サウジの再戦とドバイに先に入った組との戦いという感じのメンバー構成です。
日本からはウシュバテソーロ、デルマソトガケ、ドゥラエレーデ、ウィルソンテソーロとこちらもフルメンバー的な感じになっています。
Senor Buscador(セニョールバスカドール・牡6・父マインシャフト)
サウジカップの勝ち馬でペガサスワールドカップの2着馬です。
元々G1では足りない馬でしたが、サウジカップはペースも向いて一気に勝ち切りました。
ただ、サウジカップはペースが向いたのも事実で、あんな鮮やかな追い込みが何度も決まるか?という疑いも無きにしも非ず。
前回が買い時で、今回は、、、というのはありがち。
Kabirkhan(カビールカーン・牡4・父カリフォルニアクローム)
カザフスタン、ロシアで走って11戦10勝。
全然分かりません。
今年に入ってドバイに。初戦は一般のハンデ戦。
2着に4馬身差で圧勝しました。
次はアルマクトゥームチャレンジ(G1)をこれまた4馬身3/4差での勝利です。
このレースにも出てくるMilitary Law(ミリタリーロー)やClapton(クラプトン)を相手にしてますが、正直この2頭がそんなに強くないので鮮やかな勝ち方で底は不明というので人気してる感じはします。
ブックメーカー各社でばらつきはありますが、3番人気位になっています。
Laurel River(ローレルリバー・牡6・父イントゥミスチーフ)
2022年のパットオブライエンS(G2)から暫く休んでて、今年に入って復帰です。
復帰はスプリント戦のアルシンダガスプリント(G3)でここを7着。
距離を伸ばしてマイルのバージナハール(G3)に出走して大逃げに近い感じで6馬身3/4差で圧勝してきました。
調教師さん曰く“I feel like the 10 furlongs is a stretch for him, but that is a speed-favoring track and he might be the lone speed in there”
「10ハロンは彼にとっては長いけど、スピード優先のトラックなら唯一のスピードを生かせるかも」という感じの事を言ってます。元々1600m以下で走ってたので、ぶっちゃけ長いですが、サウジカップのようなサウジクラウン、アイソレートが居なければという気持ちも分からんでもない走りでした。
Crupi(クルッピ・牡4・父カーリン)
デビューから全然勝てず、ようやく勝てたのは3歳夏のレースという遅咲き。
3歳11月のリステッドを勝利した年末最後のレースももう1つ勝ち、年明けのペガサスワールドカップを3着。道中ポツンと一番後ろを走っている緑の勝負服です。
人気薄で前半死んだふりで追い込んできましたが、ドバイのペースもそこまでスローじゃないですし、どうでしょうかね?
Newgate(ニューゲート・牡4・父イントゥミスチーフ)
アメリカから参戦です。
G1勝利はなく、昨年はG3の1勝のみでしたが、今年に入って3/3のサンタアニタH(G1)をデットーリ騎手で勝利。
このレースにはNewgrange(ニューグレンジ)も出走しています。
2着がアルゼンチンからの移籍馬Subsanador(スブサナドール)で、アルゼンチンでG1勝ちはありますが、極めてレベルの高いG1馬とは言えないです。それ以外の馬もNewgate含めて微妙ですし。
Newgrange(ニューグレンジ・牡5・父ヴァイオレンス)
2歳時から重賞勝ちがありますが、ケンタッキーダービーなどには出走できず。
G1出走はサンタアニタHを2年連続で出走して7着→6着と結果は出てません。
G2はサンパスカルSを2勝にサンアントニオSを1勝の3勝してますが、G1って感じの成績ではないです。
今年のサンパスカルSはニューゲートを下しています。
Military Law(ミリタリーロー・騙9・父ドバウィ)
19年からこの時期はドバイで走っている馬です。
2021年はサウジカップも走って6着。
今年は年明けのアルマクトゥームチャレンジ(G1)は6着でしたが、3/2の前哨戦であるアルマクトゥームクラシック(G2)を逃げて押し切りました。そんなに人気もなかったです。
メンバー的には一般戦を連勝していたNevershow Weakness(ネバーショウウィークネス)やClapton(クラプトン)ですからレースレベルとしては高くはないです。
Clapton(クラプトン・牡5・父ブレスレン)
↑で全然褒めてないですが、主に北米で走っています。BCクラシックは11着でした。
G1だとジョッキークラブゴールドカップで4着というのが一番惜しかったです。
昨年9月のルーカスクラシックS(G2)は先に抜け出したTrademark(トレードマーク)をゴール前差し切って勝利。このトレードマークってのはペガサスワールドカップで10着。
正直ここは相手が悪いというレベルです。
Defunded(ディファンデッド・騙6・父ダイアルドイン)
サウジカップ7着からの転戦組です。
オーサムアゲインS(G1)ではセニョールバスカドールに先着してますし、2023年のペガサスワールドカップ2着馬ですので、実績はそれなりにあります。ブックメーカーだとビリ人気付近ですが、ビリ人気付近の馬としては実績十分です。
昨年5月のハリウッドゴールドカップ(G1)は逃げ切って勝利。
9月末のオーサムアゲインS(G1)も先行して粘って2着。
4着がNational Treasure(ナショナルトレジャー)なので、決して悪いメンバーではないです。
展望
サウジカップの方がメンバーは揃ってたかなと言う印象は受けます。
ローレルリバーは明確に「逃げてスピードをどこまで持続できるか?」という走りをするでしょうから、これを無視すれば2番手以降は少なくともサウジカップよりは激流になる可能性は低いと思います。距離も200m長いし。
サウジカップに比べるとウシュバテソーロ、セニョールバスカドールは難しいレースになるんじゃないかな。元々前が止まりにくい競馬場ですし。
デルマソトガケが展開向きそうな気はします。
穴は1回叩いたディファンデッドかな。
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