ドバイワールドカップデーの出走馬プロフィール




エピカリスも出走を表明し、ドバイワールドカップ、ドバイシーマクラシック、ドバイターフ、UAEダービー、ゴドルフィンマイルに関しては既に日本からの出走馬が招待を受諾しています。
中山記念も終わって日本のステップレースはほぼ終了。
向こうでも3月上旬のステップレースが終わると、ほぼ完全に出揃います。

そんなこんなで有力馬をピックアップします。
当然時間が経過すれば徐々に変わりますので、随時更新をしていきます。

プロモーションビデオはメイダンから公開されています。ラニやリアルスティールはもちろんホッコータルマエもチョイ役で出演しています。

コースなどの情報はコチラから

ドバイミーティング コースと前哨戦

2017.03.14

ドバイワールドカップ(ダート2000m)出走馬プロフィール

日本馬:アウォーディー、アポロケンタッキー、ゴールドドリーム、ラニ

メンツはほぼアメリカ。日本馬はなかなか苦しい人気になっています。
日本のダート馬が苦しんでいるレースなので、今の評価としては仕方ないと思います。

まだArrogateは正式発表していません。3/11のサンタアニタハンデ(G1)との両睨み。
「こっちに出る」と言った段階でお手上げです。
ちなみに、ブックメーカーでは「Arrogate with a run」という「アロゲイトが出走するか?」に賭けるということができるというのが面白い。
→Arrogateはドバイワールドカップに出走するようですので、これは当然楽な相手ではありません。

フランケルが現役だった頃、「Without Frankel」という馬券もありましたね。
「あいつは除いてそれ以外の馬でワンツーを当てましょう」というもの。他の馬はなんて扱いだ…と思いました。

コースの適性上、4コーナー先頭付近にいないと勝負になりません。
日本馬はそういうレースを…と願いますが、日本の競馬がそもそもそういう感じではないので、そこが戸惑うんじゃないですかね。

オッズはBet365のもの。

 

アポロケンタッキー(日本馬:34倍)

日本馬です。
東京大賞典の勝ち馬です。よくご存じだと思うので割愛。

 

Arrogate(アロゲイト:父Unbridled’s Song:1.3倍)

言わずと知れた北米最強馬です。
トラヴァーズS、BCクラシック、ペガサスワールドカップを含む6連勝中。負けたのはデビュー戦のみ。

これで北米の馬なども回避が出てくるかもしれません。
現在ブックメーカー各社は2倍を切るオッズをつけています。多くは1.3倍くらい。これすら「美味しい」と思う程。

北米の真夏のダービー。2016 トラヴァーズSと他。

2016.08.28

2016 ブリーダーズカップ2日目 レース回顧

2016.11.06

2017 ペガサスワールドカップ レース感想

2017.01.29

 

アウォーディー(日本馬:34倍)

日本馬です。
チャンピオンズカップ2着馬、東京大賞典2着馬です。
ヘヴンリーロマンスの仔ですし、頑張って欲しいですが、ソラを使うから直前まで引き付けて抜くとかArrogate相手だと大変です。

 

ゴールドドリーム(日本馬:34倍)

今年のフェブラリーステークスの勝ち馬ですが、34倍。
左回りはマイナスはないと思いますが、書いた通り差しが決まる馬場ではないので、外回して差してくるとかほぼ無理です。
その辺でモレイラ騎手がどう乗るか?でしょうね。

 

Gun Runner(ガンランナー:父Candy Ride:11倍)

昨年のケンタッキーダービーのポイントリーダーですが、ダービーは3着。
トラヴァーズSでもArrogateに完敗し、BCダートマイルもTamarkuzの2着。

昨年11月末に行われたクラークH(G1)で初G1勝利でした。

年明けはRazorbackH(G2)をぶっちぎってきました。ここ2戦のパフォーマンスは非常に高いので、ここは狙い目かも。

2017 ドバイミーティング 前哨戦(2月下旬)

2017.02.24

 

Hoppertunity(ホッパチュニティ:父Any Given Saturday:15倍)

昨年のドバイワールドカップはCalifornia Chromeの3着でした。
BCクラシックも4着入線。北米のダートNo2組の中で上位に位置しています。

昨年と同じようにサンアントニオHから始動し勝利。
昨年は日本のチャンピオンズカップに出走したインペラティヴ相手に鼻差勝ちでしたが、今年は相手が違うとはいえ外から差し切って完勝です。

Arrogateと同じバファート厩舎。

 

Keen Ice(キーンアイス:父Curlin:26倍)

