今年はオペラ賞でL’Arc(ラルク)、フォレ賞でGeniale(ジェニアル)が出走します。
馬券的にこれ売り出されても…的なレースなので、売らなくて正解。有力馬と展望です。
オペラ賞は割とメンバー揃ったなと思います。16頭もいますし。
凱旋門賞はそこそこ知っているのでまだ追えますが、この2レースは相当海外競馬知らないと目で追うのも難しいと思います。自分は無理です。
2018 Qatar Prix Marcel Boussac(G1・芝1600m・2歳牝馬限定)
2歳牝馬限定のマルセル・ブサック賞です。
過去ザルカヴァやファウンドもこのレースの勝ち馬。目の前で過去ファウンドを見れたのは良かったです。
ファウンドは2014年の勝ち馬でした。
2着のErvedya(エルヴェディヤ)も後に仏1000ギニー、コロネーションS、ムーラン・ド・ロンシャン賞を勝つ名牝となっています。
昨年の勝ち馬はオペラ賞で1番人気となっているWild Illusion(ワイルドイリュージョン)でした。
そして2着が1番人気で敗れたPolydream(ポリドリーム)。こちらはフォレ賞で1番人気になっています。
なお、この写真にPolydreamはおらず、最内にいるのがMagical(マジカル)です。こちらは凱旋門賞に出走しますね。
今年の人気は以下の通り。
今年の1番人気はRocques(ロック)です。
Lawman産駒で3戦3勝。真っ白の勝負服。
前走はパリロンシャンのG3であるオマール賞を道中2番手から抜け出して勝利。下したのが3番人気位に支持されているCeratonia(セラトニア)。
そのCeratoniaは2戦1勝。
ゴドルフィンのOasis Dream産駒で、姉が昨年の勝ち馬でもあるWild Illusion。
ドンカスターのG2であるメイヒルSで2着だったStar Terms(スタータームス)。
これで5戦2勝です。重賞勝ちはないですね。
そのレースは入れ込みが激しく7着に敗れたフランケル産駒のDubai Beauty(ドバイビューティ)も巻き返しを狙います。
A late surge from Fleeting who scores in smart fashion in the Group 2 May Hill Stakes for @Ballydoyle at @DoncasterRaces: pic.twitter.com/1ebXsUwQbY
— At The Races (@AtTheRaces) 2018年9月13日
オブライエン厩舎から3戦1勝のPink Dogwood(ピンクドッグウッド)が出走します。
デビューから2戦連続2着でしたが、前走はしっかり走って?7馬身差の圧勝でここに挑戦です。
Camelot産駒。兄は今年の愛ダービー馬Latrobe(ラトローブ)。
2018 Qatar Prix Jean-Luc Lagardere(G1・芝1600m・2歳限定)
ジャンリュックラガルデール賞です。
2歳限定となっています。牡馬牝馬OK。ずっと牡馬のレースでしたが、昨年は牝馬のHappily(ハッピリー)が勝利しました。
2着のOlmedo(オルメド)は仏2000ギニーを勝ち、3着のMasar(マサー)は英ダービーを勝ちました。
3頭が並んだシーンです。最内Olmedo、真ん中Masar、大外がHappily。
今年のオッズはこんな感じ。6頭立て。
大体このレースはこんなもん、って感じのメンバーです。
1番人気は前走シェーヌ賞(G3)を2馬身差で勝利して2戦2勝のAnodor(アンドール)。
2戦とも2馬身差で綺麗に勝ってきていますので、強いとは思う。
#Plat #ParisLongchamp
Facile succès d’Anodor (@lemaitre60LA / F. Head) qui s’adjuge le Prix des Chênes (Gr.3). Belle impression laissée par le fils d’Anodin qui reste invaincu en deux sorties. pic.twitter.com/foFfutk9Mt— Equidia (@equidia) 2018年9月9日
リスデットレースを勝利して3戦3勝のBoitron(ボワトロン)。
こちらも3勝全て1馬身以上差をつけていますので、見たことないけど、実績だけ見れば引けを取らないかと。
ゴドルフィンからRoyal Marine(ロイヤルマリーン)。こちらは2戦1勝。Raven’s Pass産駒。
デビュー戦は負けたけど、前走2馬身1/4差。未勝利完勝で朝日杯に出走する感じ。
こちらはあまり揃っているレース、という印象はないですね。
2018 Prix de l’Opera Longines(G1・芝2000m・3歳上牝馬限定)
オペラ賞です。
昨年の勝ち馬はRhododendron(ロードデンドロン)でした。今年も出走しますが、やや人気を下げています。
ラルクは残念ながらビリ人気。
なかなか面白いメンバーが揃ったとは思いますが、上位陣は意外に決め手不足なので、荒れそうなレースでもありますね。
