第19回チャンピオンズカップ 展開予想




ゴールドドリームが回避をしてしまい、ルメール騎手のいない久々のG1です。
外国からパヴェルの参戦もあり、中央のダートG1らしいメンバーが揃いました。

3歳馬ルヴァンスレーヴが前々日の段階で2.0倍の1番人気。
ノンコノユメ、サンライズノヴァ、サンライズソアと続きます。

このレースの印象と言えばペースでガラッと変わること。
遅くなれば逃げ馬含めて先行馬が頑張り、速くなると前行ったのは総崩れみたいなレースになる事が多い印象です。

さて、今年は?というとJBCで逃げて頑張ったサンライズソアがいるものの、すんなり先手を取れそうな感じがしないでもないです。
JBCは1000m通過が61.0。
このレースで絡んでいったテイエムジンソクもいませんし、テーオーエナジーも不在。JBC先行勢は悉くいません。

比較的先行有利じゃないかな?というのがメンバーをざっと眺めた感想です。
馬場はどうですかね?まだこの冬やってないからね。わからないです。

アメリカから参戦のパヴェルはどうでしょうかね。
一応今年G1勝ちはありますが、やや全盛期の力のない馬達との戦いでした。このクラスが来てどういう結果になるのかの興味はありますが、馬券は積極的に買いにくい。

逃げ :⑨サンライズソア
逃げ後:⑭ヒラボクラターシュ
先行前:①アンジュデジール、⑧ケイティブレイブ、⑮インカンテーション
先行後:②ルヴァンスレーヴ、③パヴェル、⑩センチュリオン
中団前:④アポロケンタッキー、⑥アスカノロマン
中団後:⑪オメガパフューム、⑫ウェスタールンド、⑬ミツバ
後方 :⑤ノンコノユメ、⑦サンライズノヴァ

としました。

恐らくすんなりサンライズソアが先頭に行くと思います。
それを制してまで行く馬もおらず、インカンテーションもヒラボクラターシュも行くとは思うもののどうかな。
パヴェルもアメリカの馬ですので、基本行けるなら前でしょうが、いいとこ中団前位かな。

ペースは昨年と同じか少し遅め位。36.5-61.8位。
G1ですし、62秒まで落とすという事はないかな。

サンライズソアが先頭でヒラボクラターシュが2番手。外からインカンテーションやケイティブレイブも積極的に進み、内でルヴァンスレーヴ。
後方集団にアポロケンタッキーとアスカノロマン。オメガパフュームもおり、後方に追い込みに賭けるノンコノユメのサンライズノヴァ。

じっくりとペースを落としながらも徐々に後続との差が詰まってきて、ペースがそんなに速くないものだから内外一杯に広がっての直線。
ノンコノユメ、オメガパフュームはやや内へ。サンライズノヴァはそういうのできなさそうだから外へ。

直線に入りサンライズノヴァがまだ先頭で頑張っている。後ろからヒラボクラターシュも来ているが、前を交わすまでには至らなそう。
馬場の真ん中から堂々とケイティブレイブが先に抜け出しにかかり、その後ろをなぞる様にルヴァンスレーヴ。
内からノンコノユメと間オメガパフューム。まだ頑張るサンライズソアとヒラボクラターシュ。最内からアンジュデジールも少し顔を出すも前とは差がある。

先に抜け出したケイティブレイブが外に持ち出して一気に差を詰めるルヴァンスレーヴ。内で粘り込みを見せるサンライズソア。
最後はサンライズソアを半馬身振り切ってゴール。ルヴァンスレーヴはサンライズソアを僅かに届かずの3着。
充実期を迎え3連勝で昨年の借りを返しました。

勝ち時計1:50.7。
前半のスロー気味が影響し、レース上がりは36.3となかなかの高速フィニッシュ。

2着に逃げて頑張ったサンライズソア。3着に猛然と追い込んだルヴァンスレーヴ。
4着にオメガパフューム、5着にノンコノユメ。ヒラボクラターシュは最後疲れましたが、見せ場ありの6着。
サンライズノヴァは大外からかなりいい脚で追い込みましたが、やはり最後方からでは厳しく掲示板外に。

