今年も有馬記念の季節がやってきました。
私は今、西船橋の漫画喫茶のリクライニングシートに腰掛けながらの展開予想です。
どうせ寝れないので、「銀の匙」を読むか悩みましたが、せっかくなので書くことに。最後くらいは当てたいですね。
中山大障害はオジュウチョウサンとアップトゥデイトとの素晴らしいレースでレコード決着でしたが、馬場は9Rのノエル賞(古馬500万下)で1:34.1。
最終レースはスプリント戦で1:09.5。
全く関係ない話ですが、中山大障害コースの1つ前のレコード勝ち馬シンボリモントルーの時も最終レースのスプリント戦は1:09.5。勝ち馬マツリンドウ。
馬場はノエル賞の感じからすると普通。ここ2年と同じ感じですかね。
秋の雨でウダウダ言われるレースが多かったですが、有馬記念としては普通の馬場で行われそうです。
キタサンブラックがこれで引退。20戦目で6回目の白帽子。
そしてライバルであるシュヴァルグラン、サトノクラウン、スワーヴリチャードが揃って2桁番号。
内枠にヤマカツエースに勢いのある3歳勢のブレスジャーニーにサトノクロニクル。
悩ましい枠順になったなというのが率直な印象です。
面子を見るとガツガツ飛ばすのはおらず、キタサンブラックが静かに主導権を取るのが普通の見立てでしょう。コーナー6つ、そして短い直線。キタサンブラックをどう扱うのか?という各馬の思惑をいかに読み取れるか?が予想の鍵になると思います。
逃げ :②キタサンブラック
逃げ後:⑤トーセンビクトリー、⑮カレンミロティック
先行前:③クイーンズリング、⑥サトノクロニクル、⑦シャケトラ、⑩シュヴァルグラン
先行後:①ヤマカツエース、⑨サクラアンプルール、⑪ルージュバック、⑫サトノクラウン
中段前:④ブレスジャーニー、⑬ミッキークイーン、⑭スワーヴリチャード
中段後:⑯サウンズオブアース
後方 :⑧レインボーライン
としました。
カレンミロティックは絡んで行くでしょう。
トーセンビクトリーもこの枠なら前に行った方が母の再現もあるかもしれませんし、シャケトラは何するかわかりませんが、ここ最近なら多少前目かな。
ペースは前半が61.0。
ジャパンカップよりは競馬場の特性上普通は出ませんので、そこで60.2なら今回は普通に出ればこんなもんです。
内側の連中がそこまで下げたがるタイプがいないというのもこのレースは難解にしています。
ヤマカツエース、クイーンズリング、トーセンビクトリー、シャケトラより前に外から被せようとすると、2番手に行くくらいの勢いが欲しいです。カレンミロティックも外から被せてくると思いますので。
そうなると、外の人気馬は悩むでしょうね。行くべきか否か。
シュヴァルグランはなんか行きそうですが、サトノクラウン、スワーヴリチャードは出たなりかなぁって思うと、自然と最初のコーナーで想定より0.5列後ろに。
後は淡々と流れ、歓声を受けて静かな2コーナーへ。
並びかける位でカレンミロティックはいくと思いますが、突かれているというほどのプレッシャーもないでしょうね。「行ってくれれば儲けもの」ですし、内はキープしている以上、キタサンブラックの方が展開有利です。
4コーナーにかけて加速する各馬。
時計的なイメージは昨年と同じ位で、途中13秒台まで落とすかどうかはわかりませんが、ラスト5Fは12.0付近でまとめてくると思います。
そうなると、昨年の段階のシュヴァルグランでさえも外回って最後力尽きたように、ある程度前につけている力のある馬が有利です。
逃げるキタサンブラックを追いかける馬が潰れていきます。
外からグーンと加速する3頭のライバルたち。ミッキークイーンは馬込みへ突っ込みます。
内で虎視眈々と前を狙うヤマカツエース。
逃げるキタサンブラックが残り200mで突き放します。
外からシュヴァルグランに大外持ち出したスワーヴリチャード。
間からサトノクロニクルとバテた馬を今年は上手にさばいたヤマカツエース。
残り100m、キタサンブラックが逃げ切りそう。
ゴールに向かって大外からスワーヴリチャードが伸びてくるものの、ちょっと届かないか?
