2018年 凱旋門賞へ(今年前半から)
昨年末の段階で2強でした。
2017年凱旋門賞を圧勝して2連覇を狙う女王Enable(エネイブル)。
昨年、目の前で走りを見て無事なら来年も決まりかなぁって思った位のインパクトでした。
ちなみに、今年は行きません。自分が行くと必ず牝馬が勝っているので、今年は行かないから牡馬かも。
もう1頭は同じゴスデン厩舎で英チャンピオンSを圧勝。フランケル初期の傑作候補の1頭であるCracksman(クラックスマン)。
昨年の凱旋門賞2着馬3着馬であるCloth Of Stars(クロスオブスターズ)にUlysses(ユリシーズ)。
その他にはこの段階で英ダービー大本命だったSaxon Warrior(サクソンウォリアー)や、オブライエン厩舎のエース格のもう1頭のThe Pentagon(ザペンタゴン)。
当然1年近く前ですので、こんな感じで冬シーズンになりました。
春シーズンでは目立った動きはありませんでした。
ドバイシーマクラシックでのHawkbill(ホークビル)の走りにしても、凱旋門賞のオッズを動かすには至りませんでした。
レイデオロ、Poet’s Word(ポエッツワード)、Cloth Of Stars(クロスオブスターズ)と戦ったものの、勝ち方が2頭を凌駕するのは難しい。
春になり、クラシック戦線もですが、古馬戦線も動きだします。
まず力を見せ、今年はこの馬のシーズンになるか?と思わせるだけの復帰戦を飾ったのはCracksmanです。
新生ロンシャンでのガネー賞で2番手からWren’s Dayを楽にかわし、Cloth Of Starsを相手にしませんでした。
こりゃ強い!と思ったものです。
その裏で、今年の初戦を迎えたCrystal Ocean(クリスタルオーシャン)。
勝ち方は地味ですが、ここから一気に凱旋門賞で上位人気まで行くとは当時は全く思いませんでした。
Gordon Stakes winner Crystal Ocean grinds out a brilliant victory in the Gordon Richards Stakes 👏pic.twitter.com/jAkexnZ5n0
— Goodwood Racecourse (@Goodwood_Races) 2018年4月27日
5月になり、3歳馬達もクラシックシーズンに入ってきます。
まずは英2000ギニーを勝利したSaxon Warriorが凱旋門賞オッズの上位に登場します。
一方で、5/8。
Enableの故障が発表されました。ついでにCapri(カプリ)も。
Enable out to 5-1 to win Arc after suffering injury setback – and St Leger hero Capri has suffered a setback as well.https://t.co/VgNl5w3dC3
— Racing UK (@racing_uk) 2018年5月7日
5/12には自分のブログで凱旋門賞の登録について。
ここにも書いてありますが、Enableが1番人気から脱落しました。
後にパリ大賞→英セントレジャーと勝つKew Gardens(キューガーデンズ)は100倍オッズですが、この段階で買うのは相当難しい。
この段階で5番人気近いオッズだったDefoe(デフォー)。
5/5のジョッキークラブS(G2)で圧勝し、今年は一気にG1まで、と思ったがなかなか…。
タタソールズゴールドカップ(G1)で敗戦。ここで勝っていればなぁ。黄色服。
各国のダービーが行われ、英国ダービーではMasar(マサー)が勝ち、Saxon Warriorが敗戦。
ここでSaxon Warriorが勝っていれば日英仏ダービー制覇だったんですけどね。そんなうまくいきません。
英オークスではForever Together(フォーエバートゥギャザー)が勝利。
ここまで未勝利でしたが、強かったと思います。
この馬も凱旋門賞のオッズで上位に位置しました。
フランスダービーはディープインパクト産駒のStudy Of Man(スタディオブマン)が勝利しました。1番人気での勝利での意味はあったと思います。
もう1頭の人気馬Rostropovich(ロストロポーヴィチ)は9着に敗戦。
英国ダービーと同日に行われたコロネーションカップではCracksmanが辛勝。
Hawkbill位しか強いのがいないので、楽勝かと思ったものの、思わぬ辛勝。絶対感はなくなったかなぁって。
6月のシャンティイ大賞(G2)ではWaldgeist(ヴァルトガイスト)が昨年の凱旋門賞6着馬Dschingis Secret(チンギスシークレット)やCloth Of Starsを相手に楽勝。
今年初戦は大雨で崩れましたが、2連勝を決めました。
2016年のフランス2歳チャンピオンの復活となったレースですね。
6月のアスコットではCracksmanが圧勝するかと思ったプリンスオブウェールズSでPoet’s Wordに完敗。
先に抜け出すCracksmanを外から差し切るという強い競馬でした。
昨年の英チャンピオンSでは7馬身突き放された馬ですが、晴れて2:03.51の時計が出る馬場です。その馬場にCracksmanは向かなかったということもあるとは思います。
アスコットゴールドカップでは、今年飛躍したStradivarius(ストラディバリウス)が欧州長距離界の主役交代を印象付ける勝利。
Order Of St George(オーダーオブセントジョージ)は4着。
このレースが最後となった名ステイヤーのOrder Of St George。
9/12には引退が発表されました。
Wishing the magnificent ORDER OF ST. GEORGE a happy retirement!
The 6YO son of Galileo retired with a record of 25:13-5-1 & earnings of over $2 mil (US) for trainer Aiden O’Brien. pic.twitter.com/Vaag7iFaGU
— Thoroughbred Insider (@ThoroInsider) 2018年9月12日
各国のダービーが終わり、夏に向けて、の直前で英国ダービー馬Masarは怪我で今シーズン脱落。
Epsom Derby winner Masar will not race again this season because of a leg injury.
👉 https://t.co/QvCfScVlc2 pic.twitter.com/mMSIT0AXsw
— BBC Sport (@BBCSport) 2018年7月15日
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