写真で振り返る 第64回有馬記念 レース回顧




第64回有馬記念(G1・中山・芝2500m・良)

既にレースが終わって数日経過していますので、まぁ簡単に振り返ります。
パフェで言うところのコーンフレークの役目を写真と動画に担ってもらいます。

それにしても寒かったです。
毎年の事ですが、太陽が昇る前から並びました。夜というか朝というかの中山競馬場中央門の様子です。

気持ちいつもより早めに中山競馬場に入ったので、場所的には楽勝の位置でした。
毎年入っていれば、「何時ごろどこの場所なら大体大丈夫」というのが手に取るようにわかります。全く自慢になりませんが、「有馬記念開門ダッシュ専門家」として名乗れるレベルには達したかな。

4時ごろになると人も増えてきて、こんな感じに。
まぁ豪華メンバーが揃っても冬の外+年の瀬。そりゃあ馬鹿みたいに並ぶやつなんて一気に増えません。覚悟がないとここは無理です。
味噌汁で暖を取り、ゲームで時間をつぶします。東京の時だと日経ビジネスで潰しますが、寒すぎてここだときつい。ある程度アドレナリンが出ないと耐えられません。雪山登山はしたことないですが、「寝たら死ぬ、というか後ろから抜かれるから寝られない。」というプチ体験ができます。たまーに寝袋から出てこないで抜かれる人がいますが、アラーム設定を間違うと悲劇です。

ここからは例年通りのスケジュール。

半分くらいの連中はもう毎度のことだから気にしていないと思いますが、中央門に限っては2段階の開門です。
まず1次開門が5時半。ここでスタンドの前の扉に並ぶための開門があります。これを知らない人が多く、皆が色々言ってるのが聞こえましたが、「いや。。。まだ開門ではないですよ。焦らないで。」と。

入ったら店がやってるので、食事。ここしか食べられないですので、食べて飲んでしておきます。
そして例年通り7時30分の開門。写ってしまった人がいてもいいじゃん。もうこんなことやってりゃ恥も何もない。

そして場所に行ってからは何もしません。
文字通り何もしません。
どのくらい何もしないかというと、開門後レース終了の15時30分まで基本は動きません。
水も飲みません。食べ物も食べません。ひたすら時を待ちます。トイレ2回サッと行きましたが、それだけ。8時間位立ちっぱなし。
だから中が混んでいたのか?何か催し物があったのか?も全然わかりません。これが有馬記念です。

なのでお昼休みの海上自衛隊東京音楽隊の演奏は貴重です。
頭おかしくなりそうで。しかもドラクエだったので、思わず記録しました。

天気はぎりぎり持っていましたが、下り坂。
阪神は雨となり、午後になって中山競馬場も雨模様。傘がチラホラと出てきました。

それでも馬場は良馬場。
多少時計が遅いレースが続きましたが、ペースも遅かったのでそこまで悪いとは思いませんでした。
遅ければ上がりも35.0を切れているし、この時期の中山の一般的な馬場というところ。言い訳はできません。

開門から待つこと約7時間。
パドックに出てくる出走馬たち。

ワールドプレミアが少しうるさかったですね。初めてしっかり見ましたが、「なるほど」という感じ。でも発汗がある訳でもないので、返し馬で落ち着けばいいだろうという位です。
レイデオロはイメージもあるでしょうが、大人しくなった印象を受けました。
サートゥルナーリアはパドックは落ち着いて歩くので、問題はスタート前だけです。パドック評価はほぼ当てになりません。
リスグラシューもイメージが先に出てしまっていますが、お腹が太く見えました。もっとホッソリとしていた印象しかないので、体重が増えていた通り体型も変わってきたなと。

パドックをちらちら見ながら馬券を買い、返し馬を待ちます。
アーモンドアイは先に入ってくることが多いので、気合いを入れて。

 

アエロリット(引退レース。よく頑張った。)

1番最初に出てきました。
元気がいい馬ですし、いつも先です。ただ、天皇賞の時よりはうるさかったかな、という程度です。芦毛らしくなってきました。

アーモンドアイ(1番人気。)

特別待遇のため、動画です。
こちらもいつも先に出てきますが、いつもより振り返ると元気が良過ぎたような。
もっとすんなり走り出すいい子のイメージでしたが、心と体の歯車が微妙に噛み合っていなかったのかもしれません。冬だしな。

フィエールマン(昨年の菊花賞馬。凱旋門賞帰り)

初めて見ました。
大きめのストライドで、クビを下げて走るイメージでしたが、落ち着いて走っていて雰囲気は良かったです。いい馬ですね。

レイデオロ(第84代ダービー馬。引退レース)

もう少しカッカしているイメージでしたが、「随分と落ち着いてしまったな」という印象でした。
ブリンカー着用でしたし、徐々に変わってきたということでしょうね。

サートゥルナーリア(今年の皐月賞馬。)

こちらは逆に落ち着いていたほうがいいタイプですし、返し馬まではこの馬は大丈夫です。
ここもかかる様子もなく、ゆっくりとした走り出し。身体を大きく使っていい雰囲気です。後はスタート前までの時間の過ごし方次第。

ヴェロックス(クラシックで惜敗続き)

馬の形は好きなタイプで、特に変化があるとは思いませんでした。
皐月賞の頃はもう少し行きっぷりが良かった印象ですが、菊花賞の時もズブい感じがして、今回もいい子過ぎるのが気になりました。

シュヴァルグラン(2017JC勝ち。引退レース)

栗毛がとても綺麗です。
ジャパンカップの時もすんなり走っていましたし、慣れたもんでしょう。引退レースで外枠ですが、この馬らしいっちゃらしいです。

 

そしてレースまでの時間。
スタンドでは諦めてモニターを選択する人、ここにきてビール片手に人の壁といっていい場所へ突っ込んでいく人。様々です。

押すと危険ですが、毎回有馬記念ともなれば人の雪崩寸前の事もあります。あれは怖い。

そしてファンファーレ。
雨がぱらつく中ですが、豪華メンバーが揃った令和最初の有馬記念。
サートゥルナーリアを中心に見ていましたが、少し輪乗りから外れ、遠いのもプラスだったのでしょう。しっかり落ち着き、ダービーとは違いました。