内でヤマカツエースとサトノクロニクル、外からシュヴァルグランにルージュバック、ミッキークイーンが追いかける。
最後は1馬身スワーヴリチャードを振り切り、キタサンブラック歓喜のゴール。
勝ち時計2:32.7。キタサンブラックの上がりは35.7と昨年より少し遅めのスパートで押し切りました。私の脳内では。
◎ ②キタサンブラック
○ ⑭スワーヴリチャード
▲ ①ヤマカツエース
△ ⑥サトノクロニクル
△ ⑩シュヴァルグラン
△ ⑬ミッキークイーン
注 ⑪ルージュバック
としました。
キタサンブラックは書いたとおり先頭を走ればペースを自在に作れますし、今年の有力馬では中山2500mの穴も少なく、枠もベストに近い。
スタート遅れてクイーンズリングに前に入られた!とかだと黄色信号になりそうですが、そうでもない限りは差される、少なくとも2頭に差されるシーンが想像できず。
毎度のことですが、頭磐石には思えないものの、それでも崩れないはずです。
おそらく2番手集団がクイーンズリング、トーセンビクトリー、カレンミロティックと微妙に力がないのがいるのも今年は恵まれています。
もし、力があればついてきてしまいますが、そうではないので、徐々に下がっていくはずです。
そうなると、内が渋滞となり、結果多くの馬が外に出さねばならず、内外との距離ロスは最後まで解消されないです。
シュヴァルグラン、サトノクラウン、スワーヴリチャードが内をつける状態にはならないため、直線入り口ではリードを保ったまま走れると思います。
対抗はスワーヴリチャード。
これは前走の時計もそうですが、力は文句なし。
後は右回りがどこまで大丈夫か?とスタートが五分に出られるか?です。
ただ、皐月賞も負けたとはいえレコード決着の0.4秒。直線ロスというか内から外に出す結果になりましたが、今回はこの枠なら迷わず外でしょう。そっちの方が面白いと思います。
枠は不利ですが、下手に内枠よりはこの枠の方が乗り手含めて向いていると信じたい。
3番手にヤマカツエース。
どう考えても穴っぽい1頭ですので、説明不要でしょう。
昨年は直線コース取りに失敗もあり0.3秒差4着。
今年は最内からじっくり乗れそうですし、キタサンの通ったコースをヒタヒタと進めば。
JCもかなりこの馬にしたら頑張った印象ですし、大阪杯3着はここでも上位です。
おそらく無理に勝ちには行かないと思うので、勝つとは思えませんが、3着はあるという1頭でしょうね。
サトノクロニクルはチャレンジCで馬群に突っ込んで走れていましたので、この枠を生かせるなら。
ある程度前にいけて、時計も優秀でした。
破った相手から軽視されていますが、クラウンより期待しています。
シュヴァルグランはやはり東京に比べるとこの舞台設定は向かないのは仕方ないです。
強さは上位なのは間違いないですし、内がサクラアンプルールにレインボーラインなので、切れ込めなくもないですが、少しでも遅れると1列後ろになってしまいます。
スタート次第では当然3着以上ですが、ほぼ全て完璧だったJCと比較してしまうと、いくつか条件が重ならないと前走の再現までは到達するかな?と疑問が。
ミッキークイーンは牡馬と混じっても全然大丈夫ですし、エリザベス女王杯の走りからまだまだ衰えはありません。
ただ、馬群を割れる馬だけにもう少し内が欲しかった。外を回ってこの相手に馬券内はなかなか厳しい。
良い走りは絶対にするはずですが、昨年と同じような結果になりそう。
ルージュバックはここでミッキークイーンに勝たないともう2度と戦えません。
中山、非根幹距離、牡馬混合戦。3歳の時は果敢に攻めて0.5秒差で10着でしたが、枠は今年の方がいいです。
サトノクラウンは無印に。
ポカが多いのは仕方ないですが、やはり香港を除いての良馬場成績が…。
今年がもしかしたら最後の本気観戦の有馬記念。
当てたいなー。
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