展望記事はこちらになります。途中でも書いていきます。
サトノダイヤモンドがどういうレースをするのか?が注目ではありますが、他にも一応見ておいても損のないレースもあります。
メンバー見る限り、ヴェルメイユ賞は今年は凱旋門賞は関係ないですね。
馬場は比較的時計のかかるソフト馬場。
高速決着は望めません。まぁ雨が降らなければ本番は違うだろうけど。
QATAR PRIX NIEL(G2・シャンティイ・芝2400m)
ニエユ賞です。
パリ大賞馬Shakeel(シャキール)が回避し、Cracksman(クラックスマン)の1強です。酷いメンバーだ。
レースは5頭立てなので見やすいです。
前を行くのがジョドモンドファームのFinche(フィンチェ)。
2番手にCracksman(クラックスマン)がつけ、ゴドルフィンのAvilius(アヴィリオス)。
その後ろの緑がIce Breeze(アイスブリーズ)で最後方がドイツのWalsingham(ウォルシングハム)という展開です。
ソフトの馬場ですし、ペースはゆったり。非常にゆったり。
あの数字を信じると前半1400mが1:34.45。これはノロい。
ちなみに、馬場としてはこの日の最初のレースが3歳上のG3の5F戦で勝ち時計59.89。昨年も同じシャンティイで56.30ですので、やはりそこそこのソフトの馬場という印象です。
とはいえしっかり走ります。
コーナーで砂煙というか土が舞っていますし、野ブタが土を掘り起こしていている、というニュースもありますので、馬場は…。
残り400mで先頭に立ち、その時点で2:13.85。Aviliusが追いかけますが、突き放します。
残り200mでほぼ勝利を確信する感じで2:26.66。この1Fが12.81ですので、前半のペースにしてはやはりそういう馬場ですね。頑張れよ、サトノ陣営。
最後は後続を突き放し、3馬身半。
勝ち時計2:37.78。去年のマカヒキが2:35.48。速けりゃいいってもんでもないので、別にいいのかなって思います。
これでCracksmanは重賞連勝で凱旋門賞で単独2番人気に浮上しました。
しかし、まだ分かりません。
オッペンハイマーさん(馬主さん)が「デットーリ騎手じゃないとイヤ」と言っています。
デットーリ騎手はご存知Enable(イネイブル)がいます。
Neither Anthony Oppenheimer nor Frankie Dettori overly keen on #QPAT run for Cracksman. Keep repeating “next year” mantra. #ArcTrials pic.twitter.com/oGAKKuC0lY
— Racing UK (@Racing_UK) 2017年9月10日
勝ち方はかなり鮮やかですが、2着馬はG3でFincheの2着後に前走はギヨーム・ドルナーノ賞でEminent(エミネント)から4馬身3/4も離された3着どまり。
そんなに強くないので、一叩きの意味はあれど、勝つべくして勝っただけ、という感じしかしません。
日本に当てはめるとキセキ(毎日杯3着)相手にスワーヴリチャード(ダービー2着)が勝った、という感じです。
QATAR PRIX VERMEILLE(G1・シャンティイ・芝2400m)
今年精彩を欠く昨年の勝ち馬Left Hand(レフトハンド)やこちらも昨年は強かったJourney(ジャーニー)が人気になるレースです。
先頭を行ったのはAjman Princess(アジャマンプリンセス)。
2番手にGod Given(ゴッドギブン)で白い勝負服Journey(ジャーニー)という先頭集団。
その後ろの黒っぽいのがTraffic Jam(トラフィックジャム)。
帽子が白黒シマシマがThe Black Princess(ザブラックプリンセス)。
赤い勝負服が目立つBateel(バッテール)が真ん中。Left Hand(レフトハンド)はその後ろ。
後ろの方はごちゃごちゃで。
内から上がってきたゴドルフィンのEndless Time(エンドレスタイム)。
ペースはニエユ賞より大分速くて1400m通過が1:26.04。
これ位流れてくれると面白いですね。
4コーナー付近でBlond Me(ブロンドミー)とかがトラブルに巻き込まれました。
パトロールビデオとか見てないので分かりませんので、何とも言えませんが、Bateelが少し顔を外に向けていますので、何とも言えません。
煽りを受けたBaiyouna(バイヨウナ)とかもここでスミヨン騎手、レース終了。
直線はAjman Princessに並びかけるGod Given。
その外から手応え十分でアスコットの馬場を思い出したかのような感じでJourneyがスーッと行きました。
それをしっかり待って後ろから真っ赤な勝負服のBateel。
大外からLeft HandやTraffic Jamなども追いかけましたが、最後はBateelが2着のJourney相手に2馬身半差。その後ろのLeft Handとは更に3馬身ありました。
凱旋門賞はどうでしょうか?
オッズには出てきていませんが、強い勝ち方ではありました。
勝ち時計2:32.90。
道中は色々あって後味悪かったですね。
Endless Timeも直線止めていたので、ゴールはしましたが何となく怪我しちゃったのかな?
