第153回天皇賞(春) レース回顧。キタサンブラックが長距離の頂点へ。




5月になり、GWになりました。
昨年は京都に遠征しましたが、いい季節ですし、競馬だけで行くには少しもったいないかもしれませんね。
どこも混んでましたけど、それを味わうのもGWということで。

第153回天皇賞(春)(G1・京都・芝3200m・良)

良馬場の京都競馬場。
ここの所良馬場なら3:15.0を切るか切らないか位のレースが展開されることが多いため、スタミナもそうですが、スピードもないと乗り切れません。

菊花賞馬2頭に加えて菊花賞で掲示板を確保した馬が多数出ているため、非常に面白い天皇賞です。
こういう距離だから楽しめることもあります。

それにしてもサラブレッドも大変です。
3200mという距離を、少しダラダラも混ぜながら走らなければならないなんて草原ではあまりありません。ゆっくり走ってたらチーターに食べられてしまいます。
そのチーターは300m位でへばってしまうため、500m位の全力疾走は必要ですが、そんなに長い時間続ける必要がありません。
走り過ぎると疲れてしまい、休んでたら食べられてしまいます。

競馬で直線1000mとかはどちらかは野生に近いですが、この距離になると完全に「競技」です。
少しスタミナを温存し、ある程度のスピードを持続した状態で走るというのはサラブレッドの競技としての面白さがあります。

馬場はとてもいいと思います。
3歳500万下でダイアナヘイローが1:07.9ですし、古馬500万下の長距離ではスローで流れれば上がり34.0を切ります。

パドックは性格なのでこれは仕方ないと思います。
グリーンチャンネルでも指摘があった通り、ややシュヴァルグランがちょっとナイーブになっていたかもしれません。
ゴールドアクターも尻っぱねしたりして「落ち着いている」というパドックではありませんでした。

ビートブラックが誘導しているので驚いた本馬場入場。
シュヴァルグランやトーホウジャッカル、フェイムゲームは少し首をグッとしてたので、よく言えば気合が入ってる、悪く言えば入れ込んでいるという感じです。

サウンズオブアースは1回肩鞭入れたりしてましたね。言う事聞かないからかな?
ゴールドアクターは有馬記念もそうでしたが、一度きちんとゴール板を通過し、そこからじっくりと。