競馬ブログで大変だと思うこと
私は見ての通り競馬ブログをやっています。
これは結構大変です。
ゴールデンウィークですし、たまにはこういうのも書いてみたくなったので書きます。
「オレこんなに頑張ってる」アピールではなく、コンテンツが「競馬」というのは少し工夫がいるなと思っている所です。
普遍的なものであれば実は1つ記事書いてホームページを飼っているだけで、アクセスは来ないことはありません。
例えば「システムのソフトAのインストールからデモ環境構築まで」とかだと、実際にそのソフトが使われなくなるまで期間がありますので、それなりにアクセスが来ます。
人の為になる記事を書けば書くほど好循環を生んでいきます。ロングテールSEOってやつですね。
従って、そこまで頻繁に更新しなくても、いい記事を定期的に上げれば実はジワジワとアクセスが来るようになるものです。
「定期的に」がミソですが…。「継続は力なり」でブログの最も難しい事の1つに「継続する事」がありますから。更新されずに放置されるゾンビブログが多いのはご承知でしょう。
私もそれを何個も飼ってますので、下手には言えません。これが本当に難しい。。。
ブログ(特にアドセンスなど)で広告収入を得るには、どうしてもページを見て頂かないと始まりません。
そのためには、なんとか頑張ってビッグキーワードではない「ちくりと刺さる記事」を書く事ができなければいけません。
が、こと競馬にしては簡単ではないと痛感しています。
理由はぱっと思いつくだけでも3つ浮かびます。
- とにかく情報の鮮度が短い
- 見たい情報は予想
- そもそも転がっている情報が多い
とにかく情報の鮮度が短い
毎週レースがあるため、情報の鮮度が短いです。
新聞と一緒で、レース翌日には前日のレース予想はほぼ無意味になります。
1年前の天皇賞の予想なんて誰が欲しいでしょうか?今更になって「注:カレンミロティック」なんて記事を見つけた所で1銭の得にもなりません。
あっという間に情報が生まれ、一気に消費される現代社会の縮図みたいなのが競馬(というかこういうギャンブル系)のブログの性です。
従ってとにかく走り続けなければならない、これが非常に大変。
マグロのように泳ぎ続けなければ死んでしまいます。
特に予想なんてのは
「NHKマイルカップの本命はメジャーエンブレム♪だって強いと思うし栗毛がカワイイ♡」
みたいな予想などブログ主がすごく可愛いならともかく、普通の人の場合は「おっさん黙れ」となるため、それっぽい理由をあれこれ考えなければなりません。
仮説検証を繰り返す会社経営みたいなことを延々を続けるには仕事にしないと割に合わん、という位です。
G1だけならまだしも、言い方悪いですが「普通の重賞」まできっちり予想を書いている人はブログが麻薬になっていないと続けられないと思います。
見たい情報は予想
これも結構シビアです。
基本競馬をやっている人の多くは「当てたい」なので、欲しい情報はこの情報になります。
競馬予想のブログは乱立しており、有料のものもあったりして激しい戦いを繰り広げています。
手の内を明かしますと、レース回顧を主としているのはズバリ「書きやすいから」。
だってそうでしょう。
仮説・データ集め・シミュレーションなど予想に必要な項目は自分で探さないといけません。
翻ってレース回顧は、「結果ありき」で書けます。
この差は意外に大きいです。
結果、結果から導ける情報収集先、レース映像、競馬場に行ったらその雰囲気。
どれもこれも既に手元にある状態で書けばいいので、まだ楽です。予想を続けるよりも。
予想は当たらないと信用を失いますが、レース回顧はその心配もありません。
説得力のあるレース回顧さえ書ければ(といってもこれはかなり意識はしていますが…)、これはこれで自分の立ち位置を確立しやすい場所です。
そもそも転がっている情報が多い
これもまた困ったものです。
JRAも「データマスター」とか言ってG1とかだとデータを公開しています。
また、スポーツナビで以前書いていたので相変わらず他の方のブログを見ていますが、G1前になると出るわ出るわ。
情報処理するだけでお腹一杯です。
従って競馬予想ブログはそもそもライバルが多いです。
また、いわゆる「プロ」と言われる人もブログを書いています。が、そのプロとアマチュアの差が競馬予想については著しく小さいのがややこしい。
「プロは回収率400%」とかの世界ではないことは重々承知しているが故に、アマチュアでも差がない世界。
プロの方は実際に調教を見たり、厩舎関係者に話を聞けたりするでしょうが、それが大きな差にならないのが競馬予想です。
だからこそ、アマチュア予想家のデータ分析が色々出て、その結果乱立する結果に。
余程優れたデータ解析をするならともかく、一般的な解析では他とは差が付きません。そういうブログという事が分かると、人は積極的に来ません。
他に幾らでもありますから。その人はそのブログを見捨て、自分にとっての最適を探すだけです。
次も腐るほどあるので、移るにも苦労しないでしょう。
「情報が少ない時なら勝負できる」と思うでしょうが、その場合は注目度が低すぎて来ません。
「本日の第4レース。3歳未勝利ダート1400mのデータ解析」とか書いたとして、いくら素晴らしい文章とデータ解析だとしても、そうそうアクセスは無いでしょう。
私がやっていること
主に4つを意識しています。
- 写真を混ぜてレース回顧を書く
- 海外競馬を少し詳しめに(できてないけど)書く
- 海外競馬の予想を書く(これも出来てないけど…)
- コラム的なものを書く
一番上のレース回顧+写真というのは実はあまり居ません。
競馬写真ブログは色々あります
レース回顧ブログも色々あります。
でもこの2つを足しているブログは少ないと思います。
レース回顧1本足でいければそれはいいですが、そこまでの文章力と分析力ではないと思います。
写真一本足で行くには、そんなカメラと腕ではありません。
ただ、2つを足し合わせれば、少しは説得力は増します。
なぜなら、現地に行った訳ですから。競馬ファンとしてこれ以上の説得力はないでしょう。あの空気も伝えられるのですから。
大きな問題として「行かなければならない」というのが楽ではない所も。
海外競馬も差を出すには重要です。
ただ、これも難しいのはマニアックすぎてもいけないですし、真面目に回顧しても分かる人が限られてしまう恐れがあります。
そしてこれを書くには情報収集が面倒であり、レースを見るのが深夜だったり早朝だったりします。
そしてこの手の記事はロングテールが効果を発揮します。
これから海外馬券を売り出すとのことですし、予想は頑張っていこうとは思っています。難しいですけどね。
そしてこういうコラム的なものを書くことです。
はっきりとロングテール狙いです。
この記事に1日アクセス1人でもいいので、それを狙っています。
競馬ブログを書いている人に「なんか分かるー」と言ってもらえないかな。
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