QATAR PRIX DU MOULIN DE LONGCHAMP(G1・シャンティイ・芝1600m)
ドバイターフ組の1頭Ribchester(リブチェスター)が1番人気です。
前走ジャック・ル・マロワ賞2着の3歳馬Inns Of Court(インスオブコート)、昨年の2000ギニー2着馬で今年前走で復帰したG2を勝利して来たMassaat(マッサート)が人気になっています。
逃げたのはRobin Of Navan(ロビンオブナヴァン)。
2番手のシャドーロールがRibchester(リブチェスター)。Massaat(マッサート)が内、外がTaareef(ターリーフ)。
その後ろの白っぽい帽子の青がInns Of Court(インスオブコート)。
エンジ勝負服がLightning Spear(ライトニングスピア)で最後方がLady Frankel(レディフランケル)。
青い勝負服ばっかりで見にくくて仕方ない。帽子も一緒だし。何とかしてほしいですが。。。
直線まであまり出入りがありません。
逃げるのはRobin Of Navanですが、シャドーロールのRibchesterが頑張ります。
外からTaareefが差を詰めていきますが、並んでから抜けさせません。
Massaatが後方で、というか全部前が青なので、とにかく見にくい。
ゴール前は抜かせずに3/4差。RibchesterはこれでG1は3勝目。
ドバイターフ組としてG1を7勝目です。マジであのレースなんなの?
ほぼ力通り決まりました。
前半ゆったりを2番手追走で早め先頭で抜け出して後続をシャットアウトするという非常に安定したレース振りです。
3着はMassaatが入りました。
勝ち時計1:40.75。
あまり珍しいレースではありませんでした。
QATAR PRIX FOY(G2・シャンティイ・芝2400m)
日本馬が出ますのでとても注目のレースです。
サトノダイヤモンドが稼いでいる金額が5,999,864ユーロ(約7.8億円)。
対してフランス勢トップクラスであろうSilverwave(シルバーウェーブ)が734,005ユーロ(9500万円)。
フランスの方々はこの賞金格差を見て、それに乗っているルメール騎手に何を思うのでしょうかね。
「あいつ日本に行って変わったよね」と言われてたりして。
緑色帽子がダイヤモンド、黄色帽子がノブレスです。
ダイヤモンドの方が少しチャカチャカしている感じ。さすがノブレス。7歳馬ですし、とても落ち着いてます。
ゲートはダイヤモンドが先に入りました。ゲートの中でお隣さん(Silverwave)と話していました。
スタートから押してノブレスが行きます。
Dschingis Secret(チンギスシークレット)が2番手からダイヤモンドが先頭に立ってしまいますが、そこからノブレスがきっちり前に入ります。
Silverwave(シルバーウェーブ)がその後ろ。Cloth Of Stars(クロースオブスターズ)に外がDschingis Secret、最後方にTalismanicという展開です。
そこからノブレスがきっちりと立ちました。後ろとチラッと振り返りながら2番手にダイヤモンド。
ドイツのDschingis Secretが3番手で外からマーク。
1:31.45で通過していますので、非常にゆったり。ノブレスが先頭で直線へ。
ダイヤモンドが頑張って走ります。
持ったままですが、反応はイマイチ。外からDschingis Secretに直線手前で被せられた時になんか雰囲気が悪かったですね。
直線は突き放しそうな感じもなく、サトノダイヤモンドの動きが悪いなと。手前替えた所もなんか疲れて替えただけに見えます。
Dschingis Secretが外から、内側からサトノダイヤモンドのストライドが悪く、外からゴドルフィンの2頭が追い詰めます。
Cloth Of Starsに1馬身半の差をつけてDschingis Secretが勝利しました。勝ち時計2:35.86。
もちろん弱い馬ではないですが、ドイツの馬で重馬場は得意、というのが救いか。
サトノダイヤモンドに関しては…。3馬身1/2差の4着。
まぁ良馬場になれば変わって欲しい、位ですね。
最終的に1番人気が変わっているように、「この馬場じゃ向かんだろう」という判断をされた、ということですね。
ルメール騎手はレース後に以下のコメントを出しています。
Christophe Lemaire on Satono Diamond: “You have to be really fit in this type of ground & race and he gave up in the final 150m” #ArcTrials pic.twitter.com/b2ILWSNBcA
— Racing UK (@Racing_UK) 2017年9月10日
馬場についてはフィットしなかった。ゴール手前150mでギブアップしてしまったと。
変わって欲しいですが、良馬場ならまた違うと思いたい。ペースも昨年みたいな事はないでしょうし。
私は好きな馬なのでショックですね。
オッズはサトノダイヤモンドは赤い文字があるようにダウン。
このレースの後に愛セントレジャーを突き放して勝利したOrder Of St George(オーダーオブセントジョージ)が名前が出てきました。
こんな勝ち方でした。
Relentless! Order Of St George wins the 2017 Comer Group International Irish St Leger! pic.twitter.com/oniUHZyJFl
— At The Races (@AtTheRaces) 2017年9月10日
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