Cotillion Stakes(G1・パークスレーシング・ダート1 1/16 m・Fast)

Songbird(ソングバード)が当然ながらの主役です。10戦無敗。
ここでついに激突することになったケンタッキーオークス馬Cathryn Sophia(キャサリンソフィア)。
ケンタッキーオークスの後、エイコーンSを3着と負けた後、前走一般戦を馬なりで圧勝。復活してきました。
エイコーンSの勝ち馬でCCAオークスでSongbirdに抵抗したCarina Mia(カリーナミア)は、前走1400mのバレリーナSで3着。
3強というべきか、1超強+2強というような戦いです。
レースはSongbirdが逃げませんでした。
内のCarina Miaが掛かり気味に上がっていったというのもありますが、無理に逃げてばかりではBCでは楽ではありません。
とてもいいことだと思います。
3番手にDisco Roseを挟ん4番手の外にCathryn Sophiaという展開です。
逃げてないので、直線の雰囲気はいつもと少し違う感じがしました。
コーナーで外からじわっと並びかけ、直線はいつもの光景。Cathryn Sophiaはコーナーで遅れてしまいました。
勝ち時計は1:44.02。
2着のCarina Miaには5馬身3/4差。3着のCathryn Sophiaは2着から6馬身3/4差。
これだけ差があると現状では何回やってもひっくり返る事はないと思います。
勝ったSongbirdは11戦11勝。G1は7勝目。
次はBCディスタフです。ここの上位3頭が出走予定していますが、全頭初の古馬牝馬が相手になります。
相手が特に弱かったのか、それともSongbirdが世代を超えた特別な馬なのか?
BCで分かると思います。
Pennsylvania Derby(G2・パークスレーシング・ダート1 1/8 m・Fast)

G2ですが、3歳馬の最後の戦いという様相です。
ケンタッキーダービー馬Nyquist(ナイキスト)がハスケル招待4着以来のレースです。
プリークネスS馬のExaggerator(エグザジェレイター)は皆勤賞を続けていて、前走トラヴァーズSは大きく崩れて11着。
ケンタッキーダービーでは期待したものの出てこなかったTapit産駒のCupid(キューピッド)。
インディアナダービー→ウエストバージニアダービーとG2のダービー連勝中。前走も非常に強い勝ち方でした。ダービー3連勝を狙います。
ケンタッキーダービーのポイントリーダーであるGun Runner(ガンランナー)。
こちらもハスケル招待5着→トラヴァーズS3着となかなか勝ち切れません。
前走キングスビショップS(G1)4着だったSummer Revolution(サマーレボリューション)、ハスケル招待6着も前走スマーティージョーンズS(G3)を勝ったAwesome Slew(オウサムスルー)。
非常に見にくいですが、Awesome Slewが逃げて芦毛のCupidが2番手。
ケンタッキーダービー馬Nyquistは3番手、内でGun Runner、その後ろの内目にConnect。
相変わらずスタートの悪いExaggeratorはスタート直後最内に行き、そこから徐々に進出しています。
直線は内を突いたConnectが先頭に立ち、Nyquistが伸び悩む中、大外からGun Runnerが追い詰めます。
最後は際どい勝負になり、半馬身差Connectが振り切って勝利しました。
勝ち時計が1:50.20。時計としては強調できる数字ではないです。最近は50秒を切るケースの方が多いので、最近だと最も遅い時計です。

勝ったConnectはこれで6戦4勝。重賞初勝利です。
リステッドレースを含めて3連勝してトラヴァーズSに挑戦したものの6着。
それがこのメンバー相手に勝利。
2着にはGun Runnerです。トラヴァーズS3着から。
ケンタッキーダービーは出ました(3着)が、残りの2戦は回避。結果的にはこれがいい方に出てるんでしょうかね。
6着だったNyquistの直線の感じだとカリフォルニアクローム云々言ってるレベルではありません。
早熟性はもちろん必要なので、悪い事ではありませんが、ケンタッキーダービー時と比べると力に差がないということでしょう。
Exaggeratorはこの2戦は勝負に加わっていません。7着。
2016年は休みなく1ヶ月に1戦以上のペースで走り、これで9戦目。さすがに疲れもあるんじゃないでしょうか。日本だったら確実にそう言われていると思います。
レースとしては寂しい感じです。
春あれだけ期待されたNyquistにもファンとの間に秋風が…。BCクラシックに登録はありますが、この結果だと期待している人は少ないでしょうね。
このレースの上位陣はGun Runnerを除くと実績のない馬達が占めました。
クラシック組の不振は考え方によってはどんどん強いのが出てきて面白いとも言えなくもありませんが、強い馬には強いままを期待してしまうのもファンでしょう。
BCでどれだけ存在感を示せるでしょうか?
カリフォルニアクロームと直線で並ぶ位のレースはしてほしいものです。
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