2018 UAE 2000 Guineas(G3・メイダン・ダート1600m)
一応はUAEダービーの前哨戦です。
先頭集団にいて3コーナーから先頭に立つ全身青のゴドルフィンの4番、Gold Town(ゴールドタウン)だけ見ていればいいレースです。
このレースの前哨戦の1つを最後150m位流して4馬身半差。ここも圧倒的1番人気です。
とにかく直線付近で先頭に立ち、前走より最後まで走って残り100mでクビをポンポンとしながらのゴールです。
前走も最後まで走ればこれに近かったはずで、この結果も納得。ケンタッキーダービーのオッズにも名前が出てきました。
勝ち時計1:37.77。2着に10馬身半。
父はStreet Cry。母はInvincible Spirit産駒でUAE1000ギニー2着などあるPimpernel。
ドバイ(メイダン競馬場)は平均時速なども出ているので、面白いです。
それを見ると他の馬とは全く違い、1200-1300までの100mだけで2着だったGottiとは0.37秒も差が付き、時速だと60.3kphに対し、56.8kph。
「直線で離すだけ」というのが数値的にもしっかり分かります。こういうのをJRAがやると面白いのになーっていつも思います。日本人好きそうだし。
2018 Balanchine(G2・メイダン・芝1800m)
バランシーンです。牝馬限定戦。
最高にツマラナイ組み合わせで、ここの前哨戦という訳ではないですが、ケープヴェルディステークスの焼き直しみたいなメンバー。
G1には手が届いてないものの、ケープヴェルディステークスを3馬身差位で勝ち、ドバイでは割と走るPromising Run(プロミシングラン)。
昨年のこのレースの勝ち馬でドバイターフは13着だったOpal Tiara(オパールティアラ)。前走は4着。
別路線だと前走アルマクトゥームチャレンジR2で4着だったFuria Cruzada(フルアクルサーダ)。昨年はドバイワールドカップに出走して13着。
この辺りが上位人気。ドバイターフに出てきても消しで問題なしの面々です。
レースは早め先頭の青い勝負服Promising Runが抜け出したところを、白い星の勝負服Opal Tiaraとの叩き合いになります。
この2頭か?というところで、大外から黒い勝負服のFuria Cruzadaが追い込みます。
ちなみに、4着の芦毛はIcecapadaという馬ですが、アイスカペイ「ダ」ですね。Icecapade(アイスカペイド)だとラフィアンの兄でワイルドアゲインの父になってしまいます。紛らわしい。
最後はPromising RunとFuria Cruzadaが並ぶようにしてゴールしましたが、僅かに内のPromising Runの勝利。
勝ち時計1:49.79は普通です。高速メイダンって感じもしなくなってきました。
重賞、しかもG2をこれで2連勝ですが、昨年のジェベルハッタで7着とG1だと荷が重い馬です。
去年もこれくらい走っていたので、変わらない印象。
2018 Firebreak Stakes(G3・メイダン・ダート1600m)
ゴドルフィンマイル辺りを狙う面々が毎年出てくるファイアブレイクステークスです。
解説に飽きたので、見るだけ。
圧倒的人気がドバイではお馴染みのHeavy Metal(ヘヴィーメタル)。銀色っぽい勝負服。
相手はG2でも荷が重いCosmo Charlie(コスモチャーリー)とか。
レースはマイペースを握ったHeavy Metalが4コーナー位から露骨に後ろを振り返り、直線では持ったままで後続を突き放し、最後まで追うことなくフィニッシュ。9馬身3/4差。その後ろも2着Cosmo Charlieと3着Fantastic Fourとの間も6馬身1/4。もうね。なんというか。マイル戦でこんなにやられるなよ、という感じすらします。
勝ち時計1:36.74は悪くありません。昨年と同じくらい。
こんな勝ち方してすごく強い感じがしますが、去年のゴドルフィンマイル8着ですし、G1だと信用なりません。
8歳馬で強いのにはきっちりやられる印象しかなく、弱い者いじめは非常に得意ですが、強いのに絡まれると…。
ドバイワールドカップではなくゴドルフィンマイルに今年も出走予定。
8歳馬で北米の強いの相手にあの距離では厳しいので、妥当だと思います。
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