前走はペガサスワールドカップで4着でした。
この馬を一躍有名にしたのは2015年のトラヴァーズS。かの3冠馬アメリカンファラオを差し切って土をつけたサラブレッド。

昨年のBCクラシックは3着ですし、その前に走った一般戦すら3着。昨年の最後に走ったG3も2着。
あのトラヴァーズSから勝ちがありません。

ドバイワールドカップは昨年も参戦して8着。
やはり追い込みは厳しい。

最後に勝ったトラヴァーズSを。

 

ラニ(日本馬:67倍)

Bet365ではビリ人気です。

昨年のUAEダービー馬でベルモントS3着がありますが、さすがに追い込み脚質といい、前走もアルマクトゥームチャレンジR3で6着では出番はどうでしょうかね。
頑張って欲しいのはヤマヤマですが…。

 

Long River(ロングリバー:父A. P. Indy:51倍)

前哨戦であるアルマクトゥームチャレンジR3を勝利しました。
今年はR1を2着、R2を8着ときてR3の勝利。良く走っています。

昨年は挑戦していませんが、一昨年はドバイワールドカップにも出走して7着。
前走が初G1勝ちだと思いますが、それ以外だとやや荷が重い感じがします。

 

Move Up(ムーヴアップ:父Dubawi:67倍)

ラニと並んで最低人気の1頭。
トルコの芝のG2とかは勝っていますが、前走アルマクトゥームチャレンジR3を走り4着。
前々走はアスコットのG3を勝利していますが、なかなか不明です。

映像はトルコのG2。良く分かりません。

 

Mubtaahij(ムブタヒージ:父Dubawi:9倍)

2015年のUAEダービー馬であり、昨年のドバイワールドカップはCalifornia Chromeの2着でした。
昨年は内をするすると抜け出して2着なので、そういうレースがドバイワールドカップでは求められます。

相手なりに走るところがあって、昨年はG1でもG3でもついに未勝利。勝ちはそのUAEダービーまでさかのぼらないとなりません。

年明け初戦のカーリンH(OP)も2着でしたし。

2017 ドバイミーティング 前哨戦(2月下旬)

2017.02.24

勝った時はすごい馬だと思ったものですが、その後のG1勝ちがないのを見ると、なかなか…。

 

Neolithic(ネオリシック:父Harlan’s Holiday:26倍)

重賞未勝利。
前走ペガサスワールドカップに出走し、ちゃっかり3着に入線しました。

前々走の一般戦は当然相手も弱いですが圧倒的1番人気で完勝しています。
ペガサスワールドカップも2強以外はやる気のない陣営もあったりで評価が難しい所です。

 

Special Fighter(スペシャルファイター:父Teofilo:26倍)

2015年からほぼドバイに住んでいます。
昨年はアルマクトゥームチャレンジR3を勝利して出走したドバイワールドカップで4着と頑張りました。

今年はアルマクトゥームチャレンジR3を2着してから出走します。
昨年のドバイワールドカップも2番手を走っていますので、人気はないですがコース適正は高いと思います。

映像は昨年のアルマクトゥームチャレンジR3を勝利した時です。

 

Furia Cruzada(フリアクルサーダ:父Newfoundland:51倍)

元々はアルゼンチンで走っていましたが、昨年は欧州に渡ってヨークシャーオークス6着などG1もですがそれ以外でも勝利できず。
今年メイダンでアルマクトゥームチャレンジR2を勝利してR3で3着。

2017 ドバイミーティング 前哨戦(2月上旬まで)

2017.02.04

牝馬です。安定はしていますが、この中で上位に来るか?と言われるとオッズが示している通りなかなか厳しいと言わざるを得ません。

映像は2015年にアルゼンチンでのG1勝利のものです。マルペンサ(サトノダイヤモンドの母)もこのレースを勝利しています。

 


ドバイシーマクラシック(芝2410m)出走馬プロフィール

7頭立てです。
特にポストポンドもペースメーカー役を用意していないので、恐らくスローペースからの上がり勝負。
サウンズオブアースには頑張って欲しい。

 

Earnshaw(アーンショー:父Medaglia d’Oro:34倍)

ビリ人気です。
恐らく勝ちは2013年まで遡らないと実績になく(そんなこと言ったらサウンズオブアースもそうですが…)、昨年は出走無し。一昨年ドバイターフに出て5着があります。

今年は既に4戦消化し、ドバイミレニアムSではZarakの2着があります。
前走はジェベルハッタで5着。ここに入ると明らかに格下です。

 

