Juddmonte Grand Prix de Paris(G1・サンクルー・1m4f)
パリ大賞です。
人気はPermian(パーミアン)です。
英国ダービーで10着に敗れましたが、アスコットでのキングエドワード7世C(G2)で勝ってここへ。
イタリアから参戦の伊ダービー馬Mac Mahon(マクマオン)。
「トーセン」でお馴染み島川オーナー。あの人色々な所に馬持ってるな。
オブライエン厩舎からはチェスターヴァースを勝ったものの英国ダービーは12着だったVenice Beach(ヴェニスビーチ)。フランスダービー6着でG3を2着したOrderofthegarter(オーダーオブザガーター)。
リス賞(G3)2着で前走はオカール賞(G2)を勝ったIce Breeze(アイスブリーズ)、そのレースで2着だったShakeel(シャキール)。
若干地味ですが、英国で負けた連中だったり、イマイチだった馬ばかりで少し…という感じ。
Permianが逃げ、2番手に外からFalcon Wings。3番手の内側がVenice Beach。
真ん中内側のアガカーン陣営のシャドーロールがShakeel、外がSpanish Steps、その真後ろの内側がIce Breeze。
後方にOrderofthegarterにParabellumという展開です。
2列に並んで自転車の国らしい前半が続きます。
Permianが快調に逃げて直線へ。
4コーナーでペースが上がってMac Mahonが右鞭入ります。
コーナーで開いた内側へ滑り込んだShakeel。Permianがまだ余力十分な感じで先頭。Shakeelが並びかけます。
Falcon Wingsも頑張って抵抗し、内側から白帽子のVenice Beachも粘ります。大外からなかなかエンジンの掛からないIce Breeze。
最後は2頭が並んで叩きあい。
外がShakeel、クリストフ・スミヨン騎手。内がPermian、ウィリアム・ビュイック騎手。
ゴールでは外が僅かに出ていました。ShakeelはこれでG1は初勝利です。勝ち時計2:30.42。父はDalakhani。
同日の牝馬準重賞で2:32.12。7月の馬場で言えば今年のサンクルー大賞が2:27.76。
レベル的にはどうですかね。
「残念各国のダービー」というメンバーでしたし、レースとしてもそういう感じでしかありませんでした。
凱旋門賞ではShakeelがBet365では10倍と人気がずいぶん出ていますが、それ以外は30倍程度のまま。
その程度というのは合っていると思います。
Falmouth Stakes(G1・ニューマーケット・8f)
牝馬限定のマイル戦。ファルマスSです。
7頭立てですが、なかなか興味深いメンバーだったと思います。
人気はここ2戦(愛1000ギニー、コロネーションS)とG1を立て続けてに2着をしているRoly Poly(ローリーポーリー)。
昨年のフランス2歳チャンピオンのゴドルフィンのWuheida(ウィヘイダ)は怪我明けで久々の出走です。
前走仏1000ギニーのプール・デッセ・デ・プーリッシュを2着したSea Of Grace(シーオブグレイス)。
ゴドルフィンのもう1頭は2017年で3連勝中のArabian Hope(アラビアンホープ)。
It’s another Group One success for Aidan O’Brien as the 6-4 favourite, Roly Poly, wins the Tattersalls Falmouth Stakes at @NewmarketRace. pic.twitter.com/TXbbjLzQx1
— Racing UK (@Racing_UK) 2017年7月14日
埒沿いを走るRoly Poly。
その外から青い勝負服Wuheidaが差を詰めます。灰色はGreta Gですが、その外の黄色のSea Of Graceも一旦伸びかけます。
しかし、埒沿いを走るRoly Polyが突き放しました。
Wuheidaの後ろから同じ勝負服Arabian Hope。Sea Of Graceは遅れます。
ゴール前はWuheidaにきっちり1馬身1/4差をつけて勝利。2着は久々も力を見せたWuheida、3着にArabian Hope。
Sea Of Graceは勝ち馬から3馬身1/4差離されて4着。
勝ったRoly Polyは結構走ってて13戦4勝。3回の2着がありますが、G1は初勝利。
父はWar Front。
母はMisty for Me(ミスティフォーミー)。カルティエ賞最優秀2歳牝馬であり、愛1000ギニー、プリティポリーSとG1を4勝した名牝です。
Duchess Of Cambridge Stakes(G2・ニューマーケット・6f)
2歳戦です。牝馬限定戦。ケンブリッジS。
人気はChurchillの妹のClemmie(クレミー)。
2番人気には前走アスコットでSeptember(セプテンバー)に敗れたものの2着を確保したNyaleti(ナイアレティ)。
Clemmie, who is a sister to four-time Group One winner Churchill, wins the Duchess Of Cambridge Stakes under Ryan Moore. pic.twitter.com/ERLz6NQJOR
— Newmarket Racecourse (@NewmarketRace) 2017年7月14日
先頭を行く緑勝負服Nyaletiにその後ろをClemmie。
外の白い勝負服がMistress Of Venice(ミストレスオブベニス)。
ゴールに向かうにつれて大きな走りでClemmieが先頭に立ちます。
離されないようにNyaletiが頑張っていますが、離されてしまいます。
Mistress Of Veniceがゴール前でMamba Noireに後れを取り4着に後退。
勝ったのはオブライエン厩舎、ライアンムーア騎手騎乗のClemmie。これで4戦2勝。G3→G2と連勝しました。
仕上がりが早い馬でしょうが、それでもここできっちり勝利しています。来年の英1000ギニーでも上位人気に。
マインディング引退
Incredible Minding retired – https://t.co/vhED4yKXKa pic.twitter.com/PTABf1rWOu
— Coolmore (@coolmorestud) 2017年7月14日
怪我から復帰することなく引退が決まりました。
13戦9勝、G1を7勝。
とても強い馬でした。
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