナーで先頭2番手で通過した馬がそのまま勝ったのは実に85%にもなります。
大体差しが決まるのは1200m戦。コーナー4つだとほぼ後ろはアウトです。
昨年のラニはスタートこそ遅かったですが、向正面で徐々に進出して4コーナーでは2番手。
そうでもしないとどうしようもありません。
ゴドルフィンマイルにもUAEダービーにも通じる話です。
カフジテイクはあのレースをして届くか?というと…。まぁそれもまた見てみたいですけどね。
- 2016年ドバイワールドカップ:2:01.83
- 2016年ブリーダーズカップクラシック:2:00.11
- 2016年東京大賞典:2:05.8
- 2016年シリウスS:2:01.7
北米のダートとほぼ同じと言われていますので、ドバイとアメリカは近いです。
日本だとシリウスSは意外に近かった。意外にマスクゾロなら…なんて。
基本はずっと12秒台が続くようなレースになり、昨年は25.39 -48.98 -1:12.57 – 1:37.25 – 2:01.83 ですので、ずっと12秒台という北米ならではの削り合い。前半だけならドバイターフを凌駕します。
今年もそうなるでしょうね。なんせArrogeteです。調教もとんでもなく走ってるし。
ドバイシーマクラシック(芝2410m)
芝2410mという中途半端な距離ですが、ここは欧州馬と日本馬の戦いのような感じです。
今年も頑張って欲しいです。
レベルにもよりますが、基本的には前半スローの後半上がり勝負になります。
昨年のドバイシティオブゴールド(DCG)とドバイシーマ(DCC)、今年のドバイシティオブゴールドとざっとみるとこんな感じです。
- 2016DCG:1:16.40 – 1:11.50
- 2016DCC:1:15.96 – 1:11.01
- 2017DCG:1:15.44 – 1:13.93
今年も本番はもう1つ後半加速するでしょう。
Postponedの切れ味が削がれたのは前哨戦だからということもあるでしょうが、もしかしたら昨年の調子に到達していない可能性はあります。
前半が欧州のレースでスローになるから時計が出ないだけで、あと2秒位出て、2:25.0位の決着でも特に驚きません。
昨年の様に後半が4秒も加速するレースだと、後ろから行って外回してだと苦しいレースです。
今年も先導役は変わらないのであれば、昨年とさほど変わらないレースになる気がしますが、もしかしたら前に行く馬が出てくる可能性があります。
ドバイターフ(芝1800m)
ドバイの馬だったり、日本だったり欧州だったり国際色は豊かです。
ジャスタウェイ、リアルスティールとメイダンで2勝していますので、そんなに違う馬場とは思えません。
勝ち時計で上位3つを並べると以下の通りとなります。
- ジャスタウェイ 2014年 1:45.52
- リアルスティール 2016年 1:47.13
- Solow(ソロウ) 2015年 1:47.76
ジャスタウェイの異常さもそうですが、最近高速化が進んだということと、やはり速い方が多分あっています。
今年は例えばジェベルハッタで勝ち時計1:49.95。上がり3Fが34.55。
前半が63秒程度のスローであればこれ位上がりが出るので、芝は大丈夫でしょう。
昨年は1000m通過が60.75。リアルスティールは61.28で通過しています。
リアルスティールの上がりが34.11ですので、切れ味勝負。
5着までに1200m通過時点で10番手以下の馬が3頭いたように、新潟2000mみたいな上がり勝負故に後方からでも切れる馬なら届きます。
ルージュバックとかすごく合ってそうなレースです。
前哨戦
これは3着まで。面倒。
ドバイワールドカップ(2015年以降)
- アルマクトゥームチャレンジR3 2頭
- サン・アントニオH 2頭
- 一般戦(現カーリンH) 1頭
- ドンH(現ペガサスワールドカップ) 1頭
となっています。
データではないですね。
とはいえ北米を除けばきっちりアルマクトゥームチャレンジR3がそれなりに意味があるのがこのレースの特徴です。一般戦はカリフォルニアクロームが走ったやつです。メイダン。
ドバイシーマクラシック
- BCターフ 3頭
- 京都記念 2頭
- 香港ヴァーズ 2頭
- ドバイシティオブゴールド 2頭
- ドバイの一般戦 2頭
- フランスの一般戦 2頭
- 中山記念 2頭
- 英セントレジャー 1頭
- ナドアルシバT 1頭
- ジャパンカップ 1頭
- カタールのG1 1頭
- トルコのG1 1頭
- 有馬記念 1頭
このレースは傾向が全くありません。
今年はカタールのG1である(読み方が分からん)勝ち馬も出てくる可能性があります。しかも前走結構飛ばして逃げ切った馬なので、ハイランドリールの先導役になるかな?
比較的休み明けの馬も多く、有馬記念以来のサウンズオブアースが3着以内でも「良くある事」です。
ドバイターフ
- ジェベルハッタ 8頭
- 中山記念 2頭
- バランシーン 2頭
- アルマクトゥームチャレンジR3 1頭
- アルファヒディフォート 1頭
- ザビーマイル 1頭
- 香港マイル 1頭
- 香港カップ 1頭
- BCフィリー&メアターフ 1頭
- フランス一般戦 1頭
- 愛チャンピオンS 1頭
- ガルフストリームパークターフH 1頭
となっています。
このレースは前哨戦であるジェベルハッタが非常に高い相関を示しています。
ただ、そんなに大きく負けた馬から巻き返した例もないので、上位陣でしょうね。
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