ということで、印は、、、

◎ ⑧ケイティブレイブ
○ ⑨サンライズソア
▲ ②ルヴァンスレーヴ

△ ⑪オメガパフューム
△ ⑤ノンコノユメ
注 ⑭ヒラボクラターシュ

としました。あんまり沢山打っても仕方ない。

本命はケイティブレイブに。
レースは先行馬が少なく明確な追い込み馬が多いレースです。
自分の内側の連中も前に行くタイプはほぼおらず、じっくりサンライズソアの出方を伺いながら最初のコーナーに向かい、4番手位のいい位置で気分よく追走できるかな。
そうなれば、大きく崩れる感じもせず、やや遅めの流れに乗ってロングスパートで後続を押し切れるかなと思います。
前走も前を見られる外目のいい所を走れましたが、今回も走れそうです。

対抗にサンライズソア。
ペースと流れは前走より向くと思います。絡んできそうなのもそんなに見当たらないですし、マイペースで走れそう。
ノーマークで逃がすことはないと思うものの、例えばコパノリッキーのように、無理にでも潰しに行く必要とまでは言えない微妙な実績も有利です。
少なくとも前走位走れれば、見せ場無しで沈むという姿は想像できない。複勝だと最後まで盛り上がる1頭です。

3番手にルヴァンスレーヴ。
当然強い馬なのは知っていますし、ゴールドドリームのいないレースで左回り。こちらも無抵抗で沈むことはないはずですが、コーナー4つの中京で内枠。
問題はスタートが抜群に良い訳でもない上に外からパヴェル、アポロケンタッキー、アスカノロマン辺りが来ると包まれてしまいそうです。
力はあるので直線では外に持ち出すなりして追い込んでくるとは思いますが、遅めのペースが予想される中、馬群捌いて最後伸びてきたものの僅か届かずの姿は割と容易に想像できます。

△で同じ3歳馬のオメガパフューム。
6番人気と人気はそこまで無いですが、JBCクラシック2着馬です。
少し下げちゃうと後ろになってしまい、外枠ですが内に入りそうな気がしています。
直線は内から外へ持ち出すサウンドトゥルーがかつてやったようなレースをして、外からいい脚で追い込んできてくれそう。ただ、届いて勝利するまでの流れが向くとも思わず。

ノンコノユメも同じく後ろからですが、こちらは最内を突くこともできるタイプですので、下げて内かな。
恐らく直線まで余力が多くの馬にあるため、後方の馬は外から前の馬を簡単に抜けないレースになります。
そうなると、中団位の馬が外出すしかないので、外出すと、最後方の馬は案外内が開くもの。最後内からスルスルと追い込み馬券内、ということも考えておきたいです。
「ペースは向かなくても、レース全体で見たらこの馬のレースだった」ということもあります。

注意に3歳馬のヒラボクラターシュを。
前走は強い勝ち方でしたし、レパードSでも2着があります。
単勝100倍超えていますが、サンライズソアの2番手辺りを走れれば、コーナーの厳しい福島であれだけ外回って押し切ったよりは走りやすいはず。
一発あるか?と期待したいです。

 

サンライズノヴァはここのところ鮮やかなレースが続いていますが、如何せん後ろから大外回してのレースだけだとこの相手、ペースだと厳しいと予想。
内を突いてもいいタイプでもないですし、どうしても大味なレースになってしまうのは仕方ありません。

インカンテーションは穴っぽい雰囲気こそあれ、8歳馬で大外。
ペース、展開は悪くないと思ってもケイティブレイブを交わしたり、ルヴァンスレーヴから凌ぎ切るイメージまではできませんでした。

 

全体的に荒れそうな雰囲気は感じられず、6番人気位でしっかり決まりそう。