1番人気に支持されているWild Illusion(ワイルドイリュージョン)。
昨年のマルセルブサック賞の勝ち馬でもありますし、英オークス2着、前走のナッソーS1着ときちんと結果を出しています。
このナッソーSも2馬身差。
このレース2着のUrban Fox(アーバンフォックス)も有力で、プリティポリーS(G1)では英オークス馬Forever Together(フォーエバートゥギャザー)を3馬身1/4差で沈めました。
前走はドーヴィルのジャンロマネ賞(G1)で2着。
2番人気にはオブライエン厩舎のMagic Wand(マジックワンド)です。
英オークス4着、愛オークス5着、ヨークシャーオークス5着でしたが、前走のヴェルメイユ賞では2着と健闘。
6月のアスコットではWild Illusionを4馬身差で勝利しています。強いっちゃ強い。
姉のWe Are(ウィーアー)に続いて姉妹制覇がかかるWith You(ウィズユー)。
夏のドーヴィルでのロートシルト賞(G1)では後続に3馬身差。相手はそんなに強くないですが、勝ち方は立派です。
他にもノネット賞(G2)を制したCastellar(カステジャール)。
フランスオークスは10着でしたが、しっかり巻き返してきました。
今年イスパーン賞、ムーラン・ド・ロンシャン賞を制しているRecoletos(レコルトス)の妹です。
他には今年のフランスオークス3着のHomerique(オメリク)、昨年の3着馬のLady Frankel(レディフランケル)。
昨年の勝ち馬であるRhododendron(ロードデンドロン)は夏から大きく崩れるレースが目立ち、この人気に。
オブライエン厩舎の中では人気が下ですが、Athena(アテナ)も侮れなく、ベルモントオークス(G1)1着もそうですが、前走愛チャンピオンS(G1)4着は割といいと思うのですが、人気はあまりないですね。
2018 Qatar Prix de la Foret(G1・芝1400m・3歳上)
フォレ賞です。
昨年はAclaim(アクレイム)が勝ちました。
日本からGeniale(ジェニアル)が出走します。
今年は少し苦しくても、この挑戦は面白いと思っていますので、来年以降もあるといいんですけどね。勝っても3000万円いかない賞金ですので、苦しいか。
富士Sの方がいいですね。
オッズはこんな感じ。
ジェニアルは下の方です。
Coeur De Beaute(クールドボーテ)は馬主Teruya Yoshidaなので、見慣れた勝負服で走ります。
フランス1000ギニー2着馬です。
人気はPolydream(ポリドリーム)です。
前走ドーヴィルのモーリスドギース賞(G1)を勝利しました。フランス1000ギニーはぼろ負けのビリでしたが、それ以外は崩れておらず6戦4勝。牝馬です。
ゴール前で先に抜け出していたJames Garfield(ジェームスガーフィールド)を差し切りました。
そのJames Garfieldはこの次のスプリントカップ(G1)は不良馬場がダメだったのか分かりませんが、ビリでした。でも4番人気位。
2番人気に押されているのがSir Dancealot(サーダンスアロット)です。
G1はあまりいい成績はないですが、8月のニューベリーのG2であるハンガーフォードSは外から一気に差し切りました。
スプリントカップ9着からの巻き返しを狙います。
#RUKMomentOfTheDay: Sir Dancealot’s commanding win in the Hungerford Stakes @NewburyRacing sets him up for a possible Group 1 tilt in the Prix de la Foret in October.
Watch all the finishes from today for free in our results and replay section ➡️ https://t.co/7iJOPsdIyZ pic.twitter.com/qzZ0ojY0LJ
— Racing UK (@racing_uk) 2018年8月18日
オブライエン厩舎のマイルのイマイチ君ことGustav Klimt(グスタフクリムト)。
英2000ギニー6着、愛2000ギニー3着、セントジェームスパレスS2着、シャンプラ賞3着、サセックスS4着、スプリントカップ3着と勝ち切れません。
G1だと負けても3馬身以内程度に収めていますが、なぜか上に書いたハンガーフォードSは5馬身差で5着に負けました。
他には昨年のジャック・ル・マロワ賞2着で今年はG3の1勝だけのInns Of Court(インスオブコート)。
2016年のこのレース4着馬であり、今年は前走メシドール賞でジェニアルの2着だったJimmy Two Times(ジミーツータイムズ)。
今年のフランス1000ギニーのワンツーであるTeppal(テッパル)とCoeur De Beaute(クールドボーテ)。
ジェニアルはJimmy Two Timesに勝っていますので、「絶対無理」という相手でもないかなとは思います。
もちろんパリロンシャンの環境が合えば、の話ですが…。
最新のコメント