Highland Reel(ハイランドリール:父Galileo:4.5倍)

案の定出てきました。頑張ります。
去年も香港ヴァーズからここでしたし、今年も同じローテーション。
昨年は大分活躍してキングジョージにBCターフ、凱旋門賞でも頑張りました。

昨年はスローの逃げを演出して切れ味勝負に屈して4着。今年はどう逃げるか?も注目です。

 

Jack Hobbs(ジャックホブス:父Halling:6倍)

2015年の愛ダービー馬です。ゴドルフィン。
英国ダービーはGolden Hornの2着だし、前走は英チャンピオンSでAlmanzor、Foundに次いで3着入線。
走りも大きくてカッコイイ馬ですが、欧州でNo5位からなかなか抜け出せていません。

 

Postponed(ポストポンド:父Dubawi:2.75倍)

昨年見すぎたせいか、今更感のある昨年の覇者です。
昨年はドバイシティーオブゴールドからドバイシーマクラシックでしたが、同じローテーションでした。
しかし、今年は昨年はほぼ馬なりで圧勝したのに対し、走路とか色々あったとは言え2着。昨年休まず走っていたので、一気に衰えが来ても不思議ではありません。

それでもスローの上がり勝負は得意なので、ここは願ったり叶ったりの舞台ではあります。

 

サウンズオブアース(日本馬:15倍)

JC2着馬。頑張ってくれるでしょう。
勝つシーンは想像できませんが、2着のシーンなら幾らでも想像できます。それで十分です。

 

Prize Money(プライズマネー:父Authorized:7倍)

前走はアッと驚く好走で昨年の覇者ポストポンドを同じ舞台でやっつけました。それが重賞初勝利。
しかし、この舞台は合っているはずで、2017年シーズンはメイダンでこの距離3戦消化。このレースが4戦目。

走り過ぎの感も否めませんが、それでも前々走から2連勝でその前も2着。
メイダン芝2410mはここまで連対100%です。

 

Seventh Heaven(セヴンスヘヴン:父Galileo:6.5倍)

オブライエン厩舎2頭だしです。
こっちにヘナファン騎手が乗るので、セカンドです。
まぁさすがにハイランドリールがファーストなのは当然ですが、なんというかあの馬いつもセカンドの扱いだったので。

昨年の愛オークス馬でヨークシャーオークス馬。特にヨークシャーオークスでは後の凱旋門賞馬Foundを破って一躍凱旋門賞でもダークホースになりました。

秋はどうもパッとせずにブリティッシュチャンピオンズフィリーズ&メアターフで5着、BCフィリー&メアターフで4着となかなか結果が出ませんでした。
2400mは得意ですので、距離はいいし、硬い馬場も得意。一応条件は満たしていますが、休み明けですし、どうでしょうか。

 


ドバイターフ(芝1800m)出走馬プロフィール

日本馬:リアルスティール、ヴィブロス

昨年の勝ち馬ですし、リアルスティールは当然有力馬です。中山記念は散々ですが、それでも有力は揺るがず。
ヴィブロスは「一発あるなら」という扱いです。初めての遠征ですし、力関係が不明。
メンバーとしては昨年よりはレベルが高いレースになる事が予想されます。

 

Cougar Mountain(クーガーマウンテン:父Fastnet Rock:26倍)

オブライエン厩舎の3番手。
長いこと見ている感じがしますが、まだ6歳でした。
昨年はBCマイルで8着、香港マイルで10着。G2勝ちはありますが、G1だとクインアンSでも8着ですし、悉く負けています。

今年は前走カタールのG2を走って追い込んで2着。でもG1だと厳しいというのが印象です。

 

Deauville(ドーヴィル:父Galileo:17倍)

この馬もオブライエン厩舎。ムーアが乗るのでファーストですが、久々です。
昨年のアーリントンミリオンで3着に負けて以来ですので、7ヶ月振り位でしょうか。

英ダービーは11着でしたが、アメリカに渡ってベルモントダービーという芝2000mのG1を勝利しています。ただ、所詮はアメリカの芝です。

 

Debt Collector(デットコレクター:父Thorn Park:34倍)

全く知りません。

昨年のラッフルズカップ(シンガポールのクランジで行われるG1)を勝ちました。
見る限り追い込んでいますが、これは解説しようがないです。

 

Decorated Knight(デコレーテッドナイト:父Galileo:11倍)

