第158回天皇賞秋(G1・東京・芝2000m・良)
秋晴れで少し雲がかかり、とても心地いい気候でした。
日が差すと眩しく、汗ばむ陽気。写真としては日が強すぎて厳しいレースです。薄曇りの空が欲しかった。
東京競馬場の紅葉はまだ2分といったところ。ここは大体ジャパンカップの時に見頃です。
メンバーも少頭数ながらも揃ったため、観戦する私にとって展開予想より遥かに大切な「どれだけ混むか否か」の予想。
「東京0レース、コンクリート200m、ホモサピエンス(バカ限定)」を悔いなく走るためにどうするか?を考えないといけません。だからNHKマイルカップとかの方が好きよ。何も考えなくてもいいし。
やるべきことは三択です。
- 前日泊まる
- 始発前に車で府中に入る
- 始発で行く
上から順にバカさ加減が増します。一番下も大概ですが…。普通の時間に起きて行け!が一般的な感覚で間違っていないです。自信を持ってください。普通の競馬ファンは上の選択肢を求められたら「無記」を貫いていきましょう。
で、色々考えて一番下に。ここで答えられちゃうのがバカ。
これは実は別の理由もあり、麻布十番から大江戸線に乗ると次の駅が六本木です。
日本は磯の吹き寄せ文化とはよく言ったものです。月末のハロウィンが近い週末である10月最終日曜日。
11/1が天皇賞の日はそれはそれは面白い光景でした。麻布十番で普通の恰好で乗る私。次の六本木で仮装した集団が車両を埋め尽くし、まるで自分だけが逆仮装状態。今年再現はあるか?と期待していました。
朝4:40の麻布十番。超雑な写真。。。
六本木で入ってきたのは多くは普通の人たちで「なーんだ」と肩透かし。
いつも通り6時頃に府中入りで列に並びます。
競馬場は並んでいる人はやや多め。全体的に混んでいました。
頭数が少なくても馬が揃えば人は来ます。ジャパンカップはアーモンドアイの動向次第で覚悟を決めないといけないです。並びながらWinxのコックスプレートのレースについてブログを書く。お昼に競馬場で流れたけど、あんなの解説なしで見れる人なんてほぼ居ないでしょ。
競馬場に入ったものの、場所取りはまぁね。甘くないです。
人多いし。苦戦は仕方ないところ。超適当にパシリ。
馬の耳キャップはネタとして欲しいなと思っていましたが無念のはずれ。
そして出てくる5等賞のレシート。
うーん。「こいつはどうせ次も来るから厳しめでいいや」とまぁ自分だったら少しハンディをつけるプログラムを組むだろうから文句は言えないけど…残念。定価で売ってたら買うな。
大きいレースの日ならではの1Rの盛り上がり。
昨日のアルテミスSより盛り上がっています。動画で撮ってみました。
新馬戦ではリリーオブザヴァレーの仔が出ていたので期待していましたが、圧倒されました。
勝ったルヴォルグは走りがいい。このまま東スポ杯に出てきても好勝負できそうです。素晴らしい素質。
他のレースは当たるとトリガミを繰り返し、徐々に資本金が減っていきます。
競馬の必勝法はただ1つ「やらないこと」。これが真理なのですが、行ったからには少しはやらないと。
馬場は展開予想に書いた通り。
Bコースになったのもあり、「時計が速すぎる」以外の文句は言えない馬場です。
展開予想はこちらから。下手だなー、本当に。
パドックは見れませんので、映像だけ。
レイデオロが多少チャカチャカしていましたかね。まぁあの程度なら普通でしょう。
サングレーザーが大分大人しくなったのも印象的です。かつては気性の荒いタイプだったので、驚きました。
マカヒキはマイナス2桁でデビュー以来最も軽い馬体重になりましたが、雰囲気は悪くなかったと思います。
返し馬からです。
東京2000mはゴール前を通るので、ファンへのお披露目感があります。
レイデオロ(第84代日本ダービー馬)
一番最初にひっそりと出てきました。
こういうタイプですので、多少チャカチャカするのはいつも通り。
キャンターへの移行時にバタバタっとしていたのは過去の話で、今はすんなりと移行ができています。
クビをこういう感じにするのは若い頃から変わっていません。
マカヒキ(第83代日本ダービー馬)
いつも普通で目立たない馬ではありますが、今日もそこまででもなく。
ただ、走りは自分のイメージがそう見せているのかもしれませんが、若い頃に比べると重厚になっているような印象を受けます。
この馬場はどうかなぁって。
馬そのものの雰囲気は悪くないですが、実は馬場悪化の方がいいのかも。
スワーヴリチャード(2018年大阪杯勝ち)
安田記念の時はもう少し落ち着いていましたが、やや気負い気味な印象でした。
こちらもレイデオロ同様にやや掛かるタイプですので、多少掛かるのは仕方ない所。
気になるのはその辺でしたかね。
アルアイン(第77代皐月賞馬)
クビを大きく下げてグアンと力強く走るのがアルアインの返し馬です。
それに比べるとやや大人しめ。もう少しガツンといく時もあります。全体的に悪くはないですが、「ふーん」という位。
キセキ(第78代菊花賞馬)
暫く見ない内に印象が変わりました。
もっとスッと出るタイプだったかなと記憶していますが、気負っていたのか、作戦が先行というのもありいつもより強めの返し馬だったのか?
全ての馬の中では掛かっていた部類に入ります。やる気がないよりは好きですけどね。
ミッキーロケット(2018年宝塚記念勝ち)
こちらも随分と印象が変わりました。
こんなにハミを噛むタイプではなく、サラリと走るタイプだったと思っていましたので、意外でした。
大きいストライドで雰囲気は良いです。掛かっている感じもないし。
ベストターンドアウト賞はキセキでした。
おめでとうございます。
で、最後の馬場に出て来たダンビュライトが立ちあがり騎手を振り落として放馬。
疲労が著しいということで競走除外。その感じは別途3ページにダンビュライト特別編としてまとめました。1頭マイナスで合計12頭での天皇賞となりました。
航空自衛隊のファンファーレが生演奏で澄み切った秋の空に響き渡ります。平成最後の天皇賞のファンファーレ。
「頭数は少なくてもダービー馬2頭を含む少数精鋭の素晴らしいレースだった」と後世に語り継がれるレースを期待して。
最新のコメント