今週はダービーです。
86回目。令和最初のダービー馬は誰になるでしょうか?
馬場はヴィクトリアマイル、オークスの結果を考えれば、中間の大雨があっても高速決着必死でしょう。
コースが変わってCコース。写真を見る限りコーナー含めて荒れた部分カバーされ、オークスの週は外差しでしたが、例年通り内も十分延びると思います。
最近全然予想していませんが、オークスも3連複的中でしたし、適当に買っても大差ないです。
今年に関してはヒエラルキーがしっかりしています。
はっきりサートゥルナーリア、ヴェロックス、ダノンキングリーが強い。
今年の基準馬はアドマイヤマーズだったと思っています。
朝日杯、NHKマイルカップと勝利した馬なので随分豪華ですが、皐月賞でダノンキングリーから遅れる事2馬身。
その後ろはクラージュゲリエが1馬身半ですし、世代トップ級なのは間違いありません。
今年のメンバーで少なくとも例えば東京2000m位で戦って、アドマイヤマーズに先着できそうな馬は自分の見立てだと人気の3頭のみ。
他の馬は先行して押し切られると思います。
それが2400mになるからと言って、同い年の戦い。皐月賞から6週間で逆転するかと問われると…。
青葉賞組もリオンリオンは勝ちましたが、言ってしまえばランフォザローゼスに2馬身以上離されるメンバーでの戦いでしかないですし、京都新聞杯もロジャーバローズが最後まで粘れたレースとも言えます。プリンシパルSで3連勝を決めたサダルは出走せず。
昨年のブラストワンピースや、かつてのキズナのように別路線から勢いをもって殴り込みという馬も正直おらず、少なくとも戦前は3頭だけ10倍以下で他は20倍を超えるオッズになるのも分かります。
さてさて、そんなダービー。
逃げ :⑮リオンリオン
逃げ後:①ロジャーバローズ、②ヴィント、⑭ランフォザローゼス
先行前:③エメラルファイト、⑥サートゥルナーリア、⑬ヴェロックス
先行後:⑦ダノンキングリー、⑨ニシノデイジー、⑫アドマイヤジャスタ
中団前:④サトノルークス、⑩クラージュゲリエ、⑯タガノディアマンテ
中団後:⑪レッドジェニアル、⑰ナイママ、⑱シュヴァルツリーゼ
後方 :⑤マイネルサーパス、⑧メイショウテンゲン
としました。
リオンリオンは息子に乗り替わり、ピンク帽子もガツガツ行くタイプでもないので、外からすんなりいけるでしょうし、下手なことはせんでしょ。
内でロジャーバローズも先手を主張し、竹之下騎手のヴィントもある程度動かしていくと思います、というか行ってほしい。
外からだとランフォザローゼスが切れ味不足を補う意味でもリオンリオンと一緒に出ていきます。
そういえば、青葉賞も隣でしたね。今回もお隣さんは一緒です。
サートゥルナーリアはスタート上手なので、自ずと好位置へ。
ダノンキングリーは皐月賞は前に行きましたが、今回はキレ勝負にかけて少し溜めると予想します。なんとなくすんなり内に入れそうな気もしますし。
皐月賞の時に追い込んだアドマイヤジャスタは多分前に行き、京都新聞杯で前に行ったタガノディアマンテは今回は下げそうなのでこの位置。
レッドジェニアルは当然追い込み。ナイママは後方になってしまいそうで、こちらも追い込みに賭けるシュヴァルツリーゼ。
後方にマイネルサーパスと皐月賞の時もついていくのが大変そうだったメイショウテンゲンという展開で2コーナーへ。
先手を主張する馬がきっちりいるので、割とすんなり隊列は決まって淡々と流れる向正面。
ペースはリオンリオンもロジャーバローズも前走60秒程度で走っていますので、いきなり58.0とかはなく、とはいえ60秒超える感じもしません。
59.5位で通過し、「おぉー」というどっちなのか分からない歓声が沸きそう。
1200m通過で少し下げて1:11.8。淀みのないいいペース。
大逃げではないが前の方がポツンポツンのやや縦長の展開。サートゥルナーリアは先頭から約6馬身位離れた6番手位を追走し、その外にピッタリとヴェロックス。
内で前2頭を見る形で8番手位を進むダノンキングリー。
サートゥルナーリアの動きはあまりなく、早めにロジャーバローズとランフォザローゼスが前に動き、後方勢だとアドマイヤジャスタも少し前に進出。
リオンリオンが先頭で2馬身程度の差を保ったまま4コーナーから直線へ。
逃げるリオンリオンにロジャーバローズが並びかけ、ヴィントも頑張るも外から持ったままでヴェロックス。抵抗するランフォザローゼス。
先に抜け出すヴェロックスが内にサートゥルナーリアを蓋をしながら残り350m付近で先頭に立ちます。
しかし、内の馬とは脚色の差が明確なサートゥルナーリアは少し下げてヴェロックスの外に持ち出して残り300m付近から一気に加速。
最内からするするとダノンキングリーがリオンリオンを一瞬で抜き去り、内からヴェロックスに並びかけます。