今年のジェベルハッタの勝ち馬です。

昨年は7月のレパーズタウンでのG3を勝利し、今年はウィンターダービートライアルというレースを勝利しています。
ということで3連勝中。

前走はきっちりゴール前で捉えて勝ちました。このレースは前哨戦と比較的リンクするので、注意が必要です。

 

Heshem(ヘシェム:父Footstepsinthesand:26倍)

フランスで走っています。
昨年のドラール賞で2着がありますし、G2勝ちもあります。
G1は多分初出走。

今年初戦はシャンティイの一般戦を走って2着。

映像は昨年のドラール賞。3着がZarak(ザラク)です。この馬は内からスルスルと抜け出してくる赤い帽子。

 

Long Island Sound(ロングアイランドサウンド:父War Front:15倍)

オブライエン厩舎のセカンド。
これも久しぶりでしょう。昨年のダンダルク競馬場のタペタコースで行われているダイアモンドS(G3)を勝利しています。

その前はベルモントダービーで6着、前々走はセクレタリアトS(G1)で2着でした。
前走は強かったみたいですが、映像が見つかりません。

 

Mondialiste(モンディアリスト:父Galileo:17倍)

昨年のアーリントンミリオンの勝ち馬です。
アーリントンミリオンというと日本だとダビスタの影響か評価が高いですが、大したレースではありません。

またイスパーン賞負け組の勝利。2016年アーリントンミリオン。

2016.08.14

昨年他のG1だとイスパーン賞は7着ですし、クインアンSも11着、BCターフはビリの12着と少し強いと手も足も出ていません。
この相手だと荷が重いと思います。

 

Mutakayyef(ムタカイーフ:父Sea The Stars:6倍)

2/25に英国でのG3 Winter Derbyに出走してくると言っていたのに出てきませんでした。
2016年9月にウッドバインマイルを走って以来出走がないので、そこですら久々でしたが…。ぶっつけです。

負けたレースですが、このレースが一番雰囲気はいいと思います。
昨年の英国際SでPostponed、Highland Reelについで3着入線。大外の外ラチ一杯を走っている馬です。
その後はウッドバインマイルでも3着。G1だと勝てていません。

 

リアルスティール(日本馬:8倍)

昨年の勝ち馬ですが、中山記念さえしっかり走れば1番人気か2番人気だったはずなのに。
まぁ昨年より強いと言っても昨年の勝ち方は非常に良いものだったので、あれ位走れればなんてことありません。

前走負け過ぎなのが気になります。

 

Ribchester(リブチェスター:父Iffraaj)

ゴドルフィンです。
昨年の3歳牡馬マイラーの3強(The Gurkha、Galileo Gold)の1頭という感じでした。
G1はジャック・ル・マロワ賞の1勝だけですが、QE2SでもMindingの2着など高い位置で安定しています。良い馬です。

 

Zarak(ザラク:父Dubawi)

名牝ザルカヴァの仔として期待され、昨年のフランスダービー2着馬。
ムーラン・ド・ロンシャン賞4着、ドラール賞3着ともどかしいレースが続いていましたが、今年初戦のドバイミレニアムSは強い勝ち方でした。
ドバイシーマクラシックと両睨みですが、さすがに向こうは相手が強いので、こっちじゃないかな。

2017 ドバイミーティング 前哨戦(2月中旬)

2017.02.18

 

Opal Tiara(オパールティアラ:父Thousand Words:34倍)

前走バランシーンで1着です。
昨年まで欧州にいましたが、G1とか大分遠いところにいました。

今年は2戦メイダンでG2を走り2着→1着。牝馬限定戦ではありますが、このレースの上位陣も本番頑張ることもあり、侮れません。

2017 ドバイミーティング 前哨戦(2月上旬まで)

2017.02.04

2017 ドバイミーティング 前哨戦(2月中旬)

2017.02.18

 

Very Special(ベリースペシャル:父Lope De Vega:26倍)

昨年はケープヴェルディ⇒バランシーンと2連勝で挑んだドバイターフで6着。
ドバイターフでは一旦先頭に立ち、突き放しましたが最後バテてしまいました。

昨年はその他にはファルマスSでアリススプリングスの2着など欧州でも頑張りました。

今年はケープヴェルディで1着→バランシーン5着と順位は落としていますが、逃げ先行はできているので見せ場はあるかもしれません。

 

ヴィブロス(日本馬:26倍)

中山記念位走れれば、そんなに悪いレースにならないと思います。
問題は遠征がどうか?ですが、やってみないと分かりません。

無事ならそこまで差がないんじゃないかな。

 

ここからは馬券関係ないレースなので、更新はまだです。