やはり3頭の競馬となる残り200m。
先に抜け出すヴェロックスに内からダノンキングリーが今度は伸び脚がいい。しかし外からサートゥルナーリアもヴェロックスに並ぶ。
逃げるヴェロックス、追い詰めるダノンキングリーとサートゥルナーリア。
後方は2馬身遅れてアドマイヤジャスタとクラージュゲリエ、大外からシュヴァルツリーゼが一気に加速。
さすがは東京で大外ぶん回しなら力を発揮できるシュヴァルツリーゼ。
サートゥルナーリアがヴェロックスを残り50mで交わし、ジワジワと差を広げながら、内のダノンキングリーも頑張っているもののラスト100mからはヴェロックスと脚色が一緒に。
最後はサートゥルナーリアが1馬身差でヴェロックスを突き放し、ダノンキングリーとヴェロックスは並ぶようにしてゴール。少し内を通った分、ダノンキングリーがハナ差差し切り2着を確保。
正攻法で「負けて強し」の印象も東京の切れ味勝負でわずか劣ったヴェロックスが3着。
勝ち時計2:22.9。
オークス同様に2:23.0を切ってきました。
4着にアドマイヤジャスタ、5着に最後いい脚で突っ込んだシュヴァルツリーゼ。
クラージュゲリエ、ランフォザローゼス、レッドジェニアルといった上位人気が並びました。
◎ ⑥サートゥルナーリア
○ ⑦ダノンキングリー
▲ ⑬ヴェロックス
△ ⑱シュヴァルツリーゼ
△ ⑫アドマイヤジャスタ
としました。
今年は余計な印を打つ必要はないです。
本命はサートゥルナーリア。
皐月賞馬ですし、枠も恵まれました。
マイネルサーパスもサトノルークスもそんなに行くタイプではないですし、内のロジャーバローズの後ろを意識しつつ、外からリオンリオンが被せてくれるということで、前の壁は黙っていてもしっかり作れそう。
ヴェロックスが外ということで、恐らくそちらが先に仕掛けるでしょう。それを先に行かせてからでも外はかなり自由がありそうな。
直線でしっかり蓋をされると思いますが、ホープフルSでも馬群をスルスルと縫ってきましたし、この枠とある程度前がマイペースで行き馬群がばらける流れとなると、直線で延々に追えないという可能性も低い。暑さに弱いとかでもないと、負けないんじゃないかなー。
対抗にはダノンキングリーを。
ヴェロックスと差は無いと思いますが、負かしにいくのが騎手含めてヴェロックスの方がありそうなので、内でじっくりと予想しましたが、それであれば最後ヴェロックスの前に出てくるかな。全く差はないですが、東京で内を回れば逆転があるかもしれないというだけです。末脚勝負はどんとこいです。
正攻法で行ってしまうと多分ヴェロックスにも負けます。積極的で攻めた末脚勝負をしてくれればいいな。
3強の中では3番手にヴェロックス。
枠が外で外のリオンリオンとランフォザローゼスが前に行くと思いますので、外の自由はあると思いますが、必然的に外々を回る事になります。
早めに仕掛けつつ押し切りを狙うとなると、ガチンコ勝負。
キングカメハメハに並びかけるハイアーゲームではないですが、最後早仕掛けの分止まってハーツクライに差される、的なレースになるかもと予想。
まぁ強いので、パタリと止まることはないでしょう。並んでからの勝負根性は皐月賞の時でも十分感じました。
崩れるイメージは全くできない。
ここからは2馬身以上の差はあると思っています。
万一大逆転があれば、東京良馬場が抜群に走ると仮定し、下手に馬群に入れようにも入れようがないシュヴァルツリーゼ。
普通に考えれば大外はマイナスですが、馬群に入れるタイプじゃないので、この枠はプラスだと思います。
ボロ負けもあるでしょうが、少なくとも新馬戦の走りは一級品です。
もう1頭は復調気配を皐月賞で感じたアドマイヤジャスタ。
外3頭を前に行かせ、レッドジェニアルの前に行き、クラージュゲリエと並ぶような位置で進められれば、スタミナはあると思っていますので、クラージュゲリエには先着できそうな気がします。ただ、ここで勝つとか馬券とかはちょっと…。
他の馬は厳しいと思います。
クラージュゲリエも悪くないものの、この枠だとこちらも正攻法しか無理そう。
ランフォザローゼスも先行して押し切れる感じがしませんし、リオンリオンはロジャーバローズが楽をさせてくれないと思います。
仮にスタートは五分でも、ホームストレッチで押して押して先頭に行きそうな気がしますし、そうなると最後まで持たないでしょうね。
レッドジェニアルも初の関東遠征に加えて今年5戦目。重賞勝ちまで到達したのは立派ですが、さすがに余力もどうでしょうか?
ダービーですから、当てたいですね。
暑くなるでしょうし、場所もしっかりとした場所で見たいよー。
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